無線LANシステム
オフィスや工場等におけるホストコンピュータ及び情報処理端末機器相互を結んだLAN(Local Area Network)の構築に、従来有線を利用していたものを、電波を利用してLANに一層の機能性や柔軟性を持たせたシステム。
近年、情報通信の果たす役割は極めて大きく、パソコン、 OA機器等の各種情報処理端末機器の出現に伴い、オフィスや工場等におけるLANの利用形態の多様化が進んでおり、より柔軟性のある情報ネットワークの構築が求められています。こうした状況に応えるため、従来有線によってリンクされていた機器群の接続を無線による接続とし、場所や状況による制約を減らし、その構成に自由度を持たせることで、情報処理機能のアップを図ることを目的としています。最近では、無線LANシステムをインターネット接続のための加入者側のアクセス手段(いわゆるラストワンマイル)として活用される場合もあらわれてきています。
2.4GHz帯については、平成4年12月には技術的条件等を定めるために関係省令が改正され、実用化されました。また、平成11年10月には使用周波数が拡張され、さらに、平成14年2月により高速に通信を行えるよう高度化されました。
5GHz帯については、より快適にデータ通信を行うことができる高速な無線通信システムの実現が期待されていることをふまえ、平成12年3月に屋内専用の無線LAN、平成14年9月に屋外でも使用できる無線アクセスシステムの技術的条件等を定めるために関係省令が改正され、実用化されました。
特徴- データ伝送速度が高速なため、比較的大容量のデータ伝送に適している。
- 高速伝送が可能なため、誤り訂正を行ってもスループットを確保できる。
- 端末の移設・増設の際に設置工事が不要であり、経済的な回線構築が容易に実現できる。

よくある質問
【無線LAN】
Q1. 無線LANの技術基準について教えて下さい。 |
A1. 2.4GHz帯及び5.2GHz帯(屋内用に限る)の無線LANの主な技術基準については別紙のとおりになりますが、詳細な技術基準については以下の法令等をご確認下さい。 |
A2. 日本国内で無線機器を使用する場合には、原則として電波法に基づく必要な手続きを済ませたものである必要があります。 |
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