即位説とは? わかりやすく解説

即位説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:13 UTC 版)

神功皇后」の記事における「即位説」の解説

『新唐書』列伝145 東夷 日本に「仲哀死、以開化曽孫女神功為王」、『宋史列伝250 外国7 日本国に「次 神功天皇 開化天皇曽孫女、又謂之息長足姫天皇」とあるが、『宋史』には10世紀日本から渡った僧・奝然伝えた『王年代紀』の内容掲載した明記されている。『新唐書』編纂されたのも11世紀であり、やはり『王年代紀』を参照した考えられる明治時代以前は、神功皇后天皇皇后臨朝)とみなして第15代の帝とした史書もあったが、1926年大正15年10月皇統譜令に基づく皇統譜から歴代天皇から外された。

※この「即位説」の解説は、「神功皇后」の解説の一部です。
「即位説」を含む「神功皇后」の記事については、「神功皇后」の概要を参照ください。


即位説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:46 UTC 版)

菟道稚郎子」の記事における「即位説」の解説

このように菟道稚郎子仁徳天皇脇役とする見方に対して別の評価をする研究説がある。『古事記』では「郎子」が皇位継承者「命」とは異な用法前述)である一方天皇として即位していた扱い表現もまた見られることから、「皇統譜並行してありえた天皇」であるとし、記紀に対して記紀記されなかった史実」の存在指摘する研究がある。似た事例としては「飯豊天皇」と称される忍海郎女(おしぬみのいらつめ)が見られ描写法関わり考えられる。またこの菟道稚郎子記事により、皇統父子継続から兄弟継続への変化右図参照)が合理的に実現されているとも指摘される記紀以外では、『播磨国風土記』にある「宇治天皇」の記載拠り皇位に就いてたとする指摘がある。

※この「即位説」の解説は、「菟道稚郎子」の解説の一部です。
「即位説」を含む「菟道稚郎子」の記事については、「菟道稚郎子」の概要を参照ください。


即位説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 22:17 UTC 版)

弘文天皇」の記事における「即位説」の解説

詳細は「大友皇子即位説」を参照 『日本書紀』には、天智天皇実弟大海人皇子東宮皇太子)に任じていたが、天智天皇我が子可愛さ余り、弟との約束破って大友皇子皇太子定めた記されている。しかし漢詩集『懐風藻』や『万葉集』には「父の天智天皇大友皇子立太子正式な皇太子定めること)していた」とあり、これを支持する学説もある。また、皇位には天智天皇皇后倭姫王立て、自らは皇太子として称制していたとする説もある。 父の天智天皇天智7年668年即位)のもとで天智10年671年)に太政大臣となり、その政務補佐した『日本書紀』天智10年671年11月の条に、「大友皇子左大臣蘇我赤兄臣・右大臣中臣金連・蘇我果安臣・巨勢人臣紀大人臣ら五人高官と共に宮殿の西殿の織物仏の前で「天皇の詔」を守ることを誓った大友皇子香炉を手にして立ち、「六人心を同じくして、天皇の詔を奉じる。もし違うことがあれば必ず天罰を被る」と誓った続いて5人が順に香炉取って立ち、「臣ら五人殿下に従って天皇の詔を奉じる。もし違うことがあれば四天王が打つ。天神地祇もまた罰する。三十三天、このことを証し知れ子孫絶え家門必ず滅びることを、などと泣きながら誓った」とある。 丙辰 大友皇子內裏西殿織佛像左大臣 蘇我赤兄右大臣 中臣金蘇我果安巨勢人臣 紀大人臣侍焉大友皇子手執香鑪 先起誓盟六人同心 奉天皇詔 若有違者 必被天罰 云云 於是 左大臣 蘇我赤兄臣等手執香鑪 隨次而起 泣血誓盟曰 臣等五人隨於殿下 奉天皇詔 若有違者 四天王天神地祇亦復誅罰 三十三天 証知此事 子孫絶 家門必亡 云云 ここでいう天皇の詔」(詔勅)の内容判然としないが、天智天皇死後大友皇子皇位継承させることを指示していたもの考えられている。 天智天皇10年12月3日672年1月7日)の先帝天智天皇崩御から壬申の乱による敗死までその治世は約半年短く即位関連する儀式を行うことは出来なかった。そのため歴代天皇みなされてはいなかったが、明治3年1870年になって弘文天皇追号された。

※この「即位説」の解説は、「弘文天皇」の解説の一部です。
「即位説」を含む「弘文天皇」の記事については、「弘文天皇」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「即位説」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「即位説」の関連用語

即位説のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



即位説のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの神功皇后 (改訂履歴)、菟道稚郎子 (改訂履歴)、弘文天皇 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS