対象者とその警護人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 07:00 UTC 版)
「フリージア (漫画)」の記事における「対象者とその警護人」の解説
杉山 ヒロシが最初に処理した対象者。仲間とともにとある夫婦の自宅を襲撃し、暴行殺害した過去を持つ。ヒロシに追い詰められて射殺される。 アケミ 杉山の妻、子持ち。ヒロシに射殺される。 映画では「ナツミ」という名前に変更されている。 隅川栄一 対象者。過去に保険金殺人を犯したヤクザの幹部。敵討ちを以前にカツミ事務所とは別の事務所に申請されていたが、部下に事務所を脅させた上、代議士の力で中止させたため、今回は執行の際に特例措置(外部からの妨害などを想定した、政府が指定した地域での敵討ち)をとられてしまう。幽霊を倒したヒロシに出会い、ナイフで喉を切られて死亡する。 広川 隅川の舎弟のヤクザ。片耳が欠けている。粗暴な性格で女性にも容赦がないが、敵討ち執行時には間抜けな一面も見せる。舎弟として、半強制的に警護人とされ敵討ちに参加。幽霊に支給された銃と自分用の銃の二丁を持って山田と交戦したが、予備にしていた幽霊の銃に弾が入っていないことに気付かず、山田をだまし討ちで射殺しようとして失敗し、あっさり降伏したところを激昂した山田に射殺される。 幽霊 / 立花星一 隅川の警護人である小柄な老人。ヤクザの傘下の警護事務所で働き、その実力は業界に知れ渡っていた。ヒロシと同じく"擬態"能力を持ち、硝煙の匂いを嫌いナイフを愛用する。無敵に近い戦闘能力を持つヒロシを追い詰めた唯一の男でもある。死闘の末、ヒロシに射殺される。 岩崎トシオ 元テロリスト。政治家を狙撃しようとしてSPを射殺したことから自らの信念に迷いが生じてしまい、その迷いから逃れるように軍隊に志願した矢先に今回の敵討ちを受けることになる。情に厚く、巻き込んでしまったシバザキのために敵討ちのルールを逸脱してしまう。最終的にはメール友達のコトミと出会い、敵討ちを通じ自分なりの答えを見つけ、ヒロシとの決闘の末に絶命する。 シバザキ トシオの友人。吃音などのせいでバイト仲間から手ひどくいじめられていたが、友情からトシオの敵討ちに参戦。その後少し明るくなり、トシオを守るため策を講じたが警護人の裏切りと不運によって全てが無駄になる。最期は傷を負いながらもトシオを守ろうとして山田に射殺される。 小倉マサエ 溝口が一人で処理することになった対象者。猫に餌をやるのが趣味、トリカブトの毒を使った保険金殺人を犯した。無口だが、計画的に自己の目的を遂行する。溝口に射殺されたが、執行時に見た幻覚の数々によって彼の狂気は加速していく。 寺島 交通事故で母子を殺害し、敵討ちの対象となった男。なんでも人のせいにし、コツコツやっていくことが嫌い。夢見がちで、子供好き以外とりえのない卑小な性格。命を落とした井出のために生き抜く事を選択したが、ヒロシに射殺される。 井出 犯罪者更生NPOで働く元ヤクザ。寺島の幼馴染、離婚経験あり。寺島への敵討ちに参加することになる。飯島が放った銃弾により死に至る。 岩尾ヒサエ 独立開業している女警護人。父親と確執があり、アルコール中毒。執行代理人志望だが、すでに5回も試験に落ちている。寺島戦の後に転職する道を選ぶ。 田中慶太 民兵組織「国防自衛団」(のちに「アジア連合自由同盟」に改称)の代表。国会議員・田中義三の甥でメディアから人気があるが、生前のトシオには「こいつは違う」と一蹴されている。実は薬物の常習者であり、未青年時代の訴訟沙汰など素行に問題がある。母親への執着にまつわる幼少期のトラウマを抱え、衝動的に殺人を犯した過去を持つ。本来は対象とならない立場にあったが、政治闘争のコマとして利用され、特例措置として敵討ちの対象にされる。 数々の矛盾を抱えたまま執行された特例措置による「敵討ち」は一般市民を多数巻き込む激しい銃撃戦となるが、同日に起こった「敵国」からの爆撃に巻き込まれながらも運良く生き延びる。終戦後も生き延びるが、どこからともなく現れたヒロシに銃口を突きつけられる。 ボビー 「国防自衛団」の一員で、田中慶太の護衛役。慶太を狙撃した男を一撃で射殺、ヒロシの動きにもある程度反応するなど、肥満体に反して戦闘能力は高い模様。ヒロシに射殺される。
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