教国の住民達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:11 UTC 版)
「ラグナロクオンラインの登場キャラクター」の記事における「教国の住民達」の解説
先住民と、それを使役しアルナベルツを発展させた移民で上下関係が存在している。先住民と移民が結ばれることは「恥」となるため夫婦関係を隠している者までいる。 ビンセント ジェドの屋敷で働く執事。世間体を気にする性質がある。妻ジェニーのことは愛しているが、自分は移民の子孫で、彼女は先住民の子孫。そのことが知られればジェドの恥になると考え、夫婦関係を周囲に隠してきた。このことは息子のフォビエには正体を隠し、人一倍厳しく接してきていた。しかしやがてフォビエの知るところとなり、ジェドの宝石を持ち出して逃げ出してしまった。 始めは宝石を取り戻すために主人公を雇うが、ジェドに気づかれる前に取り戻すのは無理だと考え主人公に罪を擦り付け、始末しようと殺し屋をけしかけた。計画は失敗に終わり、主人公に問い詰められて「このままではフォビエの犯罪者になる」と理由を述べ、自分にも親心があったのだと自嘲し全てをジェドに告白しようとする。しかし主人公から引き続きフォビエの捜索を志願され、事件は解決。ビンセントは自分の本心とことの顛末を書き綴った手紙を主人公に持たせ、ジェドに届けさせた。その紙面を見たジェドからは「哀れな……」と同情されている。 ジェニー ビンセントの妻。ジェドの屋敷で庭師をしている。おっとりとした可愛らしい女性。 フォビエ ジェニーの息子。ジェドの屋敷で保管されていた大切な宝石を持ち出して行方を晦ませてしまう。 マヒオ 傲慢で自信家なマジシャンの少年。言うだけの事はあり扱う魔法はどれも強力なものばかり。氷の洞窟で炎の魔法を使ったことで自分の衣服に発火してしまい、消火しようとして使った凍り魔法で自身を氷付けにしてしまう。 身動きが取れなくなってしまったためスノウアーからは嘲笑われ、屈辱に耐えながら周りに助けを求めている。 ハミオン ラヘル在住の青年マジシャン。マヒオの師だが性格は穏やかで、いつもフレイヤの泉で読者に勤しんでいる。 手のつけられない弟子マヒオの失態をプレイヤーから聞き、「いつかこういうことになると思っていました」と大笑いした。 マヒオは師のことを「マジシャンとして平凡」だと言っているが、ハミオンはどんな衝撃でも破壊できない氷を一撃で粉砕する「風のハンマー」を作成した。マヒオも知らない知識と魔法を扱う。 カッティングシュエル ラヘルに住む青年。屈強な身体の持ち主だが気が小さく、常に自分の過去を隠している。ラヘルのアイドル的存在ブルーの恋人。 実はラヘルの出身者ではなく共和国の都市リヒタルゼンから流れてきた。かつては治安維持の新人として仕事をしており、貧民街に協力する反対派の抹殺を請け負った過去がある。金欲しさに殺人を犯したまではよかったが、その後罪の意識に悩まされリヒタルゼンを去り、ラヘルへと流れ着いた。そこでブルーに一目惚れされ、好奇心から過去を探られてしまう。過去を知った彼女とフレイヤの泉で口論となり、ブルーは弾みで足を滑らせて溺れ死んでしまった。その事実を隠すべく、ブルーの父親センダルを殺し、彼女の日記帳を奪おうと画策していた。ブルーの死体が上がらないように見張っていたのかフレイヤの泉に何度も姿を見せたり、主人公に話しかけられてもすぐに話を打ち切ってしまう(ぼろを出さないために)。 しかし様々な足跡から主人公に犯罪を見抜かれ詰め寄られる。主人公の推理、ブルーの日記帳、そして殺人に用いたナイフを突きつけられ自白。命令で殺人を犯したこと、ブルーを事故で死なせてしまったことを告白した。しかし狂ったように「私は悪くない!」と繰り返し、飽くまで命令で仕方なく犯した殺人であり、ブルーの死も自分の過去を探ったのが悪かったのだと叫び出す。そしてナイフと日記帳を隠滅しようとするが、追い詰められた精神状態だったため日記帳に足を取られ、手にしていたナイフで自分を刺してしまった。最期の最後まで自分は悪くない、死にたくないと泣き叫び、苦しみながら息を引き取った。罪の意識から逃れようとする余り犯罪を重ね、事実を突きつけられても自首をせず、逃げようとした結果の出来事だった。 主人公の独白ではブルーは彼の重荷にならないようにわざと死んだことが語られ、カッティングシュエルもまた悪人ではなく罪の意識から逃げ続けただけの弱い人間だったことを独白されている。 ロックラック ベインスで鍵職人を営む老齢の男。幼い頃から見たもの聞いたものの構図や原理を理解できてしまう能力を持っていたため、それを生かして絶対無敵の錠前と鍵を作製している。その腕を買われて教国中の錠前は彼によって作られたが、それはつまりロックラックならばいつでも開錠できてしまうということ。周りの人間達から疑惑・怯懦の眼差しを向けられることに耐えられなくなり、毎日のように苦手な酒を飲んでは駄目人間を演じている。 アルナベルツの急進派から仕事を依頼されたこともある。
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