新左翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:27 UTC 版)
スターリン批判や日本共産党の六全協での方針転換への反発などで、1950年代末期から1960年代前半にかけて既成左翼を批判する新左翼が生まれた。1960年代から1970年代初頭の新左翼の多くの党派は平和革命を否定し暴力革命による社会主義革命を主張し、学園闘争や安保闘争、成田空港闘争などで急進的な武装闘争を行った。特に共産主義者同盟赤軍派は前段階武装蜂起論を主張して大菩薩峠事件など、連合赤軍は人民戦争理論の影響を受けてあさま山荘事件など、日本赤軍は国際根拠地論を主張して日本赤軍事件を発生させた。また1970年代に東アジア反日武装戦線が反日亡国論やアイヌ革命論などを主張して連続企業爆破事件を発生させた。結果としてこれらのテロは民衆の新左翼への支持を完全に失なわせる結果となった。2000年以降はゲリラ闘争は減少したが、以後も多くの党派は暴力革命を主張している。ただしその内容には幅がある。 プロレタリア革命は暴力革命であり、プロレタリア独裁の樹立こそ革命の核心問題である — 革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)2009年綱領草案 革命とは暴力革命でなければならないし、一斉武装蜂起です。 — 革命的共産主義者同盟再建協議会(中核派関西派、2008年) 私たちは「暴力革命」という立場をいまも堅持しています。「暴力革命」の本質は、「暴力で革命を行う」ということではありません。「革命をめざす大衆的闘いを押しつぶそうとする権力の暴力装置である軍隊や警察を政治的に解体し、労働者人民の側に獲得すること」です。 — 日本革命的共産主義者同盟 (JRCL) 私たちは革命とその目的をどのように考えているか(2003年) プロレタリア暴力革命の最先端の任務を共に担いぬこう! — 革命的労働者協会(解放派)(革労協・赤砦社派、2012年)
※この「新左翼」の解説は、「暴力革命」の解説の一部です。
「新左翼」を含む「暴力革命」の記事については、「暴力革命」の概要を参照ください。
新左翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 09:18 UTC 版)
三島と討論会を行なったことのある東大全共闘は、駒場キャンパスで「三島由紀夫追悼」の垂れ幕で弔意を示し、京都大学などでも、「悼 三島由紀夫割腹」の垂れ幕で追悼した。 京都大学パルチザン指揮者の滝田修は、「われわれ左翼の思想的敗退です。あそこまでからだを張れる人間をわれわれは一人も持っていなかった。動転したね。新左翼の側にも何人もの"三島"を作られねばならん」とコメントした。 新左翼有力党派の幹部は、三島と自分たちの違いを強調し、「われわれは三島の“死の美学”に対して、“生の哲学”でいきます。死ねば何かができるというものではないですから。でも死ぬことを避けるというのではありませんよ。われわれが死ぬときは、殺されて死ぬのです」と語った。
※この「新左翼」の解説は、「三島事件」の解説の一部です。
「新左翼」を含む「三島事件」の記事については、「三島事件」の概要を参照ください。
新左翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 23:39 UTC 版)
「特定秘密の保護に関する法律に対する声明の一覧」の記事における「新左翼」の解説
革労協とみられる「革命軍」と名乗る団体から、2013年11月28日に発生した横田基地ゲリラ事件の犯行声明が、都内の報道機関に同年12月4日までに届いた。同犯行声明が、今の政権(第2次安倍内閣)がアメリカと連携して軍事演習を行ったり特定秘密保護法案を制定しようとしたりしている事を批判し今回の発射を「怒りの鉄つい(槌)だ」としている事が報じられている。 革命的共産主義者同盟(革共同)・日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)は『秘密保護法の制定を阻止せよ。日本版NSCの創設を許すな。「集団的自衛権行使」合憲化を企む安倍政権の総攻撃を打ち砕け!』と声明を出し、また2013年11月26日に「さようなら原発集会」に結集した市民らと共に国会・首相官邸前で10時間ほど特定秘密保護法案制定反対デモを行った。 革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)は『安倍と猪瀬を打倒せよ。階級的労働運動の拠点建設で戦争への道=秘密保護法葬れ』と声明を出し、また2013年11月21日・22日に特定秘密保護法案制定反対デモと集会を行った。
※この「新左翼」の解説は、「特定秘密の保護に関する法律に対する声明の一覧」の解説の一部です。
「新左翼」を含む「特定秘密の保護に関する法律に対する声明の一覧」の記事については、「特定秘密の保護に関する法律に対する声明の一覧」の概要を参照ください。
新左翼と同じ種類の言葉
Weblioに収録されているすべての辞書から新左翼を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 新左翼のページへのリンク