普通列車が運行されない区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 04:54 UTC 版)
「普通列車」の記事における「普通列車が運行されない区間」の解説
JR各線(新幹線を除く) 以下の路線には、定期普通列車が設定されていない。なお、営業キロの設定されている路線に限る(営業キロの設定されていない短絡線などは除外する)。 また、営業キロが設定されていても、定期旅客列車がなく、時刻表に記載されていない路線(貨物線など)は除外する。 石勝線:新夕張 - 新得間 該当区間では普通列車を運行しておらず、該当区間では特急・急行列車の自由席に乗車券のみで乗車できる。 本四備讃線:児島 - 宇多津・坂出間 かつて普通列車が運行したが、2019年(平成31年)3月16日ダイヤ改正に伴い、本州と四国に直通する列車は快速・特急のみである。 東海道本線:大垣 - (新垂井) - 関ケ原間(下り本線、通称:新垂井線) 現在大垣 - 関ケ原間を走る定期普通列車は下り列車であってもすべて垂井駅経由で運転されており、旧新垂井駅経由のルートを通る旅客列車は特急列車に限られている。 東海道本線支線:新大阪 - 福島間(通称梅田貨物線。この区間は旅客会社の営業キロ設定はなく、貨物会社の営業キロのみが設定されている) この区間を運行する旅客列車は「はるか」など特急列車のみ(2018年〈平成30年〉3月17日のダイヤ改正で、それまで下り1本深夜・上り1本早朝に運行していた快速列車が廃止された)。 常磐線:上野 - 日暮里間(快速・特急列車のみの運行。2004年(平成16年)10月16日の改正で、土浦・水戸方面に向かう「普通」は「快速」に編入された) 中央線(東京 - 御茶ノ水間は快速・特別快速・特急のみの運行。2020年(令和2年)3月14日の改正で、それまで運行していた各駅停車〈快速用車両を用いて総武線の線路を経由〉は廃止された) 博多南線:博多 - 博多南間 上越線:越後湯沢 - ガーラ湯沢間 上記2区間は新幹線用設備を使用するものの、旅客営業上は在来線となっている。乗車のためには別途特急料金が必要となる。 (参考)七尾線:七尾 - 和倉温泉間 JR西日本が第一種鉄道事業、のと鉄道が第二種鉄道事業を行うため、重複して営業キロが設定されている区間である。この区間ではJR西日本は特急列車のみ、のと鉄道は普通列車のみを運行しているため、JR西日本の普通列車は運行されていない。なお、青春18きっぷでのと鉄道の普通列車に乗車することができる。 (参考)JR神戸線:西明石 - 加古川・姫路間および琵琶湖線 運行系統上は一部を除いて新快速・快速のみであるが、区間内の駅では快速を普通と案内している。 (過去)海峡線:中小国 - 木古内間 かつては津軽海峡線の一部を構成していた。2002年(平成14年)11月30日までは快速「海峡」が運行されていたが、その後同区間では普通列車を運行していない。2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線開業により、海峡線区間の在来線列車は貨物列車および団体列車のみとなっている。 民鉄各線 東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン):押上(スカイツリー前) - 曳舟間 押上駅を介して、東京地下鉄半蔵門線・東急電鉄田園都市線と直通する列車のみが運行される。当該列車は準急・急行のみであるため、「普通」は設定されていないが、乗車券のみで利用できる。 京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス):京成高砂 - 成田空港間 スカイライナーとアクセス特急のみの運行であるため、2015年(平成27年)時点で「普通」は設定されていない。なお、アクセス特急には乗車券のみで乗車できる。 京浜急行電鉄久里浜線:京急久里浜 - 三崎口間 1999年(平成11年)以降「普通」は設定されておらず、快特・特急が各駅に停車して運行されている(いずれも乗車券のみで乗車できる)。 名古屋鉄道名古屋本線:豊橋 - 伊奈間 1991年(平成3年)以降特急・快速特急・急行のみの運行であるため、「普通」は設定されていない。なお、特急・快速特急の一般車と急行には乗車券のみで乗車できる。
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