商店街の店舗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 09:07 UTC 版)
魚勇 尾頭橋にある鰻屋の老舗。名物は「特性ウナギの天むし」という押し寿司で、鰻を焼いた後に軽く蒸すことで脂っぽさを抜いている。 不朽園 1927年(昭和2年)に名古屋市中区の大須で創業した和菓子屋である。「不朽園最中」や「献上最中」など、餡を使用した商品が主力である。「不朽園饅頭」には愛好者も多い。江戸時代、名古屋を代表する和菓子屋に「両口屋是清」と「桔梗屋」があったが、そのうち桔梗屋の流れを汲む「不老園」(中区大須)から暖簾分けしたのが、不朽園である。戦後の1946年(昭和21年)に大須より尾頭橋の地に移転した。1993年(平成5年)には3代目の杉村一夫が跡を継いだ。1997年(平成9年)頃からは自店舗での販売だけでなく百貨店への納入も行っている。2007年(平成19年)には創業80年を迎え、同時点では40人の従業員がいた。2012年(平成24年)には店舗が歴史的・文化的価値があると判断され、名古屋市によって認定地域建造物資産に認定された。 尾頭橋米穀店 1890年(明治23年)創業。2006年(平成18年)には農林水産省の外郭団体である食品流通構造改善促進機構が主催する有料経営食料品小売店等全国コンクールで受賞した。東海3県では唯一の受賞者であり、「米屋のお赤飯」や「桜エビ入りの餅」など個性的な二次加工食品が評価された。2017年(平成29年)には尾頭橋3丁目6-8から尾頭橋3丁目6-39に移転した。近隣には藤田医科大学ばんたね病院があり、退院祝いに「米屋のお赤飯」を購入する客も多いという。 尾頭映劇/尾頭劇場(閉館) 尾頭橋通2-9(当時)にあった映画館。1946年(昭和21年)4月21日設立、または1947年(昭和22年)開館。戦前の名古屋市電下之一色線尾頭橋電停付近の飲食店はまばらだったが、戦後には尾頭劇場が開館したことで商店が密集するようになった。1954年(昭和29年)時点の観客の年代は、20歳代が80%、30歳代+40歳代前半が18%だった。1956年(昭和31年)時点の中川区には4館の映画館があり、うち尾頭橋には邦画上映館の尾頭劇場と洋画上映館の尾頭パレス劇場があった。日本の映画館数がピークを迎えた1960年(昭和35年)時点で、尾頭劇場は木造平屋建・1320人収容、尾頭第一劇場は木造2階建・300人収容だった。1968年(昭和43年)以前に閉館した。 尾頭パレス劇場/尾頭第一劇場(閉館) 尾頭橋通2-35(当時)にあった映画館。1954年(昭和29年)12月31日に開館した。1954年時点の観客の年代は、30歳代が75%、20歳代が20%、その他が5%だった。1960年代中頃に閉館した。 紅屋百貨店(閉店) 武島屋呉服店(閉店) 清水屋尾頭橋店(閉店) 1968年(昭和43年)2月、尾頭劇場跡地に開店した。尾頭橋3丁目415-1にあった店舗は5階建てであり、店舗面積2,660平方メートルの大規模小売店舗だった。2016年(平成28年)11月20日に閉店した。2017年(平成29年)5月11日には跡地にツルハドラッグ尾頭橋店が開店した。 魚勇 不朽園 清水屋尾頭橋店
※この「商店街の店舗」の解説は、「尾頭橋」の解説の一部です。
「商店街の店舗」を含む「尾頭橋」の記事については、「尾頭橋」の概要を参照ください。
- 商店街の店舗のページへのリンク