災害特別放送
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「ニッポン放送番組一覧」の記事における「災害特別放送」の解説
これはNHKが行う「安否情報」と同一の趣旨で行われる特別編成。 東京や首都圏で震度5強以上の地震が発生し、大きな被害が起きた場合、通常編成の番組を返上し、災害特別番組へ移行する。アナウンサーと報道部デスク主導で放送され、『ラジオライフラインネットワーク』『首都圏学校安否情報』『首都圏お勤め先安否情報』を含めて情報を発信するもの(2011年9月1日「あなたとハッピー!」より)。 もともと1964年の新潟地震の際に新潟放送とNHKで放送された「尋ね人」という市民の安否情報が大変有効であったことを受け、特に昼間人口の多い有楽町にあることから周辺の勤務者の安否を組織的に集約して放送する「お勤め先安否情報」を1978年に開始。その後、災害時の留守宅家族の関心事は学校に行っている生徒・児童たちの方が高いということがわかったことから1981年に「学校安否情報」を開始したという経緯がある。 2019年からは『タクシー防災レポーター』『理容防災ネットワーク』も開始。 これが初めて始動したのは2011年3月11日の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)発生時である。 詳細はラジオで安心 ニッポン放送防災ナビを参照。 ラジオライフラインネットワーク ニッポン放送を含む、在京ラジオ局がライフライン情報を共有するネットワーク。 3月11日と9月1日は「ラジオ災害情報交差点」として訓練放送を行う。 首都圏学校安否情報 東京・神奈川の私立小学校・中学校・高等学校と、国立大学付属の小学校・中学校・特別支援学校等の生徒の安否を学校単位で収集し、随時放送。対象となる学校はサイト内に掲載もされている。 この情報に関しては9月1日の午前9時と午前10時に8分程度の模擬放送を行い、夏期休業に入る前に各学校に連絡される。 このネットワークを活かし、毎年1月~2月は『入試時間変更等緊急連絡放送』としても活用している。これは大雪や地震などの自然災害により、東京・神奈川の私立中学・高校の入試日程の変更という事態が発生した場合、当日早朝に各学校から報道部にFAXを入れてもらい、試験実施日の朝6時~7時に放送される生放送番組内で随時放送するもの。 首都圏お勤め先安否情報 東京都内の27万人を対象に、エリアを12に分けてビル単位(協定を結んでいる有楽町・丸の内・大手町・新宿地区のビル・地下街230件が対象)で情報を収集し、安否を放送する。対象となるビルはサイト内に掲載もされている。 タクシー防災レポーター制度 災害発生時、東京都内の法人タクシーの協力により、36社37台のタクシー防災レポート車に乗車するドライバーに周辺の被災状況、道路状況等を電話またはメールで伝えてもらうシステム。情報は生放送での紹介だけでなく東京都地域防災計画に基づき、東京都災害対策本部に防災行政無線FAXで送ることとなっている。 この情報に関しては9月1日のワイド番組内で8分程度の模擬放送を行う。 理容防災ネットワーク 災害発生時、都内の理容店の協力により、地元の被災状況、周辺の道路状況等をFAXまたはメールで伝えてもらうシステム。こちらもエリアが7地区に分けられている。 この情報に関しては9月2日のワイド番組内で8分程度の模擬放送を行う。
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