安倍 吉輝

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安倍吉輝
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安倍 吉輝(あべ よしてる、1941年9月28日 - 2009年10月25日[1])は、日本棋院に所属する囲碁の棋士(東京本院所属、九段)。門下に金川正明、釼持丈。女流棋士の岡田結美子は実娘、イラストレーターの安倍吉俊は息子。
人物
宮城県石巻市出身。1954年に院生[2]。1960年入段。1962年、藤沢朋斎の門下となる[3]。
1986年九段へ昇段。この間藤沢秀行の主宰する研究会(通称「秀行塾」)で薫陶を受ける。低段時代はよく一次・二次予選突破を果たし、「枠抜けのアベちゃん」の異名を取った。大手合の第二部で、三等に三回連続入賞[4]。1965年、梶原武雄を団長、林裕を副団長とする囲碁使節団の一員として工藤紀夫とともに[5]、1ヶ月中国を訪問[6]。
1975年、NHK囲碁講座の講師をつとめる[7]。
プロ棋士でありながら「趣味は囲碁」と公言するほど囲碁研究に打ち込んだことで知られる。定石研究に熱心なことで知られ、「アマの知らない定石」「アマの知らない布石」「妙手誕生」など著書多数。雑誌などでも定石講座を担当することが多かった。
2009年10月25日、舌がんのため死去。
実績・表彰
- 1984年 第9期棋聖戦八段戦準優勝
- 1987年 第5回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞受賞
著書
- 対局ハプニング集 安倍吉輝 著 日本棋院 1973 (ゴ・スーパーブックス)
- この一手盤上のドラマ 安倍吉輝 著 日本棋院 1974 (ゴ・スーパーブックス)
- アマの知らない星の定石 安倍吉輝 著 成美堂出版 1978
- アマの知らない互先の定石 安倍吉輝 著 成美堂出版 1978
- 安倍ちゃんの冗句で覚える上達法 安倍吉輝 棋友社 1980
- 逆転の囲碁 : 定石のここを突け 安倍吉輝 著 二見書房 1981 (サラ・ブックス)
- プロ級手筋入門 : アマにもわかるプロ芸の神髄 安倍吉輝 著 創元社 1981 (初段に挑戦する囲碁シリーズ)
- 碁は構想力 : 有利に戦う作戦の立て方 安倍吉輝 [著] 誠文堂新光社 1981
- 新手・新型・新定石 別冊囲碁クラブ31 安倍吉輝 日本棋院 1981
- アマの知らない定石 : 互先 安倍吉輝 著 成美堂出版(文庫) 1982
- 碁は構想力 : 有利に戦う作戦の立て方 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1982
- 古今妙手・鬼手 : 名手の神技を味わう 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1983
- 碁敵の知らない新定石 小目 安倍吉輝 著 成美堂出版 1985
- 序盤・中盤必勝テクニック : 実戦手筋百態'85 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1985
- 碁敵の知らない新定石 高目・目ハズシ 安倍吉輝 著 成美堂出版 1986
- 厚みの計算法 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1987 - 『囲碁』別冊
- ツケツケ百科 安倍吉輝 著 日本棋院 1988 (烏鷺うろブックス)
- 囲碁 実力テスト七・八級 安倍吉輝監修 成美堂出版 1988
- 勝負所を決める : 勝つも負けるもこの一手 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1990
- 囲碁妙手・奇手・新手・見損じ 安倍吉輝 著 三一書房 1994
- 碁敵粉砕!裏定石必勝法 安倍吉輝 著 棋苑図書 1997 (棋苑囲碁ブックス)
- 妙手誕生 : 近世から現代まで囲碁史に輝く一手 安倍吉輝 著 日本棋院 1999
- プロ級手筋入門―アマにもわかるプロ芸の神髄 (初段に挑戦する囲碁シリーズ 9) 安倍吉輝著 創元社 2000
- 英傑幻庵因碩 安倍吉輝 著 日本棋院 2001 (古典名局選集)
- 発想転換の囲碁 安倍吉輝 著 毎日コミュニケーションズ 2003 (Mycom囲碁文庫)
- 知って得する囲碁玉手箱―アマの知らない52の常識 安倍吉輝 著 毎日コミュニケーションズ 2004 (真・囲碁講座シリーズ )
- アマの知らない定石 : 互先・星 安倍吉輝 著 毎日コミュニケーションズ 2005 (Mycom囲碁文庫シリーズ)
- アマの知らない布石 : 布石の発想転換法 安倍吉輝 著 毎日コミュニケーションズ 2006 (Mycom囲碁ブックス)
プロ実戦名手筋シリーズ
- 実戦手筋百態 : 勝利を呼ぶ石のはたらき 安倍吉輝 [著] 誠文堂新光社 1984 - 『囲碁』別冊、のちに単行本、前年分のプロの実戦から名手筋を選考・紹介
- 序盤・中盤必勝テクニック : 実戦手筋百態'85 安倍吉輝 [著] 誠文堂新光社 1985.7
- 実戦好手筋 : 参考にしたいプロの名手 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1986
- 序盤・中盤妙手筋 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1987
- 序盤・中盤攻防の手筋 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1988
- プロ実戦妙手筋 1 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1990
- プロ実戦妙手筋 2 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1990
- プロ実戦妙手筋 3 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1991
- プロの感覚・この一手 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1992
