北斗神拳の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 17:04 UTC 版)
「北斗の拳の登場人物一覧」の記事における「北斗神拳の関係者」の解説
リュウケン 声 - 千葉順二(第5、30 - 32、37、43 - 44、48、98話)→槐柳二(第100話)、戸谷公次(青年時代) / 北村弘一(実写映画版吹き替え) / 大塚周夫(真救世主伝説) / 斧アツシ(天の覇王) / 田中秀幸(真・北斗無双) / 神谷明(DD北斗の拳) / 町田政則(LEGENDS ReVIVE) 北斗神拳先代(第63代)伝承者。 別シリーズの『蒼天の拳』の設定では、第62代伝承者霞拳志郎の(腹違いの)弟で、かつては霞羅門という名前だった(『北斗の拳』ではこれらの設定は登場しない)。 継子に恵まれず4人の養子をとり、ラオウ、トキ、ジャギ、ケンシロウの師父となる。 ジャギを除き、リュウケンが育てたラオウ、トキ、ケンシロウの三兄弟によって、北斗神拳は最強の時代を迎えていたが、先代伝承者の務めとして、潜在能力の高さと北斗宗家の血筋もあり(『真救世主伝説』ではケンシロウの人間性を見込んで)、次代の北斗神拳伝承者にケンシロウを選ぶ。しかし長兄ラオウは天を握る覇者としての野望を捨てず、リュウケンは一子相伝の北斗の掟に従い、その拳を封じようとする。師弟の闘いは、リュウケンがラオウに教えていなかった奥義「七星点心」で優位に進め、ラオウをあと一歩まで追いつめるが、老いと病から突然の発作を起こし、倒す腕はありながらも返り討ちに遭い、無念の最期を遂げる。 なお、2人の戦いを知ったトキは勝負を止めようとしたが間に合わなかった。その後、トキはリュウケンの名誉を汚さぬよう亡骸を密かに埋葬して「病死」であったとケンシロウに告げたために、トキに再会するまでの間、ケンシロウやシンも含めた北斗の関係者は全員「リュウケンは病死」だと信じていた。また、ケンシロウはユリアと共に旅立とうとしていた日にリュウケンの墓へ報告へ出向いたが、直後に現れた悪に堕ちたシンによってその墓は蹴倒された。 先代伝承者として拳の才気も高く、壮年の頃には、魔界の入り口に立ち北斗神拳に闘いを挑んできた北斗琉拳のジュウケイを倒して正気に戻させた挿話もある。 晩年は優しい人柄であるのが分かるが、若い頃は冷徹で優しさを見せない性格であり、ラオウとトキのどちらかを伝承者の素質がなければ見殺しにする気であり、幼少期のケンシロウにさえも、その態度をとっていた。 リュウケンは「七星点心」に見られるような「柔の拳」を得意としていた。 コウリュウ 声 - 柴田秀勝、田中亮一(青年時代) / 木村雅史(激打2)/ 矢部雅史(DD北斗の拳) / 坂本頼光(DD北斗の拳2) / 藤原貴弘(LEGENDS ReVIVE) かつてリュウケンと龍虎と並び称され、リュウケン以上の腕を持ちながら、一子相伝の宿命から伝承者の座を彼に譲って隠遁した拳士。実の兄弟のように育ったリュウケンの拳を封じる(倒す)ことを拒み、自ら伝承者候補から降りた。 ケンシロウとの闘いで傷を負ったラオウに、その傷の回復具合を計るための相手として選ばれる。ラオウの底知れぬ強さを感じたコウリュウは何としても彼を倒すために奥義「七星抹殺」によって相打ちを狙うが、力及ばずラオウの剛拳の前に散った。ラオウをして「さすがに強い」と言わしめる実力者だった。死の間際に「北斗最強の時代」を予言し、「なぜ伝承者足り得るラオウ、トキ、ケンシロウの3人を同じ時代に生んだのか。別々の時代に生まれれば、いずれも素晴らしい伝承者になったであろうに」と天を恨んだ。その後、ラオウはコウリュウの亡骸の横に彼が作った仏像を供え、敬意を表した。2人の息子がいる。 タイピングソフト『激打2』では原作と違い、死に方が異なっている。 ゼンギョウ 声 - 西村知道 コウリュウ親子に仕える男。コウリュウがラオウに殺されたことをケンシロウに伝えた。その後、ケンシロウとトキが北斗天帰掌の構えの後、手合わせをするのを目撃する。 原作とアニメ版では姿形が異なり、アニメでは忍者のような格好をしており、身のこなしが素早い。 ゼウスとアウス 声 - 平野正人(ゼウス) / 大塚芳忠(アウス) コウリュウの2人の息子で、アニメ版で名前が付いた。コウリュウを倒したラオウに2人がかりで敵討ちを挑むも、金棒の一撃が全く効かずに一蹴された。しかし、この兄弟の姿にラオウは自分とトキの姿を重ねたのか「兄弟ならそれぞれの道を歩むがよい」とその命を奪わなかった。 ココ 挿話の中で登場する少年時代のトキの飼い犬(アニメでは鳥)。悪質な狩人に獲物として殺されてしまうが、激怒したトキが狩人を袋叩きにした。 キム 声 - 難波圭一 北斗神拳伝承者候補として一度は修練場の門をくぐったが、リュウケンに才なきと判断されて、雪の降り積もる日に破門された少年。 修練場を去る途中で転倒したところを、見送りにきたケンシロウと会い、情けは無用と頬をはたくが、破門された悲しみとケンシロウの目に湛える深い哀しみから咽び泣く。最後は「お前と知り合えただけでよかった」と告げて帰って行った。 道場の門人 当時「鬼」と呼ばれていたフドウが北斗の寺院を襲撃したときに戦った者たち。8人ほどいるうち4人が死傷。これといった技を見せておらず、フドウの指一本で倒される。『銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝』ではさらに多くの門人がいる。
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