民営化後の収縮と拡大とは? わかりやすく解説

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民営化後の収縮と拡大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 03:04 UTC 版)

カナディアン・ナショナル鉄道」の記事における「民営化後の収縮と拡大」の解説

株式公開成功続きCN積極的な合理化進め、省燃費新型機関車購入をするなどの方策により、最高の株価記録したカナダ全土にある多く支線1990年代終盤までに整理され、それを引き継いだ多く独立系短距離路線鉄道改め設立された。こうした路線合理化は、ハリファクスシカゴトロントバンクーバープリンスルパートといった東西を結ぶ貨物輸送CN中核事業たらしめた。DWP路線使用したウィニペグシカゴ間の列車の運行はじめたカナダ国内での撤退加えアメリカ国内南北方向への路線延長会社方針とした。アメリカ国内鉄道会社再編進行中であった1998年CNイリノイ・セントラル鉄道(IC)を買収したICバンクーバーノバスコシアを結ぶCN路線を、シカゴからニューオーリンズへの路線接続するものであった。この、ひとつの鉄道会社買収したことが、CN企業としての目を、カナダ国内東西を結ぶということだけでなく、北米自由協定基づいて南北を結ぶということに向けさせた。CNは、カナダ国内資源アメリカ中心地域、そしてカンザス・シティ・サザン鉄道通じてメキシコ輸出する企業へと変貌遂げた1999年CNと、アメリカ第二鉄道会社であるBNSF鉄道合併協議入っていると発表したその際新会社として北アメリカ鉄道設立しCN民営化に基づき本社モントリオールに置くこととした。CN社長ポール・テリエとBNSF社長ロバート・クレブスによるこの発表に、競合する一級鉄道であるユニオン・パシフィック鉄道(UP)やCPR抗議した利用者たちは1998年にUPがサザン・パシフィック鉄道買収した際にテキサス州南東部においてサービス低下混乱招いた経験から、これに反対した。これらの圧力により、連邦陸上運輸委員会(英:Surface Transportation BoardSTB)はすべての鉄道には合併までには15ヶ月猶予課すこととしとりわけCNBNSF合併阻止しようとした。その結果、この合併撤回された。 STBによる猶予期間終了後2001年CNはウイスコンシン・セントラル社(WC)を買収した。これによって、CNミシガン湖スペリオル湖周辺鉄道網入手でき、シカゴカナダ西部の間をより便利にすることができた。WCカナダ国内にもスーセントマリーアッパー半島接続するアルゴマ・セントラル鉄道という子会社持っていたので、これもこの買収含まれた。WC買収CNEWSオーナーをも意味したEWSWC主導設立され合弁会社イギリス最大貨物鉄道会社であった2003年5月13日ブリティッシュコロンビア州政府国営企業であるBCレール(BCR)の車両設備オークション方式売却する発表した州政府はいわゆる地上設備、つまり路線線路敷設保有する11月25日CPRアメリカ企業退けCN10億カナダドル落札した譲渡は翌2004年6月15日終了したCPRを含む多く反対者は、州政府とCN不正取引があったとして告訴したが、政府によって否定された。 政府BCR沿いの街に景気刺激策として施したのだ、という議論もされた。政府は、この政策沿線経済開発進めるためだと主張したが、地方自治体リース料を得るための売却だ、と見る者もあった。この数年前、この路線旅客輸送損失拡大伴ってBCRによって廃止されていた。廃止され旅客輸送はロッキー・マウンテーニアがとって替わったが、運賃BCR時代の2倍以上となったCNはまた2003年10月に、ブラックストーン・グループから3億8000ドルでグレート・レーク・トランスポーテーション(GLT)を買収する合意したことを発表したGLTはベッセマー・アンド・レイク・エリー鉄道(BLE)、ダルース・ミセーベ・アンド・アイアン・レンジ鉄道(DMIR)、ピッツバーグ・コンニュート・ドック社の親会社であったCN買収踏み切った最大理由は、WC買収して以来シカゴウイニペグ間の路線についてミネソタ州ダルース付近にあるわずか17キロメートルの"峡谷"を抜けるためにDMIRの軌道使用権利用する必要があったためであったCNとしてはこの区間買収したかったのだが、GLTから企業全体買収するよう要求されのである。またGLT資産には、諸種港湾施設加えて石炭鉄鉱石などの大量輸送適した五大湖航行する8台の船舶含まれていた。STBはこの取引認可し2004年5月10日CNGLT買収した

※この「民営化後の収縮と拡大」の解説は、「カナディアン・ナショナル鉄道」の解説の一部です。
「民営化後の収縮と拡大」を含む「カナディアン・ナショナル鉄道」の記事については、「カナディアン・ナショナル鉄道」の概要を参照ください。

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