単位修得方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:46 UTC 版)
放送授業(通常1科目2単位)については、配付されたテキスト(印刷教材)による学習と、BS衛星放送によるテレビ・ラジオによる放送授業の視聴による学習を行い、学期末の単位認定試験に臨む。各学習センターの放送授業視聴端末で全科目視聴可能。 放送授業の講義の概ね半分が終了した時点で、通信指導(レポート)が課される。期限日までに、これを回答・提出し、合格すると単位認定試験を受験できる。後日、結果が郵送される。なお通信指導の択一科目は全科目、記述式は一部の科目はネット経由のweb通信指導で解答できる、また一部の科目はweb通信指導のみの科目もある。 学期末試験は2022年度からweb試験になった、機材を持っていない学生は希望により各学習センター等に出向いて試験を受けることもできる。単位認定試験に合格すると単位が与えられる。 面接授業(1科目1単位、スクーリング)は、学生が各学習センターまたはサテライトスペースに出向いて受講する。1科目の授業時間は90分の講義7回分、最後の8回は45分授業の後に45分のレポートまたは試験が行われる。通常、1科目あたり4回x2日、土日に開講されることが多いが、東京周辺では平日開講科目もあり、日程も種々となっている。2016年より面接授業及びオンライン授業で20単位を修得するというシステムに変更された。面接授業は教員から直接教室内で講義を受け、各面接授業の合格基準に達すると単位を修得できる。合格基準は、出席回数・試験・レポートなどの総合評価。なお、教科書の指定がある場合は放送授業と違い学生が購入する必要があるが、ほとんどの場合教員がプリントを用意してくれる。 オンライン授業 すべてインターネット経由で行われ、動画を見た後、小テスト、レポートを提出、科目によってはデスカッションに参加が必要な科目もある。総合評価で60点以上の評価が得られれば合格となる。オンライン授業は面接授業と同じ扱いなので、すべて自宅で単位取得可能になった。 このような学習方法で、単位を取る。「全科履修生」として入学・編入した場合は、<a)基盤科目14単位以上(そのうち外国語科目2単位以上)、コース科目76単位以上(そのうち所属コース科目34単位以上、他コース科目4単位以上)、b)放送授業を94単位以上、面接授業またはオンライン授業を20単位以上、残りの10単位は放送授業・面接授業・オンライン授業のいずれでも可>という、aとb、両方の条件を全て満たしたうえで、総計124単位以上を修得すれば卒業できる。。 選択科目の卒業研究6単位(卒業論文)を履修し合格した場合は、放送授業科目3単位+面接授業科目3単位として、所属コースの専門科目の単位として認定され、卒業に必要な単位として充当可能。 上記の卒業要件を満たすと、大学卒業「学士(教養)」の学位が授与される。 学部・大学院ともに履修科目申請は毎学期ごと事前に行う。受講料は1単位あたり学部で5,500円、大学院課程で11,000円。印刷教材の費用は授業料に含まれている。印刷教材は取り扱いのある一般書店、書店通販サイトでも購入可能(「教育および研究」の節参照)。なお、印刷教材の送付が不要な場合は授業料の「割引制度」がある。 大学院の学習方法は放送授業のほかに、修士全科生の場合、専攻内の7プログラムのいずれかに所属し、指導教員による研究指導(修士論文・特定課題研究(リサーチペーパー))を受ける。研究指導は直接指導のほか、電話・FAX・テレビ電話・電子メール・郵便などにより行われる。 大学院修士課程の必要単位を修得し、修士論文または特定課題研究の審査、および口答試験に合格すると、大学院修了「修士(学術)」の学位が授与される。 必要単位は、研究指導を含め30単位以上、臨床心理プログラムは34単位以上。臨床心理プログラムのみ、学外施設での演習・実習が行われる。 大学院博士課程の必要単位を修得し、博士論文の審査および口頭試問に合格すると、大学院修了「博士(学術)」の学位が授与される。 必要単位は、特定研究科目を含め18単位以上である。 放送授業は、原則として4〜6年間で閉講される。そのため、各科目には開設年度が記載されている(例:「身近な気象学('10)」)。
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