武蔵厳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:47 UTC 版)
たけくら げん、声 - 小山力也(幼少期 - 米本千冬) キッカー (K) 兼ラインバッカー (LB) 。背番号11。泥門高校2年。 通称は「ムサシ」。到底高校生には見えない老けた顔立ちをしている。そのキックは荒々しいが抜群の飛距離を誇り、高校最強レベルのキッカーとして佐々木コータローと並び称される。ただしあまりにキックが強力なため荒れ球になりがちで、精度にはやや不安がある(それでも不在時に代役を勤めていたヒル魔よりは正確ではあるが)。 ヒル魔や栗田とは麻黄十三中からの友人で、米軍基地の金網修理の際に知り合い(栗田とは隣のクラスだった模様)、二人の熱心(かつ悪質)な勧誘に応じアメフト部に入部した。ヒル魔によりコードネーム「60ヤードマグナム」をつけられ、後に都市伝説として知られることになるが、60ヤードとはヒル魔のハッタリで実際の最高記録は中学生時点では45ヤード、練習でも最高55ヤードだった。しかし、全国大会決勝戦でもあるクリスマスボウルで嘘を本当にして決勝点を取り、泥門を優勝へ導いた。なお、2015年4月現在フィールドゴールの世界記録は2013年に記録された64ヤードである。 泥門高校でアメフト部を結成後もキッカーを担当し、強力なキックでデビルバッツを支えていたが、武蔵工務店の長である父親が大怪我をし、悩んだ末に退学(後にヒル魔によって休学に変更されている)して家業を継ぐことを決意する。それ以後もアメフト部部室の改装や武器庫の建造、校舎の修理でたびたび泥門高校に訪れていた。原作では全国高校アメフト選手権東京大会準決勝の対西部戦(アニメでは一試合遅れて盤戸戦)にて、父親の鉄拳と説得に加えて職人達からの懇願を受け、デビルバッツの苦境を救うべく復帰した。 外見同様中身も渋く、武士のような性格。セナたちに「基礎を手ェ抜けばすぐ駄目になる」と心なしに教えたり、赤羽に負けて呆然とする瀧を「お前はただのB級プレーヤーだ」などと厳しく戒めたりしている。「キッカーが頭においていい世界はボールと右足だけ」という理念を持っており、実際赤羽にすぐ傍まで迫られた時も全く影響されることなくゴールキックを成功させた。洞察力・判断力にも長け、冷静に試合の状況や選手の状態を見極める。白秋戦でヒル魔が負傷退場した際は一番丈夫だという理由で自らQBを(つまり峨王の攻撃を)引き受けようとした。十文字に続き板に付いたツッコミをかますことが多く、実質的なデビルバッツのNo2(マルコなどからもそう認識されている)であり、ヒル魔を(芝居とはいえ)本気で殴り飛ばした数少ない人間でもある。 復帰した際には頭に巻いていた手ぬぐいを取り、長めの真ん中分けというヘアスタイルを露出して現れたが、そのすぐ後の関東大会前にはモヒカンヘアーに変わった。変えさせたのはヒル魔で、復帰が遅れたということで罰ゲームとして床屋に連れて行かれ、いろいろと遊ばれた結果最終的にこれに落ちついた(アニメでもシュークリーム杯編&デスゲーム編で同じストーリーがあったが、その後元に戻っている)。 成績は良いが、音楽は5段階中の2と苦手な模様。 ワールドカップではその爆発的なキック力と飛距離にMVP投票が入った際、赤羽とコータローは感動していた(これは、軽視されがちなキックが正当な評価を得ているためとキッドは分析している)。高校卒業後は武蔵工務店を継いだ。工務店を主体に、色々な会社の有志が集まって結成したクラブチーム「武蔵工 バベルズ」のメンバーとしてアメフトを続けている。 名前の由来は宮本武蔵[要出典]。ヒル魔からは「糞(ファッキン)ジジイ」(アニメでは「クソジジイ」)、鈴音からは「ムサシャン」、黒木や戸叶からは「オッサン」、武蔵工務店の職人達からは「厳ちゃん」と呼ばれている。 身長177cm、体重77kg。4月2日生まれ。血液型A型。40ヤード走:5秒6。ベンチプレス:90kg(アニメでは100kgで栗田に次ぐと言われている)。
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