広報映画
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「パナソニックホールディングス」の記事における「広報映画」の解説
「松下電器産業」として存在していた頃に企画した広報映画のうち、1960年代以降に製作された9作品が、2019年4月16日現在、『科学映像館』において無料公開されている。制作者はいずれも東京シネマ(『マリン・フラワーズ』のみ同社の後継会社である「東京シネマ新社」)。 光の技術(1961年:カラー・18分) 電球や蛍光灯などの製造現場の紹介と、照明技術の進化の説明がなされている。日暮雅信が音楽を担当。 電子の技術-テレビジョン-(1961年:カラー・25分) テレビ受像機の動作原理の説明と、受像器の生産現場の紹介など。矢代秋雄が音楽を担当。 音響創造 ―電子の技術―〔1961年:カラー33分(本編28分+トレーラー5分)〕 スピーカー生産現場の紹介のほか、本編冒頭では「音」の姿に迫るなどしている。『序奏と協奏的アレグロ』でデビューし、遠藤周作の小説『沈黙』を基にしたオペラを作曲したことで知られる松村禎三が音楽を担当。なお本編に続くトレーラー部分では、当時流通されていた松下製の商品が宣伝されている。 パルスの世界-エレクトロニクスと生体と-(1962年:カラー・28分) 情報を伝達し処理する役割を担うパルスの世界を探ることを通じ、ヒトを含む生物の働きとエレクトロニクスの働きが原理的に相似関係にあることを示し、エレクトロニクスへの理解につなげることがこの作品の狙いとされている。一柳慧が音楽を担当。英語版あり《YouTube内で公開。題名英字表記「THE WORLD OF PULSES - Electronics and Living Organism -」英語吹き替え(アテレコ)のみ》。 力の技術-モートル-(1963年:カラー・28分) 電動機(モーター)の動作原理の説明に始まり、その後、モーター生産現場の紹介が続く。タイトルにも見える「モートル」という表記は、「電動機」を意味するドイツ語表記「Motor」を昔のドイツ語教育においては「モトール」とカタカナ表記されていたのを誰かがそこから「モートル」を動力用モーターを意味する言葉として広めたことによる。三善晃が音楽を担当。 闘魂の記録-オリンピック東京大会を目指して-(1963年:カラー・34分) 1964年東京五輪に向けてトレーニングに励むアスリートたちの姿を中心に映し出されているが、冒頭では前記東京五輪のメイン会場となった国立霞ヶ丘競技場陸上競技場におけるナイター設備や、羽田空港に通ずる高速道路のトンネル区間の照明設備が紹介され、特に後者では当時の松下技術陣による開発風景も映し出されている。黛敏郎が音楽を担当。 結晶と電子-エレクトロニクスと生体と-(1964年:カラー・26分) 原子の結びつきから電子の働きを解説。前出『パルスの世界』と同じく一柳慧が音楽を担当している。 新しい暮しを創る ―松下電器― (1964年:カラー・27分) 昭和中期の家電ブームを技術で支えた企業イメージPR作品。 マリン・フラワーズ-腔腸動物の生活圏-(1994年HDリマスター版:カラー・40分) 作品の内容としては、今では刺胞動物と呼ばれるようになっているクラゲ、サンゴ、イソギンチャクなどの腔腸動物の世界を紹介するものとなっている。1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会における3面マルチスクリーンでの映像公開のため1973年から制作されたが、同時に海洋博以外での映像公開も検討され、結果として海洋博向けの3面マルチスクリーン版(22分)と共に1面ポピュラーサイエンス版(31分)も用意されるに至る。その後、1994年にハイビジョン試験放送用としてシンテル社(現・ブラックマジックデザイン)製ハイビジョン対応テレシネスキャナー初号機によるハイビジョン化を実現させた。このハイビジョン化実現に際しては35mmカラーネガ原版に若干の未使用ネガが追加されたこともあって所要時間が40分に延びたほか、音楽とナレーションなども制作当初とは大きく変更されている。
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