番組の編成傾向
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「ニッポン放送番組一覧」の記事における「番組の編成傾向」の解説
在京中波ラジオ局では最後発にあたり、他局よりも一層の番組開発に力を入れてきた面があり、1964年3月にオーディエンス・セグメンテーションを開発し、2018年4月時点でも民放ラジオ局の番組編成の基礎として採用されている。いち早くセグメント編成・スポンサーとのタイアップ・番組連動のリスナー参加イベントの開催など、親近感のある放送局カラーを打ち出した結果、ビデオリサーチによる聴取率調査では、首都圏ラジオ局での聴取率首位を長年維持してきた。 しかし、平日午前に編成されていた『玉置宏の笑顔でこんにちは!』の終了、深夜放送枠『LF+R』の失敗以後、行き場を失った「縦ライン」聴取者の取込み策を行う編成を実施して行った競合局であるTBSラジオに聴取率調査において2001年8月以降、後塵を敗する様になり、80年代に開始し、長年看板番組となっていた『鶴光の噂のゴールデンアワー』『高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団』がそれぞれ終了。その後も歯止めがかからず、2010年10月の調査で、J-WAVEに2位を奪われる結果が続き、その状態は2018年4月時点で100期連続して継続していた。しかし、2020年9月の聴取率調査にて14年振りにTBS・J-WAVEと同率ではあるが聴取率首位を達成した。2018年12月以降TBSラジオは聴取率調査やいわゆる「スペシャルウィーク」を取りやめ。その一環で先だって2017年シーズンをもってプロ野球中継から撤退した。そのため、野球のリスナーは『ショウアップナイター』に流れるようになり、好調が続いている。深夜帯に関しても数年に一度パーソナリティの若返りを頻繁に行っている『オールナイトニッポン』が巻き返しを図っており、この流れが後続の『オールナイトニッポン0 (ZERO)』や『あさぼらけ』にも波及。2022年4月から全国27局ネットに拡大、この時間帯としては過去最大の放送局数になった。 タレントの番組起用については「売れている時、売れそうな時にしか使われない」としてすぐに切り替えられるため、「いい時だけのニッポン放送」と揶揄する言葉も存在する。聴取率向上のため、平日若しくは祝日の午後に「ニッポン放送ホリデースペシャル」と銘打ってレギュラー箱番組の長尺版や実質的な次の編成に向けた「パイロット番組」として特別番組を編成する場合がある。その結果、ラテ兼営ではない民放キー局もしくはNHK出身の女性アナが平日の午後や夕方の帯で番組を担当するケースが多発している。 2006年4月1日からのフジ・メディア・ホールディングス最上位企業である、フジテレビジョンの完全子会社化以降、2005年から2012年迄同局とのダブルネーム番組を編成して来たが、2012年以降は編成されず、逆に最後のダブルネーム番組に出演していた同局元アナウンサーがフジテレビは同じ放送グループの文化放送のレギュラー番組に出演以後、ダブルネーム番組を編成する事が増えた。しかし、2020年4月時点で、2019年5月のナイタースペシャル枠にて、7年振りにフジテレビ女性アナウンサーが番組を務める単発枠が復活した他、ゲストではあるがフジテレビの遠藤龍之介社長が同局の番組に出演した。 同局の番組編成情報や出役である局所属アナウンサーの人事情報について、新聞人事として資本系列グループであるサンケイスポーツにて取材して貰い発表するケースがある。 日曜深夜の放送休止枠にて、報道部制作の「報道ドキュメンタリー」などの単発特別番組を放送することが多々あり、その特番後に、メンテナンスタイムに入る場合に番組終了後のステブレCMを省略することもある。 NRNの他局からネットを受けるレギュラー番組は『キャイ〜ンの家電ソムリエ』(KBCラジオ)のみで、同業他局と比べると少ない。 2014年3月31日4:59.45より、日中の「1242.com」時間帯において、「キンコーン」という効果音に続けて次番組の予告をするクロスプログラム手法を採用した。初期はワイドプログラムすべてにおいて適用していたが、2015年ごろからは減少し、2020年7月の改編以降平日昼から午後帯で正時で開始する番組が減ったことでステーションブレイクレスで番組が始まるケースが増えた。
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