- プロの先端手筋 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 1993
囲碁 新手・新型年鑑シリーズ
- 囲碁新手年鑑 (82年版) 安倍吉輝 (著) 四星社 1982
- 囲碁新手年鑑 (83年版) 安倍吉輝 (著) 四星社 1983
- 囲碁新手年鑑 (84年版) 安倍吉輝 (著) 四星社 1984
- 囲碁新手年鑑 (85年版) 安倍吉輝 (著) 四星社 1985
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’86〉 安倍吉輝 (著) 誠文堂新光社 1986
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’87〉 安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1987
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’88〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1988
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’89〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1989
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’90〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1990
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’91〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1991
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’92〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1992
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’93〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1993
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’94〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1994
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’95〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1995
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’96〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1996
- 囲碁 新手・新型年鑑〈’97〉安倍吉輝(著) 誠文堂新光社 1997
- 新手新型歴代きわめつけ 安倍吉輝 著 誠文堂新光社 2002
出典
- ^ 囲碁棋士九段、安倍吉輝さん死去 asahi.com 2009年10月26日閲覧
- ^ 安倍吉輝『対局ハプニング集』(日本棋院)著者紹介
- ^ 安倍吉輝『対局ハプニング集』(日本棋院)著者紹介
- ^ 安倍吉輝『対局ハプニング集』(日本棋院)著者紹介
- ^ 安倍吉輝『対局ハプニング集』(日本棋院)P.81
- ^ 安倍吉輝『対局ハプニング集』(日本棋院)著者紹介
- ^ 『序盤中盤妙手筋』著者紹介
外部リンク
「安倍 吉輝」の例文・使い方・用例・文例
- 安倍内閣は、第90代の内閣総理大臣に指名された安倍晋三が2006年9月26日に発足させた内閣である。
- 安倍内閣は、自由民主党、公明党を与党とする連立内閣である。
- 安倍川餅という食べ物
- 安倍川という河川
- 自民党幹事長代理である安倍氏は初めて閣僚になった。
- 安倍氏は703票中464票を獲得し,圧勝した。
- 安倍官房長官,谷(たに)垣(がき)禎(さだ)一(かず)財務相,麻生(あそう)太郎外相がその職に立候補していた。
- 安倍氏は選挙戦当初から優勢だった。
- 選挙運動中,安倍氏は憲法改正や教育改革の必要性を強調した。
- 安倍氏(52)はおそらく9月26日の臨時国会で日本の次期首相に指名されるだろう。
- 安倍首相はまた,教員免許の定期更新,学校評価制度の導入,子どもたちが人や社会について学べるようボランティア活動の奨励といった具体的な改革にも言及した。
- 安倍首相の盟友であり元総理大臣でもある,麻(あそ)生(う)太郎氏は副総理に任命された。
- 経済の回復を助けるため,安倍首相と麻生氏は茂(もて)木(ぎ)敏(とし)充(みつ)経済産業大臣や甘(あま)利(り)明(あきら)経済再生担当大臣と協力しなければならないだろう。
- 安倍さんは長谷川の傑作「松(しょう)林(りん)図(ず)屏(びょう)風(ぶ)」を用いて,この有名絵師の隠れた心を探った。
- 東京タワーでの点灯式には安倍(あべ)晋(しん)三(ぞう)首相が出席した。
- 共同声明で,安倍首相とプーチン大統領は,双方にとって受け入れ可能な解決策を見つけるために交渉を加速させるよう,各外務省に対して指示を与えると述べた。
- 安倍首相とプーチン大統領は政治的連携を強化するため,相互に訪問することで合意した。
- 安倍首相は自身の経済政策「アベノミクス」が国民の支持を得ていると考えている。
- 安倍首相は選挙結果について記者団に「国民は我々の政策を支持し,この道を進み続けてほしいと思っていることを示した。」と述べた。
- 安倍首相は閣議の後,記者会見で「公共財政の改善と経済再生は両立できると確信している。」と述べた。
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