天ぷらの変わり種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 09:20 UTC 版)
アイスクリームの天ぷら 冷たいアイスクリームを熱い油で揚げるが溶けていないということで話題となった。アイスクリームをカステラなど空気を多く含む素材で包み素早く揚げると、空気により内部への熱伝導が妨げられるためアイスクリームは溶けない。放置すれば溶け出すので、出来立てをすばやく食す。 饅頭の天ぷら 主として酒饅頭に衣を付けて揚げたもので、一部は揚げ饅頭として商品化されている(饅頭参照)。福島県会津若松市では100年以上前から親しまれており、おやつとしてだけでなく蕎麦の上に乗せるなどおかずとしても食されているほか、長野県南信地方でも食されている。広島県の宮島では「揚げもみじ」というもみじ饅頭の天ぷらが売られている。近年[いつ?]東京の浅草寺門前でも売られている。 干し柿の天ぷら 干し柿の中をくり抜き、辛子を詰めて衣を付けて揚げたもの。衣にはフリッターのものを使用することもある。 梅干の天ぷら 梅干に衣を付けて揚げたもの。普茶料理においては、梅干を水に一昼夜つけて塩気を抜いたものをシロップで甘く煮付け、これを衣に付けて揚げる。さらに揚げた物を温めたシロップに漬けることもある。箸休めとして用いられる。 半熟卵の天ぷら うどんに入れられることが多い。 ウニの天ぷら 溶けやすいウニを海苔で巻いて揚げる。 モズクの天ぷら モズクの主産地である沖縄県で売られている。 アーサの天ぷら 同じく沖縄県で採取されるヒトエグサが使用される。 ラッキョウの天ぷら 同じく沖縄県で栽培される島らっきょうが使用される。 寿司の天ぷら 海苔巻きのものが多いが、にぎり寿司の天ぷらを出す店もある。ラスベガス・ロールの名で呼ばれるアメリカ合衆国の寿司の一種にも前者の体裁のものがある(巻き寿司を参照)。 リンゴの天ぷら リンゴを三つ葉の茎と一緒に揚げる。 いかだ牛蒡 厚く切った牛蒡を包丁で叩いて柔らかくした後、薄い味付けで煮て、これをいかだ状にまとめて衣を付けて揚げたもの。 めんたいこ天ぷら めんたいこの特産地である博多で食べられる。 ビスケットの天ぷら 岩手県西和賀町では、ビスケットにもち米粉と小麦粉で作った衣を付け、揚げて食べる。名称は天ぷらだがフリッター風。 もみじの天ぷら 大阪府箕面市では、1年以上塩漬けにした食用もみじの葉に甘い衣をつけて揚げたものが販売されている。 とり天 大分県の郷土料理 紅生姜の天ぷら 大阪で食べられている。 沖縄県の天ぷら 沖縄県で一般的な天ぷらは衣に味付けがされており、天つゆを用いずそのまま、あるいは沖縄産の塩や、ウスターソースをつけて食べる。長崎天ぷらに似た南蛮天ぷらの系譜で、本土の天ぷらよりも厚い衣の無骨な仕上がりとなっており、食事のおかずというよりも手づかみで食べるおやつ感覚の軽食である。 西洋野菜の天ぷら ピーマンやパプリカ、ブロッコリー、カリフラワー、オクラ、アスパラガス、トマト、ズッキーニ、ジャガイモ、パセリなど近代に日本に入ってきた西洋野菜も天ぷらに出来る。
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