北朝鮮の参加とは? わかりやすく解説

北朝鮮の参加

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 21:14 UTC 版)

2018年平昌オリンピック」の記事における「北朝鮮の参加」の解説

2017年9月北朝鮮張雄IOC委員IOC公式メディアとのインタビューで、「政治オリンピック別物である」、「選手出場資格得れば平昌五輪への参加問題ない」という認識示した実際に9月にはフィギュアスケート平昌冬季五輪予選兼ねたドイツ大会で北朝鮮リョム・テオクキム・ジュシク組が全競技通じて平昌五輪出場枠獲得した国際社会北朝鮮へ制裁強化する中で、文在寅大統領北朝鮮平昌五輪参加するよう求めており、9月21日国連総会における一般討論演説でも、北朝鮮の参加に向けて努力続け考え示していた。一方北朝鮮平昌五輪への参加表明しなかった。 2017年10月12日韓国康京和外相国会において、与党共に民主党議員対す答弁で「北朝鮮核・ミサイル開発めぐって国際的な孤立深める中で、平昌パラリンピックへの参加意向書を国際パラリンピック委員会提出した」と語ったその上で北朝鮮平昌五輪参加については、「フィギュアスケートペアが出場得たそれ以外多く選手参加できるようにIOC積極的に協力しており、方法模索している」、「北朝鮮から選手応援団など多くの人が参加することを願っています」と述べ平昌冬季五輪への参加呼びかけたが、北朝鮮態度明らかにていない2018年1月1日北朝鮮の最高指導者である金正恩氏が「新年の辞」において平昌冬季五輪北朝鮮代表団派遣する用意があるとの声明をだした。これを受けて1月9日にも南北閣僚級会談が行われ、北朝鮮平昌冬季五輪参加することが正式に発表された。 2018年1月15日北朝鮮対外宣伝サイト朝鮮の今日」は五輪自分たちの統一政策一環だと宣伝する動画を「YouTube」で公開した動画には、韓半島旗と北朝鮮の国旗を振るシーン何度も登場するが、太極旗韓国の国旗)は一度登場しないなどの内容から一部からは「『平壌五輪』と誤解されかねない」と陰口たたかれた。また20年にわたる招致活動にもかかわらず前夜祭が『金剛山文化行事』という形で北朝鮮開催になったことに地元の不満が爆発した。「国際オリンピック委員会IOC)がまるで国連の役割をしているかのような錯覚陥る」との声も上がりAP通信は「金正恩朝鮮労働党委員長はまるでチャンピオンあるかのように五輪もてあそんでいる」と報じた。 「2018年平昌オリンピックの南北合同チーム選手団」も参照 北朝鮮競技参加については、南北閣僚級次官級実務会談においてアイスホッケー南北合同チーム結成合意された。IOCトーマス・バッハ会長南北合同チームに非常に前向きであるとされ、韓国政府決定にも影響があったとされる。この合意について、予選で同組の日本スイス人数増等の公平性観点からこれ反対した。南北合同チーム合流する北朝鮮選手は現在4-6人で、チーム組織力殺さないため攻守5人が構成するライン(組)」で一括して起用するとされる当事者選手サイドでは、代表のセラ・マレー監督が「北朝鮮選手入れろという圧力なかったらと思う」とコメントした代表チームメンバーからは不満が上がりゴールキーパーのシン・ソジョンが「14年オリンピック舞台夢見てきました大きな期待をかけてきただけにとても当惑し失望してます。」、「選手たちは『(南北合同チーム問題を)変えることはできないのだから、みんな気持ち引き締めて練習集中しよう』と話していました動揺せずに五輪舞台で最後まで頑張る姿をお見せしたいです」などと語った開催地の韓国平昌よりも北朝鮮が目立つため、『平壌オリンピック』との批判韓国国内から出ている。文在寅大統領支持層からも批判出たため、支持率低下もたらしたオリンピック利用する北朝鮮の政治動きと、文在寅政権が示す北朝鮮へ譲歩韓国メディアからは、「まるで、北朝鮮主導する平壌オリンピック』だ」との声が上がっている。 前夜祭の『金剛山文化行事』は中止され北朝鮮選手五輪間中メダル獲得できなかったが、一時的にせよ緊張緩和もたらした北朝鮮外交上の成果で「金メダル」級をおさめた評された。

※この「北朝鮮の参加」の解説は、「2018年平昌オリンピック」の解説の一部です。
「北朝鮮の参加」を含む「2018年平昌オリンピック」の記事については、「2018年平昌オリンピック」の概要を参照ください。

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