日本語における希望表現の形態論とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 日本語における希望表現の形態論の意味・解説 

日本語における希望表現の形態論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/22 13:58 UTC 版)

希望 (言語学)」の記事における「日本語における希望表現の形態論」の解説

日本語においては自分動作対す希望を、動詞に「-たい」「-たがる」をつけて表現する。ただし両者用法異なる。「-たい」(形容詞活用で、動詞合わせた全体形容詞見てもよい)は主観的な希望表現し、「-たがる」(動詞型活用)は希望を示す客観的な行動様子表現する希望そのもの表現するのではない)。前者主体話題)が一人称または二人称場合に、後者主体三人称場合に使うことが多い。二人称対す一人称希望を表すには「-されたい」という表現用いられるそのほか形容詞「ほしい(欲しい)」とそれから派生した動詞欲しがる」が使用され使い分けは「たい」「たがる」と同様)物事所望する場合は「-(体言)がほしい」、他者動作対す希望は「動詞のテ形 + ほしい」(例:来てほしい)などのように表現する。 たい型書く→書きたい食べる→食べたい たがる型食べる→食べたがる読む→読みたがる これは、感覚感情を表す主観的形容詞に対しての うるさい→うるさがる 痛い→痛がる 暑い→暑がる と同じ派生形式である。形容詞に対して場合は、「痛がれ」・「暑がれ」などと命令形存在するが、動詞に対して場合は「読みたがれ」・「動きたがれ」などの命令的な表現はあまり使われない

※この「日本語における希望表現の形態論」の解説は、「希望 (言語学)」の解説の一部です。
「日本語における希望表現の形態論」を含む「希望 (言語学)」の記事については、「希望 (言語学)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本語における希望表現の形態論」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本語における希望表現の形態論」の関連用語

日本語における希望表現の形態論のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本語における希望表現の形態論のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの希望 (言語学) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS