本国近海・英仏海峡
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「ターター (駆逐艦・2代)」の記事における「本国近海・英仏海峡」の解説
1944年3月から4月にかけて、プリマス管区に配属されたターターは第10駆逐艦戦隊(10th Destroyer Flotilla)旗艦としてドーバー海峡を行く船団の護衛と共に、フランス沿岸の敵船団捜索・攻撃に従事する(トンネル作戦)。5月にはノルマンディー上陸作戦に備えフランス沿岸に機雷敷設を行う敷設巡洋艦アポロを軽巡洋艦ベローナと護衛、上陸が始まった6月6日にターターと第10駆逐艦戦隊の僚艦は、上陸船団へのドイツ軍による妨害を阻止すべくドーバー海峡で活動した。 6月9日にターターを含む第10駆逐艦戦隊とドイツ海軍の艦艇との間で戦闘が発生した(ブルターニュ沖海戦)。この海戦でドイツの駆逐艦ZH1とZ32を沈めたが、ターターも反撃を受けて損傷した。ターターの艦橋と厨房が被弾し火災が発生、4名が戦死し艦長兼戦隊司令(Captain (D))バジル・ジョーンズ大佐を含む12名が負傷した。ターターのメインマストは横倒しになり、全てのレーダーと無線通信が使用不能になった。戦闘後、ターターはデヴォンポートで修理を行った。 ドーバー海峡周辺での任務に復帰したターターは、7月7日にチャンネル諸島沖でドイツ海軍第46戦隊の掃海艇を迎撃し、掃海艇M4601とM4605の2隻を撃沈した。8月6日にターターとベローナ、駆逐艦アシャンティ、カナダ海軍の駆逐艦ハイダとイロコイはサン=ナゼール沖の敵船団を攻撃し、掃海艇M263、M486、哨戒艇V414そして1隻の沿岸ランチと小型船4隻を沈めた。
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本国近海・英仏海峡
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「フォークナー (駆逐艦・2代)」の記事における「本国近海・英仏海峡」の解説
1944年4月、フォークナーはノルマンディー上陸作戦に参加するためスカパ・フローへ帰還した。フォークナーは10隻の駆逐艦と共に東方任務部隊のJ部隊としてラ・リヴィエール西部の沿岸防衛陣地を攻撃する任務が与えられた。フォークナーは4月27日に訓練のためソレントへ向かう。 6月4日、フォークナーはノルマンディーへ向けて出港するが、作戦は24時間の延期となり呼び戻された。6月5日、フォークナーは第9掃海艇戦隊、4隻の掃海設標艇(Danlayer)、港湾防備モーターランチ(HDML)1隻と第159BYMS戦隊の第1分隊からなるJ1船団と共に出港。6月6日、フォークナーはジュノービーチに艦砲射撃を行ったのち、弾薬補給のため同日遅くにポーツマスへ引き返した。翌7日、フォークナーに侵攻の初期段階における連合軍上陸部隊の司令官バーナード・モントゴメリー将軍が橋頭堡に彼の前線司令部を設置するため乗艦、ノルマンディーの海岸へ運んだ。フォークナーは以降、上陸地点周辺における哨戒、対空警戒そして人員輸送に従事した。6月24日には、上陸地域の視察に向かう第一海軍卿アンドルー・カニンガム、第二海軍卿アルジャーノン・ウィリス、海軍事務局長セシル・ハーコート、王璽尚書ビーヴァーブルック男爵ら要人をポーツマスからノルマンディーへ輸送。到着後フォークナーは、作戦におけるアメリカ海軍の司令官であるアラン・カーク大将の訪問を受けている間、連合国遠征軍の海軍総司令官バートラム・ラムゼー大将の旗艦となった。同日、フォークナーは乗客を送り届けるためにポーツマスへ戻った。 フォークナーは7月に任務を解かれ、修理のためにグリムズビーへ向かった。9月にドーバー海峡での支援と船団護衛任務に展開、10月にはミルフォード・ヘイヴンを拠点とする第14護衛グループに加わり、アイリッシュ海、ドーバー海峡、海峡南西口で活動した。フォークナーは12月にプリマスで第8駆逐艦戦隊に復帰、ドーバー海峡をゆく船団の護衛を行った。1945年5月8日、チャンネル諸島ガーンジー島のセント・ピーター・ポートにおいて、フォークナーは現地のドイツ軍守備隊の降伏を受け入れた。同月17日には、ドイツ海軍の掃海艇6隻と哨戒艇2隻をイギリスへ護送した。6月6日には、チャンネル諸島へ行幸する国王ジョージ6世の御召艦となった軽巡洋艦ジャマイカを護衛した。
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