普通出生率とその他の出生率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 05:44 UTC 版)
「出生率」の記事における「普通出生率とその他の出生率」の解説
普通出生率(CBR)は以下のように表される。 C B R = n p 1 , 000 {\displaystyle CBR={\frac {n}{p}}{1,000}} n はその年の出生数で、p はその年の(年央の)総人口である。この数字は普通死亡率(crude death rate)と組み合わされ、自然人口増加率が導き出される(「自然」とは、移民や引越などの社会的な人口移動を含まないということである)。 これに対し、一般的に使用される合計特殊出生率は、一人の女性が一生のうちで産む子供の平均人数を指す。普通出生率とはちがい、合計特殊出生率は人口の内の性別構成や年齢構成などの偏りに影響されない(普通出生率のもととなる総人口には、男性や老齢女性・年少女性も含まれてしまう)ため、「ある時点での出生率」を求めるには優れた指標である。 その他の出生率には以下のようなものもある。 総出生率 (General fertility rate, GFR) 年間出生数を、15歳から45歳の(つまり出産年齢の)女性の総人口で割った数。 15歳から45歳の女性1,000人あたりの出生数。 標準化出生率 (Standardised birth rate, SBR) 性別・年齢別人口構成を、仮定の標準人口と比較したもの。
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