各シリーズの最終ボス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:27 UTC 版)
「ロックマンゼロシリーズ」の記事における「各シリーズの最終ボス」の解説
コピーエックス(Copy X) → コピーエックスMk-II(Copy X Mk-II / コピーエックスマークツー) 声 - 風間勇刀 Z1の最終ボス。ネオ・アルカディアの指導者で、シエルがエックスのDNAデータをコピーして作られたレプリロイド。エックスのコピーとは名ばかりで、オリジナルと異なり、自身が英雄で正義であると断言する、人間至上主義で高慢な性格。自称「オリジナルエックスの完全なるコピー」、「英雄」。戦闘時にはアルティメットアーマーに似た天使のような白いアーマーを装着する。また、第2形態の姿はシリーズの最初にして唯一の属性を持つ最終ボスである(雷属性)。 Z3ではバイルの改造で「Mk-II(マークツー)」として復活するが、台詞が平仮名と片仮名の入り混じった不自然なものとなり、随所に「ギギ」という機械音が混じっている。再びネオ・アルカディアの指導者として君臨するも、バイルを無条件に信頼しているような言動を繰り返し、また人間を危険に晒すような作戦も厭わなくなっているなど、バイルに都合の良い傀儡と化していた。ゼロと対峙するも敗北、オリジナルからバイルに利用されていた事実を告げられてもなお抵抗しようとしたが、バイルに仕掛けられた罠が発動して自爆した。ネオ・アルカディアの人々はエックスがコピーであることは知らないため、Z4に登場するキャラバンの人間たちは(コピー)エックスを倒したゼロやレプリロイドたちを憎んでいたが、後に考えを改めている。 当作品以外のXシリーズのソーシャルゲーム作品『X DiVE』では2020年7月10日(台湾先行)に登場し、ダイヴフェス限定ガチャに実装された。また、同じ形状の武器アイテム「Xインパクト」も登場する。 エルピス(Elpis / Elpizo) 声 - 柏倉つとむ(現:カシワクラツトム) Z2の最終ボス。元ネオ・アルカディアの都市管理局員レプリロイドTK31。「エルピス」という名は、彼が偶然見つけた図書館の古のデータベース「プロジェクト・エルピス」から自ら名づけた。 シエルのレジスタンスと合流後は研究で忙しいシエルの代わりにレジスタンスの司令官になった。ネオ・アルカディアへの直接攻撃「正義の一撃作戦」を開始するも作戦は無残にも失敗、自分の非力さを呪い、力を求め、ダークエルフをエックスのオリジナルボディから開放してしまう。戦闘性能を強化するも力を見せたがる思考が勝り無駄な動きが目立ち、ゼロに隙をつかれて敗北。最後は自分を止めてくれたゼロに感謝し本来の姿をのぞかせたマザーエルフの力でサイバーエルフ化して、いずこかへと去っていった。 形式番号の「TK31」は、演じている声優のイニシャルと誕生日から来ている(Tsutomu Kashiwakura 3月1日生まれから)。 オメガ(Omega) 声 - 諏訪部順一(第3形態のみ) Z3の最終ボス。ゼロのオリジナルボディにその戦闘性能を最大限発揮するよう作った人格データを容れたもの。 第1形態のボディ(灰色、金色のボディ)は、オメガのあまりに大きすぎる出力を抑える拘束具であると同時に鎧であり、内部にオメガが格納されている。第2形態ではダークエルフの力を解放したことで巨大なエックスとゼロが合体したような姿となる(画面に上半身しか入りきらないほど)。この第2形態を破壊するとオメガが現れる。オメガとして使用してくる技のほとんどは、かつてロックマンXシリーズにおいてゼロが使っていた必殺技である。バスターショットはゼロ(コピーボディ)と同一だが、発射する向きが横になっている。 開発当初はXシリーズのゼロと同じデザイン案や、ゼロに肩アーマーを付けたような外見にするという案もあったようである。 後の『ロックマンゼクス』では、Z3とZ4に登場したミュートレスレプリロイドたち(それぞれ4人ずつ)と共に隠しボスとして復活する。ただし、本作と比べて攻撃頻度の増加、一部の技にHP回復効果がつくなど大幅に強化されており、その強さは本編の最終ボスをも凌ぐ。なお、オメガを参考にしたライブメタル・モデルOが登場しているが、誰が制作したのかは不明。 ドクター・バイル(Dr. Vile / Dr. Weil) 声 - 大塚周夫(Z4のみ) Z3から初登場し、Z4では最終ボスを務める。ネオ・アルカディアの悪の科学者で、人間もレプリロイドも全て憎悪の対象となっている。Z3にてコピーエックスを復活させ、ネオ・アルカディアに復帰。彼を利用することでネオ・アルカディアの実質的な支配者へと上り詰め、地球の軌道上に浮かぶ巨大衛星攻撃砲台「ラグナロク」を使い外界の自然を全て破壊して人間やレプリロイドに自分と同じ「永遠の苦しみ」を与えようと企んだ。ゼロによって追い詰められ、ラグナロク・コアと融合し、さらにはラグナロクそのものと融合するもゼロに倒された。この際に生じたラグナロクの破片が、ゼクスシリーズに登場するライブメタル・モデルVの基となった。 英語版においては発音にあわせ「Weil」とドイツ語表記される。
※この「各シリーズの最終ボス」の解説は、「ロックマンゼロシリーズ」の解説の一部です。
「各シリーズの最終ボス」を含む「ロックマンゼロシリーズ」の記事については、「ロックマンゼロシリーズ」の概要を参照ください。
- 各シリーズの最終ボスのページへのリンク