小鬼族(ゴブリン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:16 UTC 版)
「ナイツ&マジック」の記事における「小鬼族(ゴブリン)」の解説
小王(オベロン) 小鬼族と呼ばれルーベル氏族に隷属する人間族(第一次森伐遠征軍の末裔)の王。表向きはルーベル氏族に従っているが、内心では両親を穢れの獣の魔王の中枢に封じた巨人族への憎しみが募っている。 実は人間を装っているアルヴで、両親の寿命が尽きる前に故郷たる西の地へと連れ帰るのが望みであり目的。数百年前の敗走から、両親が末裔達をどう導いてきたかの経緯を知っている。小鬼族が技術を残せた事とルーベル氏族が獣を従えられた理由がここにあり、両親が魔王を眠らせアルヴの滅びの詩(ネクローリスソング)で獣を操っていたというのが正解だった。 末裔を率いる王とはいえ、両親をこの地に連れて来た徒人に対してはあまりいい感情を持っておらず、役に立つ貴族階級(騎操士や鍛冶師の末裔)が住む上街と呼ばれる地域しかまともに保護していない。下層の人間が住む下村は、森に半ば放置して一定期間毎に「御納め」という取り立てをしていただけなため、村々は貧困と魔獣の脅威に常に晒されていたが、彼は毛ほども気にしていなかった。 魔王を支配し制御するため長きに渡って雌伏の時を過ごし、獣を増やして戦力増強を計りながら反逆の機を窺っていたが、西から来たエル達の船団と遭遇したことで時期到来と帰還計画を立案。カエルレウス氏族と行動を共にしていたエルへと接触して彼らに共闘を持ちかけ、切り札たる魔王と穢れの獣を生体改造した指揮官騎「幻操獣騎(ミスティックビースト)」を起動。諸氏族連合軍とルーベル氏族の決戦の最中に背後から牙を剥いた。ルーベル氏族を穢れの獣の瘴気で包んだあと、全ての巨人族を滅ぼして西へ帰還するために銀鳳騎士団の船団に合流しようとしたが、最初から小王を信用していなかったエルによって拒絶され本性を表した。騎士団との戦いの最中、魔王の体内に侵入して中枢部を潰そうとしたマガツイカルガを身を挺して防ごうとしたが、攻撃命中の直前に父母の意思で操られて制御不能となった幻操獣騎により魔王から強制退避させられた。 その消息は書籍版で加筆され、父母により逃がされたあと全てを失ったと考え一時は茫然自失していたが、森の中で自身がアルヴであることを思い出した彼は唯一生き残った幻操獣騎を操り西の地の古き同胞を求めて旅立って行き、Web版本編では浮遊大陸に流れ着く(以後は浮遊大陸を参照)。小王は知らないことだが、彼の両親が封入されていた魔王中枢の巨大な水晶球はエルが確保してフレメヴィーラ王国に持ち帰っており、近いうちにアルヴヘイムの大老キトリーの下へ持ち込まれる予定。彼の「望み」だけは別の形でかなっている。 ザカライア 小王(オベロン)の部下。小鬼族の青年で騎士。連絡役・監視役として小王によりエルネスティとアデルトルートに付けられた。その為二人が飛ばすカササギの掌に同乗する事となり、挙句に通りかかった銀鳳騎士団飛空船団に合流する為の高機動飛行で、顔中から色々なものを垂れ流し気絶する羽目になる。飛行中のイズモ上部甲板から持参した甲虫を伝書鳩の様に飛ばして、エルネスティと銀鳳騎士団の後方確保と戦闘介入の二勢力に分離する方針を報告した。
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