日本語における呼称
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この記事名である「朝鮮」(歴史的仮名遣では「てうせん」)は、この地域や民族の名称として日本語において広く用いられる呼称である。古くは、この地域の人々を指す言葉として「韓人」(からひと)、「高麗人」(こまびと)などがあり、李氏朝鮮時代には李朝の国号から「朝鮮人」(ちょうせんじん)という呼称が生まれた。李氏朝鮮が大韓帝国に国号を変えると、「韓国人」(かんこくじん)という呼称が生まれた。 「朝鮮籍」も参照 韓国併合によって大韓帝国が消滅すると、日本は韓国の地名を朝鮮とし、朝鮮に本籍地を有する日本臣民となった者が法律上、「朝鮮人」と称されることになった。本国(内地)と植民地という力関係を反映し、「朝鮮人」やこれを略した「鮮人」という呼び方には見下すようなニュアンスがこめられがちであるため、「朝鮮出身者」「朝鮮の方」といった遠まわしな言い方がしばしば使われた。朝鮮総督府は内地人に「鮮人」と呼ばないようしばしば呼びかけ、多くの文書で「朝鮮(半島)同胞」との呼称を用いた。旧陸軍においても朝鮮人兵士に対して「朝鮮人」や「鮮人」の語を使用しないよう指導がなされていた。 日本の朝鮮統治が終わった後もこのような傾向は続き、現在に至るまでも面と向かって「朝鮮人」と言うのを憚る風潮が存在する。しかし、「朝鮮」を統一名称とみなしている、または韓国を支持しない等々さまざまな理由から、在日朝鮮人が好んで「朝鮮人」を自称するケースもあるため、必ずしも蔑称とはみなされていない。韓国・北朝鮮の成立後は、全体を漠然と指すときは従来通りの「朝鮮人」が多く用いられ、特に韓国の国籍を保持する者を「韓国人」と呼んで区別している。「韓国人」の対立概念として「朝鮮人」を使用する場合には、北朝鮮を正統国家として支持する者や、または朝鮮籍の在日朝鮮人を限定して指すこともある。マスコミでは、「韓」と「朝鮮」との区別が問題になることを避けるために漠然と「朝鮮民族」と称することが多い。 日本語では朝鮮族という言い方も存在するが、これは中国吉林省延辺朝鮮族自治州を中心に、中国東北部(満州)やロシア沿海地方などに住む朝鮮民族を特に指す語として使われる。
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日本語における呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 23:37 UTC 版)
「バハイ教」は、ペルシア語の発音に即して「バハーイー教」と日本語表記され、主に学術論文などで使用されてきたが、日本のバハイ共同体がその表記を「バハイ」に統一し、海外で出版された書物が近年になりバハイ出版局より多く翻訳されるにつれ信教の呼称も初期の「バハーイー」より「バハイ」が広く普及し始めている。バハイ教の創始者 Baha'u'llah の名前も同様に、古いものには発音表記を「バハー・ウッラー」とする文献もあったが、バハイ共同体が現在使用する「バハオラ」の使用が一般的になっている。
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日本語における呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:57 UTC 版)
日本語で単に「アルファベット」と言うと、ギリシア文字やキリル文字など他の文字体系ではなくラテン文字を指すことが多い。 「ローマ字」はラテン文字の別名だが、日本語をラテン文字で表記する表記法もローマ字と呼ぶ。 基本26文字を英語の表記に使ったとき、「英字」と呼び、特に「英字新聞」という語でよく使われる。他の言語に対し同様の表現(「仏字」など)が使われることはまれである。 「欧字」という表現が、日本産業規格 (JIS) の規格票に見られる。
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