他の文字体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/20 03:07 UTC 版)
デーヴァナーガリー以外でも、さまざまなインド系文字にアヌスヴァーラの記号が存在するが、その形状や使われ方はかならずしも同じではない。 グジャラーティー文字では同器官的鼻音・鼻母音の両方を同じ記号で表す。 グルムキー文字では前に来る母音によって2種類の記号を使いわける。 ベンガル文字、オリヤー文字ではアヌナーシカを表すのに三日月点を使用し、アヌスヴァーラとは区別される。 カンナダ文字・テルグ文字ではアヌスヴァーラは記号でなく独立した文字のように書かれる。マラヤーラム文字でも独立した文字として書かれ、音節末の -m を表す。シンハラ文字でも独立した文字として書かれ、[ŋ] を表す。 チベット文字ではインドからの借用語にのみ現れる。 ビルマ文字では音節末の -m を表す場合に使われることがある(ただしビルマ語は綴りと発音が大きく異なっており、実際には鼻母音として発音される)。
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