最強妖魔七人衆
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「ダーク・キングダム」の記事における「最強妖魔七人衆」の解説
『幻の銀水晶』の力で封印され、転生した7体の妖魔。実力は他の妖魔たちとは一線を画する。その身に銀水晶の欠片である「虹水晶」を秘めており、抜き取られると前世の力が暴走して妖魔として復活してしまう。妖魔状態から元の人間に戻るには、戦いによるエナジー消費とセーラームーンの浄化技「ムーン・ヒーリング・エスカレーション」の両方を必要とし、上手く通用すると「リフレーッシュ!!」と叫びながら浄化される。これによって人間に戻った彼らは虹水晶の力に依らずとも、妖魔化を防げる。 七人衆全員の力を一つに集めると『伝説の最強妖魔』が誕生する。最強妖魔そのものはアニメ中には登場せず、それを想起させる怪物の姿のみ登場している。そのため、操られたエンディミオンによってレイの祖父(ジジ)以外の6体が黒水晶に閉じ込められたが、セーラーマーキュリーによって黒水晶は破壊されて6体は解放された。 数体は妖魔であった頃の能力の名残として、人間状態でも何らかの超能力を有する。この7体の風貌やモチーフに共通点はなく、ゲーセーンなどの人工物モチーフはジジなどの生物系モチーフに比べると人間状態との差が大きい。 ゲーセーン 声 - 大倉正章 第25話に登場。クレーンの丈が赤色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔。アーケードゲームのクレーンゲームやモグラ叩きをモチーフとしている機械系の怪人。「ゲーセーン!」と叫ぶ。セーラージュピターが初めて対峙した妖魔である。攻撃時にはレトロゲームにありがちの電子音が鳴る。名前はゲームセンターの略称から。 TVゲーム版にも登場していて、スーパーファミコンで発売されたベルトスクロール版とRPG版、メガドライブで発売されたベルトスクロール版の3作品にザコ敵で登場する。 ボクシー 声 - 梅津秀行 第26話に登場。牧師さんがオレンジの虹水晶を抜き取られて復活した妖魔。猛禽の翼と足を持つボクサー姿の怪人。七人衆の中では、彼のみ顔に人間時の面影が残っている。ベルトの腹部側に装着したゴングを鳴らして戦闘をスタートさせる。装備しているグローブを飛ばして、ロケットパンチを放つ(呼称は「ラブリーパンチ」)。スタミナが3分しか持続しない弱点がある。普段は人間時と同様に英語まじりで喋るが、激昂すると名古屋弁が出る(声を担当した梅津が愛知県出身のため[要出典])。 第50話(『R』第4話)の遊園地のアトラクションのバーチャルシアターのシーンでカメオ登場している。 スーパーファミコンのRPG版TVゲームではザコ敵として登場し、PCエンジンのバラエティゲーム版ではレイのミニシアターのやられ役として登場する。 ブンボー 声 - 太田真一郎 第27話に登場。水野亜美のクラスメートの浦和良が黄色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔。定規をデザインした薄緑のボディに両手がディバイダとコンパスになっている文房具モチーフの怪物。巨大三角定規を手裏剣として用い、両手のディバイダとコンパスは分離して攻撃の武器となる。虹水晶を抜かれた直後は浦和の意識が残っておりマーキュリーをかばったが、ゾイサイトの黒水晶でその意識を取り除かれた後は凶暴な性格になった上に更に巨大化した。 ビーナ 声 - 渕崎ゆり子 第28話に登場。夢野ユメミが緑色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔。天使のような姿をしている。自らの羽を羽筆に変化させて中空に絵を描き、それを実体化させる能力を持つ。羽を失うと攻撃が不可能となる。 リコウケイダー 声 - 深見梨加 第29話に登場。西村レイカが青の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔。左側を刈り込んだアシンメトリーな髪型で冷たい人相の怪人。名前の語源は「理工系だ」から来ている。うさぎを原生生物(単細胞)呼ばわりして見下した。攻撃の際にはフラスコなどを召喚する。セーラージュピターのシュープリームサンダーをフラスコで吸収し無効化して追い詰めた。 ジジ 声 - 西村知道 第30話に登場。レイの祖父である火野宮司が藍色の虹水晶を抜き取られて復活した妖魔。狛犬のような小鬼で身軽で素早い動きを持ち、口から吹く突風と鋭い爪を武器とする。レイは変身せずに必死に肉親の情に訴えて元に戻そうとしたのだが、直前に情緒不安定で無茶ばかり言う祖父を叱り付けたのが影響していたのか、結局それは叶わなかった。しかし、レイの悪霊退散とセーラームーンの浄化によりリフレッシュした。 第50話(『R』第4話)の遊園地のアトラクションのバーチャルシアターのシーンでカメオ登場している。 スーパーファミコンのベルトスクロール版とメガドライブ版TVゲームではザコ敵として登場する。 バケーネ 声 - 安西正弘 第31話に登場。小原杏の飼い猫であるレッドバトラーが紫色の虹水晶を抜き取られて復活した巨大な化け猫。設定上は妖魔七人衆の中で最強の力を持つとされ、チタン合金をも切り裂く鋭い爪を持つが、劇中では一切触れられていなかった。「バケーネ」という名前も劇中では出てこず、名前は関連書物などに掲載された設定資料などで明らかになった。 レッドバトラーがルナに対して思いを寄せていたためか、本来のレッドバトラーの意識が強く残存しており、河川敷の法面から転落しかけたルナを片手でキャッチして救うという、温和で非交戦的な一面を見せている。浄化される際「ニャフレーッシュ!!」と叫びながら浄化されている。 劇中ではセーラー戦士とのバトルは全くなかったが、ベルトスクロール型TVゲーム(スーパーファミコン版はエンジェル、業務用はバンプレストから発売された)ではステージボスとして登場する。
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