民営化後の横須賀・総武快速線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 09:15 UTC 版)
「横須賀・総武快速線」の記事における「民営化後の横須賀・総武快速線」の解説
両線の車両は国鉄時代から113系1000番台・1500番台で、全車冷房化が完了、民営化後もそのまま使用され続けていたが、ダイヤ上の最高運転速度は100 km/hで、製造以来20数年を経過していたため新型車両に置き換えられることになり、1994年(平成6年)12月3日のダイヤ改正からステンレス製車両E217系電車30両(基本編成11両×2本、付属編成4両2本)が営業運転を開始した。また、この改正から、東京駅 - 成田駅(一部は成田空港駅)間に平日のみ朝上り1本、夜下り1本の通勤快速が運行開始した(詳細は後述)。1999年(平成11年)12月4日のダイヤ改正で幕張電車区の113系1000番台・1500番台がE217系に置き換えられ、同時に最高速度も100 km/hから120 km/hに引き上げられた。これにより、東京駅 - 千葉駅間の所要時間が平均2 - 3分短縮され、最速で38分になった。なお、113系は同年11月23日に「さよなら快速113系号」が津田沼駅 - 横須賀駅間往復の団体列車として運転された。2001年(平成13年)12月1日より湘南新宿ラインの運行が開始され、横須賀線からはデータイム(新宿駅基準で10時〜17時)に新宿駅 - 逗子駅・横須賀駅まで毎時1本運転された。使用車両は215系とE217系であった。なお、この列車は2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正の前日まで運行された。 2004年(平成16年)2月29日にATCの設備老朽化に伴い、東京トンネル(品川駅 - 錦糸町駅間)内の保安装置がATCからATS-P形への変更により、閉塞方式を車内信号閉塞式から複線自動閉塞式へそれぞれ変更した。これで、すでに東京トンネルを挟む横須賀線や総武快速線の区間ではATS-Pが導入されていたことから、保安装置の一本化が実現した。2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正から、特別快速が東京駅 - 内房線館山駅間で平日のみ1往復運行されたが、2017年(平成29年)3月4日のダイヤ改正をもって、登場からわずか約2年で廃止された。 2018年(平成30年)9月4日に、JR東日本がE217系を置き換えるための新型車両:E235系1000番台を新製すると発表 、12月8日には新小岩駅のホームドアが使用開始され、本系統およびグリーン車付き列車では初のホームドア使用となった。2019年(平成31年)3月16日のダイヤ改正により「ホームライナー千葉」が廃止、同年(令和元年)10月12日に令和元年東日本台風(台風19号)による大雨の影響で、武蔵小杉駅横須賀線構内が浸水する被害を受けた。2020年(令和2年)12月21日にはE235系1000番台の運行が開始された。
※この「民営化後の横須賀・総武快速線」の解説は、「横須賀・総武快速線」の解説の一部です。
「民営化後の横須賀・総武快速線」を含む「横須賀・総武快速線」の記事については、「横須賀・総武快速線」の概要を参照ください。
- 民営化後の横須賀・総武快速線のページへのリンク