小惑星近接運用とは? わかりやすく解説

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小惑星近接運用(2018年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:50 UTC 版)

はやぶさ2」の記事における「小惑星近接運用(2018年)」の解説

2018年6月27日小惑星リュウグウの上20 km位置到着した2018年9月21日探査ローバーミネルバ-II1を地表向けて投下投下されローバーは2台で、いずれも着地成功するとともに少なくとも1台がリュウグウ地表ジャンプして移動したことも確認された。着地後、ローバー投下直後はやぶさ2や、ジャンプ中に撮影したリュウグウ地表写真を、上空20 kmはやぶさ2送信した小惑星上で探査機着陸移動写真撮影成功したはいずれ世界初である。 2018年10月3日10時57分 (JST) 頃、MASCOT投下した。約6分後にリュウグウ接触しバウンド経てさらに約11分後に着地成功したジャンプによる場所移動を含む17時間を超える観測活動行いMASCOT運用終了した2018年11月5日1137分 (JST) 頃、ターゲットマーカーBが切り離され着陸候補地L08-Bの中心から15.4 m離れた所に着地2018年11月23日太陽との合により通信が困難となる期間にビーコン運用を行う「合運用」を開始しリュウグウから最大100 km離れる軌道入り、ゆっくり離れ始めた2018年12月13日JAXA会見ミネルバ2-1ステレオ画像を含む新たな画像公開した。また正式名称について1Aが「イブー (HIBOU)」、1Bが「アウル (OWL)」と発表したいずれも神話ミネルバ関わりのあるフクロウ因むそれぞれ113日と10日活動確認されており、その後日陰入って休止中推定された。またその間カメラ画像に全く汚れ確認できなかったことから、リュウグウ表面に砂は無いと結論付けられた。 2018年12月29日、合運用終了して通常の運用行った。なお正月3が日運用休止していた。

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小惑星近接運用(2019年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:50 UTC 版)

はやぶさ2」の記事における「小惑星近接運用(2019年)」の解説

2019年2月22日7時29分 (JST) 頃、「リュウグウ」への1回目着陸成功した。この日は、はやぶさ2開発尽力したJAXA宇宙科学研究所助教であった飯島祐一故人)の誕生日だった。 2019年3月5日前述寄付金より取り付けられ岩石採取確認カメラ映像公開され充分な量のサンプル採取ができたように見えることから着陸を2回に減らす方針示された。 2019年4月5日11時 (JST) 前、衝突装置 (SCI) と小型カメラ (DCAM3) を分離した後、リュウグウ反対側に退避し、DCAM3による衝突噴出物撮影により衝突装置作動確認することに成功した2019年4月25日衝突地点観測し人工クレータ存在確認2019年5月16日、低高度に降下して人工クレーター付近調査行おうしたものの、高度約50 m付近LIDAR受信感度切替時にノイズ拾い異常を感知したため、自律判断上昇した。この時のターゲットマーカー投下中止された。接近時に詳細な映像得られた。 2019年5月30日、高度10 mまで降下しターゲットマーカーAの投下成功した2019年6月11日から6月13日にかけて、低高度運用人工クレーター付近詳細観測最有力候補地点に充分に近い場所に投下されていたため新たなターゲットマーカー投下しなかった。 2019年6月25日2回目着陸計画について発表された。人工クレーター内部ではなく人工クレーターから飛び散ったクレーター周辺物質採取する決定した2019年7月11日2回目着陸行いサンプル採取シーケンス実施した2019年8月2日ミネルバ-II1ローバー1Bことアウル冬眠から目覚め1315分 (JST) 頃から10分間テレメトリ取得2019年8月26日サンプル採集容器再突入カプセル収納された。 2019年8月29日予備の4個目のリアクションホイールテスト中にトルク異常を検知したため、自律的にセーフホールドに移行してリュウグウから離れた距離へ退避した8月30日運用でセーフホールドから復帰させており、少なくとも常用している3個のリアクションホイールやセーフホールドの挙動は正常とされた。この影響によりリュウグウ再接近する必要が生じ9月5日予定されていたターゲットマーカー分離運用延期した2019年9月12日ターゲットマーカー分離運用降下)を開始9月17日リュウグウ上空 1 kmターゲットマーカーE,Cをそれぞれリュウグウ赤道軌道極軌道載せて分離9月23日ごろにかけて落下するまでの様子上空 20 kmから光学観測した。これらには、世界初人工衛星シリーズにちなんだ名が付けられターゲットマーカーCはCに似たロシア語のС (エス) で始まるスプートニク (Sputnik/Спутник) 、Eはエクスプローラー (Explorer) と名付けられた。 2019年10月3日ミネルバ-II2をリュウグウの上1 km から赤道周回する軌道載せて分離当初の予定では8周ほど周回する計画だったが、カバー分離反動25°ほどの誤差生じ、約22時間で1周あまり周回してリュウグウ着地した

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