リスナー参加イベント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 03:23 UTC 版)
「サンデーベスト」の記事における「リスナー参加イベント」の解説
滝沢時代に頻繁に実施されていたPOP TOWN(ポップタウン)は、毎週日曜15:00からRSKのラジオ第1スタジオ(現在のテレビニューススタジオ)でリスナー達を集めて行われていたいわゆる公開録音イベントであった。イベントに参加した常連リスナー達の中から後に「お茶汲み隊」を結成する椿屋京豚などを輩出した。集まったリスナーの中から希望者を募りニューリリースの曲を紹介してもらっていた。当然そのときの曲紹介コメントは本放送時に放送された。瀬戸大橋が開通した'88年にはJR児島駅前で開催されていた瀬戸大橋博のイベント会場でPOPTOWNが開催されている。 ポップタウン誕生のきっかけは、一時降板しながら1年で復帰する程リスナーからの人気・信頼が高かった島田博から後任として番組を引き継いだ滝沢に対して当然の如くリスナー達からの反動的な意見が殺到し、滝沢が「それならこんな事を書いてよこす奴らの顔を見てやろう」と思い立った事にあった。最初のポップタウンの参加者はたった7人と少なかったが後に整理券を配らなければならなくなる程リスナーが殺到するようになる。この時の思いつきが後に番組の代表的な人気イベントとしてリスナーとの間の絆を深める重要なファクターとなり「サンベスといえばポップタウン」とこの時代の多くのリスナー達の良き思い出としてその後20年以上経っても記憶に留める助けとなったのある。その後、滝沢はリスナーから島田以上の人気と信頼を獲得したのは言うまでもない。 そんな中、洋楽、ひいては音楽とは全く関係ない趣旨でポップタウンに参加する集団があった。後にお茶汲み隊のメンバーとなる椿屋京豚が操山高校時代に参加していたプロレス愛好家集団「ストロングマチーン軍団」である。彼らは主にポップタウン開始時のタイトルコールとなる「雄叫び」を受け持つようになる。後に彼らのうちの数人(京豚含む)が(かつての)学生プロレス集団「O.P.G.(俺たちプロレス軍団)」を結成する事になるのである。 番組の代表的イベントへと成長していったポップタウンもバロム1時代以降は予算等の事情により開催の頻度は極端に減り、毎年末に行われる「サンベスオールナイト」の先行イベントとして当日の午後にRSK本社ロビーで開催されるもののみとなっていったが、地元密着型のローカル音楽番組として番組(パーソナリティ)とリスナーの絆を深めるための重要な役割を果たしていたといえよう。そんな年末POP TOWNも横須賀時代を最後に行われなくなってしまった。 また、滝沢時代の倉敷市笹沖のデパート「サブリーナタウン」特設ステージでの夏のポップタウンやバロム時代の県営グラウンドでの缶蹴り大会、安田時代の岡山市民会館でのイベント(エコーズのライブあり)、横須賀時代のRSKメディアコムでのポップタウン、藤が鳴フルーツパークでのデイキャンプ、武田時代の津山市吉井川河川敷・後楽園入口でのリスナーミーティングなど、不定期もしくは一回限りのイベントもその時々によって行われたりしていた。このような地道な小規模のイベントがパーソナリティとリスナーとの距離を近づける良い機会となり、リスナーを獲得するきっかけとなっていたのである。
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