標準ソフトウェア
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本体内蔵のROM(容量512KB)には、CP/MのBDOSやMS-DOSのIO.SYS、MacintoshのToolBoxなどに相当する基本入出力システムIOCS (Input Output Control System) を搭載、これを活用する標準添付のオペレーティングシステムとしては、ハドソンとSHARPがMS-DOSを参考に開発したCUIベースのHuman68kが標準添付されていた。このHuman68kは、単にユーザインタフェースのルック&フィールがMS-DOSに酷似しているだけではなく、システムコールのファンクションもMS-DOSとほぼ同等だった。 MC68000MPU特有の特権モード(スーパーバイザモード)を生かし、一部システム領域を、アプリケーションからのアクセスから保護する機能も有していたため、アプリケーションエラーを検出し、実行を停止させることもできたが、OSとして特権モードとユーザーモードの分離が十分でなく、その後システムに復帰できるかどうかは運頼みの側面もあった。 Human68k上で動作する独自のGUIを取り入れた簡易的なウインドウシステムであるビジュアルシェルが付属していたが、後により洗練されたウインドウシステムであるSX-Windowによって置き換えられ標準添付となった。 言語としては、BASICを独自にC言語ライクな構文表記に拡張したX-BASICなども付属していた。X-BASICで作られたプログラムはC言語に変換してコンパイルすることも可能である。 日本語入力ソフトとしてはASK68kというFEPが添付されていた。同時代の水準と比較してその変換精度にはやや難があったが、細部に目を移せば、ローマ字かな変換モードで「X」1文字で「ん」を入力できるといった操作体系や、あらかじめ日本語処理を意識して設計されたキーボード上の専用キーとの親和性は高かった。 X68000初代から日本語ワープロソフトwp.xが標準で添付されていた。機能的にシンプルでやや安定性に欠けていたものの、文書を書いて印刷するための最低限の機能は備えており、動作も軽いほか、メモリが許す限りファイルを同時に扱ったり、子プロセスを立ち上げられたりなどもできた。 SX-Windowでは、Ver.3.0以降wp.xに代わり、シャーペン.xというエディタが付属した。シャーペン.xは基本的にテキストエディタだが、各種フォント(書体倶楽部などのZeit社製ベクトル/アウトラインフォントおよび書家万流など一部のシャープ製SX-Window用アプリケーショ同梱のアウトラインフォント)に対応するなどSX-Window Ver.3.0で拡張された機能をフルに生かすソフトとなっていた。また、多彩な表現力を備えるだけではなく、Human68kのCOMMAND.Xに相当するコマンドシェルを「コンソール」モードとして実装するなど、自在なカスタマイズの可能なものとなっていた。このシャーペン.xはSX-Window環境で標準添付あるいは市販されたものとしてはほぼ唯一のエディタ(後にフリーウェアとしてMuleなどが移植された)であり、他に選択肢が無かったこともあり、SX-Window上ではあらゆる用途で使用できるものとなっていた。
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標準ソフトウェア
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「Pocket PC」の記事における「標準ソフトウェア」の解説
Pocket PCには以下のマイクロソフト社製ソフトウェアが標準でインストールされている。他にもデバイスのメーカーが様々なソフトウェアを付属させることが多い。 Pocket Outlook連絡先 予定表 受信トレイ 手書きメモ 仕事 Pocket Internet Explorer(WM5.0以降はInternet Explorer Mobile) Pocket Word(WM5.0以降はWord Mobile) Pocket Excel(WM5.0以降はExcel Mobile) Windows Media Player(WM5.0以降はWindows Media Player Mobile) MSN Messenger(PPC2002以降に搭載 6.0以降はWindows Live Messenger) ボイスレコーダー ファイルエクスプローラ 電卓 ソリティア Pictures(PPC2003以降) Bubble Breaker(PPC2003以降) PowerPoint Mobile(WM5.0以降) ActiveSync(PC連携用)
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標準ソフトウェア
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「Ubuntu Studio」の記事における「標準ソフトウェア」の解説
Ubuntu Studioは、マルチメディア編集を目的としたソフトウェアを多数、標準でインストールする。 11.04より、標準でインストールされるソフトウェアの選別にユーザの声を反映する取り組みが開始された。その結果、報告されなかったフォント編集やDTP関連を中心に、いくつかのソフトウェアが標準構成から外されることとなった。この取り組みは今後も続けられる方針であり、ユーザからの活発な報告を期待されている。 以下に、Ubuntu Studio 11.04に標準でインストールされるマルチメディア編集目的のソフトウェアを列挙する。これら以外にも、Ubuntuにおいて標準でインストールされるソフトウェアをインストールすることが可能である。 ソフトウェアの性質上、標準パッケージもバグを含んでいる可能性がある。そのようなパッケージも、有志がLaunchpadのPPA (Personal Package Archive) で更新版を配布している場合は、そちらを利用することができる。
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