本の概要と出版状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/09/26 09:23 UTC 版)
たばこの起源からその喫煙法の変遷について詳述された文化史で、とりわけパイプの歴史について極めて詳細に書かれており、すぐれたパイプの研究書として名高い。また、トマス・マロリーを引き合いに出されるほど、文体が晦渋なことでも知られている。 初版はA&C Black Ltd.より1924年に出版された。のちに、著者の息子であるアルフレッド・H・ダンヒルが、時代背景に配慮して若干の改訂を施し、多数の図版を付加してArthur Barker Ltd.より1969年に再版した。以後出版されたものは、この1969年版を底本としている。イギリスでは2002年にThe Lyons Pressから出版されたものを最後に、現在は絶版となっている。 日本語訳は1969年版を底本に、劇作家の梅田晴夫が、1971年に完訳版を翻訳出版した。その後何度か再版されたが、1980年代に入ってからは重版されていない。理由は原書に差別的表現が散見されるため、今日の社会状況に配慮したものと推察される。
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本の概要と出版状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/12/16 15:15 UTC 版)
世界各地の酒の起源や受容の歴史と、酒の魅力についての論考である。とくにワインについて詳しく述べられており、酒に関する古今の逸話や自身の体験を、著者の巧みな文学的表現によってまとめあげた、文学作品としても魅力あるものとなっている。 初版はVictor Gollancz Ltd.より1974年に出版された。日本語版は、1975年に詩人の田村隆一によって完訳版が出版された。現在ではイギリス、日本ともに絶版になっている。
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本の概要と出版状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 03:16 UTC 版)
「メガネの文化史」の記事における「本の概要と出版状況」の解説
演劇の衣装係、メイクアップ・アーチスト、俳優、イラストレーターに向けて、劇中の眼鏡に正しい時代考証を施すための知識を伝えることを目的として執筆された、眼鏡の流行についての研究書である。ヨーロッパで眼鏡が発明された13世紀から、1966年までの700年間における、眼鏡の型の変遷について、それらがつくられた時代背景や、受容の歴史を踏まえて、約650点の図版とともに紹介した、世界初の演劇専門書である。 初版はPeter Owen Publishersから1967年に出版された。眼鏡を光学機器としてだけでなく、装身具としても捉えた、服飾文化に関する貴重な文献として重用されている。 日本語版は、劇作家の梅田晴夫が翻訳し、『メガネ博物誌』と題して、1972年に950部のみ限定出版された。1999年には、梅田の訳稿をそのまま使用し、1972年版では省かれていた序文と図版および図版解説を完全収録し、『メガネの文化史』と改題して出版された。 なお、この序文と図版解説は梅田による日本語訳が存在せず、出版元である八坂書房の編集部で新たに翻訳された訳稿が用いられている。
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本の概要と出版状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/31 05:11 UTC 版)
紅茶およびコーヒーの起源から、栽培方法と商品化されるまでの過程、1970年代初頭までの紅茶市場の状況などを約100点の図版とともに詳しく解説している。著者自身紅茶売買に携わっていた関係から、とくに紅茶貿易についての記述は精細をきわめており、紅茶、コーヒーに関するすぐれた文化史として重用されている。 初版はHutchinsonより1972年に出版され、現在でもブラマー・ミュージアム(The Bramah Museum of Tea and Coffee)にて出版されている。日本語版は、劇作家の梅田晴夫が翻訳し、1974年に1000部のみ限定出版されたが、同社から1978年に重版されたのを最後に、現在は絶版となっている。
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本の概要と出版状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 17:53 UTC 版)
「ダンヒルたばこ紳士」の記事における「本の概要と出版状況」の解説
タバコや喫煙具の起源とその受容史そして製造法について詳しく述べられた解説書である。父のアルフレッド・ダンヒルが著した『パイプの本』がタバコやパイプ全般についての史学的な考察を中心にした内容であるのに対し、本書は、喫煙具製造販売業者としての視点から書かれていることに特色があり、ダンヒルの喫煙具の解説書として高い評価を得ている。また、父の晦渋な文体に比べて、大変読みやすい内容となっている。 初版はThe Bodley Head Ltd.よりジェームス・アーノルドの挿絵入りで1954年に出版された。1961年には、図版を差し替えてMax Reinhardt Ltd.より再刊された。その後も何度か重版されたが、現在はイギリスでも絶版である。 日本語版は初版を底本とし、挿絵もそのままに作曲家の團伊玖磨が1967年に完訳出版した。タバコの文献として極めて高い評価を得ていたが、現在は絶版となっている。
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