パイロット番組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 23:13 UTC 版)
パイロット番組(ぱいろっとばんぐみ)は、映画やテレビドラマなどでいうパイロット版と似たもので、テレビ番組がレギュラー化される前に制作される番組である。放送局内部で検討材料とするためだけに制作されるものと、視聴者の評判をリサーチするために特別番組として単発で放送されるものがある。 バラエティではNHKが定期的に制作しており、午後8時台など民放でいうゴールデンタイムで単発放映され、そのうちの一部はレギュラー放送化される。近年は特定の季節・時期を選んで「NHK番組たまご」(2005年 - 2013年)などシリーズとしてパイロット版を放送し、その後視聴者の意見を反映してレギュラー化する試みがされている。さらに、近年は『ニュース シブ5時』や『サタデーウォッチ9』など報道・情報番組でもスタート前にパイロット版を1度放送することが多い。また、Eテレ(教育テレビ)では、複数のミニ番組のパイロット版をプレゼンテーション形式で披露する番組『青山ワンセグ開発』→『Eテレ・ジャッジ』、BSプレミアムでは『レギュラー番組への道』がある。 民放ではバラエティ番組の場合、パイロット番組は土・日曜の午後あるいは深夜帯(日本テレビの『サンバリュ』のようにそのための枠が確保されている事もある)、また改編期や年末年始に単発特番として放送され、その後ゴールデン・プライム帯でも放送してからレギュラーに昇格することが多い。また、報道・情報番組の場合は流れを確認するためのシミュレーションを兼ねて、放送に乗らないが実際のスタジオやサブを使い、屋外の中継も含めて本放送同様の流れでパイロット版を収録する。この模様は番組として放送はされないが、事前のPRで一部放送される事がある。
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