満天家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 21:02 UTC 版)
家族構成は完人、両親、祖父の4人。祖母は故人。関連性は不明だが、作者が後年、「百丸」名義で執筆した『お届け者ウルルン』3巻にて「満天小学校」という名称の学校が登場する。 満天完人(まんてん かんと) 本作の主人公。花丸小学校6年1組。愛称「カンニン」。 テストはほぼオール100点で、成績はもちろんトップクラス。だが、それはあらゆる「カンニング」のお陰である。完人が使用するカンニングの道具は作中ではカンニングッズと呼ばれ、その中でもカンニングの道具としては定番と言える答えが書いてある消しゴムである「ケッシーくん」は最も代表的なものであり、1号、2号、3号・・・と数多くのバリエーションが生み出された(ほとんどは1話限りしか使用されないが、1号は完人が作中で初めて使用したカンニングッズであるためか最終回で再登場を果たした)。一方、運動神経は抜群である(ただしなぜかバスケットボールは苦手で自力でのシュートが一本も入らない)。将来の夢や進路は不明だが、カンニングのプロフェッショナルを目指しているらしい(本人もカンニングでは生活していけないことは理解している模様)。また、他者にカンニングがばれた際にカンニングをばらさない代わりにこき使われることもある。 なお、自力で勉強している努力家な描写(第1巻など)があり、テスト当日にカンニングなしで自力でほぼ回答を埋めていることから、全てにおいてカンニングのみで満点を取り続けているわけではないようだ。ただし作中で何度かカンニングッズを忘れるなどの失態を犯し極端に低い点数を取ったり(抜き打ちテストや事故なども含む)、「dog」=「猫」、「cat」=「犬」と思い込んでいる描写があることから、どちらにしても素の学力は低いようである(最終回で、あることがきっかけで一時的にカンニングをやめた時は全てのテストで0点を取っていた)。また、時の神との対決時には「本気出したら解けない問題なんかない」とも言い張る度胸を持ち合わせている。 小4の時、偶然にもポケットに入っていた「漢字の書き取り練習用紙の切れ端」を見たのがカンニングを始めたきっかけで、それまでは劣等生だった。ちなみに、普段頭に巻いている「百点満天」のハチマキはゆいの手作り。なお、完人のカンニング技術は祖父や父の血筋であるといえる。 趣味は作中の描写から察するにテレビゲームや外で遊ぶことである様子。愛称の「カンニン」の由来は、入学当時、担任の金内から名前を「まんてん かんにん」と読み間違えられ、クラスメイトにもその名前でからかわれ嫌味になるも、ゆいにその名前が好評だったことから、「カンニン」の愛称で通す事にした。 ちなみに、明らかに普通に勉強して満点を取るより手間がかかるようなカンニング(マックじいとの通信をおこなうためにモールス信号を会得するなど)を行うことがあり、そのことは単行本のカンニングッズの解説でも触れられたことがある。 満天幕金太郎(まんてん まっきんたろう) 完人の祖父。愛称「マックじい」。 完人のためにあらゆるカンニング道具を開発したり、自ら学校に赴いて完人の手助けをしたりする。彼が作ったカンニング道具は身近なものに見えるが、殆どは現代の科学力を遥かに超えており、到底マネしたり再現することができないものがほとんどである。満点家の地下に勝手に作った秘密基地で製作している(その費用は取江から密かに少しずつくすねている。そのことを取江に告げ口しないことを条件に完人のカンニングの手伝いをさせられることになる)。近所に住む「お静さん」に好意を寄せている。ちなみに、幼少期の頃のあだ名は「はなたれまっきん」。彼自身も、この頃からカンニングをしていた。花丸小の校長・花丸々とは顔なじみ。 お静さんから貰った壺を完人に(事故同然に)壊された際、完人に地獄の試練を与えたこともある。 名前の由来はアップルのマッキントッシュから来ている。そのためか最新機器には目がない。 満天豪海(まんてん ごうかい) 完人の父で、金日本プロレス(全日本プロレスのパロディ)所属のプロレスラー。40歳。リングネームは「ラビットマスク」で、リングネーム通りウサギのマスクをつけている。息子の完人や妻の取江には正体を隠している(表向きの職業は不明だが、海外出張していることになっている。その理由はプロレスラーになると言った際、取江に「離婚だね!」と言われたため)。名前の通り豪快な性格で、かなりの駄洒落好きでもある。視力が悪く度付きサングラスか幕金太郎の製作したコンタクトレンズをつけている。完人の幼い頃にカンニングをするなと教え込んでおり、行った場合「おちんちん、ちょん切るぞ」と脅迫している。ちなみに、背中にハサミを隠し持っている。脇役として登場する警察官のサトルとは幼馴染。 実は彼自身も子供のころからカンニングばかりしていた。 満天取江(まんてん とりえ) 完人の母。純粋でおおらかな性格のため素人レベルのマジックに驚いたり、幕金太郎が秘密基地の費用をこっそり拝借していたのにも気づかなかった。子供の頃は優等生だったらしい。 満天才子(まんてん さいこ) / 旧名:宇留才子(うる さいこ) 完人の祖母。既に故人であり、完人が2歳の時に他界した。完人がタイムマシンで過去に行った際に子供の頃の彼女と出会う(マックじいの発明品の副作用でタイムパラドックスが生じたのか、この時、祖母の才子も登場し、完人に芋をご馳走した他、未来に帰るための鍵となる掛け軸を渡した)。この頃から幕金太郎と許婚だったが彼女自身は完人に惚れてしまうが、最終的にはマックじいと結ばれた。
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