信一朗の友人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 16:27 UTC 版)
田中ひろえ(たなか ひろえ) 信一朗のクラスメイト。緩やかにウエーブした長い髪と眼鏡がチャームポイント。友人内の会話ではつっこみ役に回る事も多いしっかり者。親は離婚しており、現在は看護師の母と2人暮らし。そのため家事には精通しており、料理・買い物の腕は信一朗と肩を並べるレベル。よく2人でスーパーの特売の情報交換を行っている。信一朗のことが好きだが、その気持ちには全く気付いてもらえておらず、時折空回り暴走する。 中学卒業後は、信一朗と同じ高校に進学。 東雲達也(しののめ たつや) 信一朗のクラスメイトで、学級委員長を務める。成績は優秀で容姿も良く、女子のファンもそれなりにいる。だが極度の虚弱体質で、しばしば風邪や貧血、熱射病などでぶっ倒れて保健室の世話になるインドア派。もちろん運動はまるで駄目。はつみのことが好きだが、もちろん気持ちには気付いてもらえていない。はつみを巡るライバルであるともみとは当初犬猿の仲だったが、徐々に女の子として意識しつつある。 中学卒業後は、県内ナンバー2の高校に進学。ナンバー1でない理由は、同校の方がはつみの学校の最寄り駅に一番近い為。 東雲俊也(しののめ としや) 信一朗のクラスメイトで、達也の双子の弟。サッカー部に所属。達也とは対照的に、成績は極端に悪い(ただしサクラ祭りで一目惚れした八巻みちよが教育実習で信一郎達の学校に来ていた期間は人並みの成績になっていた)が運動神経は抜群で、常に外で動き回っているアウトドア派。その代わり骨折などの怪我が多く、達也が内科担当なら俊也は外科担当である。異常な食欲の持ち主で、食べ物と見ると見境がなくなって暴走する。1巻での恋騒動も食絡みだった。 鳴瀬はつみ(なるせ はつみ) 信一朗のクラスメイト。常に笑顔全開で、未だにサンタクロースを信じる純真無垢な少女。ともみからは「癒しの泉であり人々の聖域」と呼ばれるほど。常にひらがなだけで喋るが、慌てている時は漢字が混じることもある。天然ボケだが、意外にも成績はかなり良い方。 中学卒業後は、県内で一番古い女子高に進学。ひろえとの会話から、作者の別作品『つくしまっすぐライフ!』の舞台となっている高校の模様。 鳴瀬ともみ(なるせ ともみ) 国外から転入してきたはつみの従妹。学年は信一朗たちより1つ下の1年生。顔ははつみとそっくりだが、笑顔が少なく、物静かな少女。自分と対照的に明るく接してくれるはつみに憧れを抱き、髪型なども真似していたが、5巻からショートカットにした。はつみと違ってちゃんとした漢字を使って喋るが、多くの国の居住経験があるためか、その日本語は微妙におかしい。はつみへ馴れ馴れしく近づく達也を嫌っていたが、徐々に意識しつつある。 三壁大五郎(みかべ だいごろう) 信一朗が以前住んでいた町での友人。通称「ミカ」。その呼び名と外見から当初は女の子かと思われ、ひろえが警戒したが、れっきとした男の子。実家はケーキ店を経営しており、サクラ町に出来た支店へ手伝いに来たのをきっかけに信一朗と再会する。身長は信一朗とどっこいどっこいで、小学校時代は朝礼の際どちらが列の先頭になるかで争っていた。女の子と見れば気軽に声をかけるかなりのプレイボーイで、ひろえの恋心にもいち早く気付き、しばしばアドバイスを送っている。自身は「大人の女性」として高木さんに憧れを持っているが、本当の性別には気付いていない。どう見ても和菓子屋の外装なのに中身はケーキ店の実家「正菓堂」は、その商品も奇抜なものばかりで、上に乗ったイチゴが絶叫する人間の顔の形にカットされた「シャウト・ケーキ」が名物。 中学卒業後は信一朗達と同じ高校に進学。 鳥飼小夜(とりかい さよ) 8巻から登場。ゴールデンウィーク明けにサクラ町へ引っ越してきた女の子で、信一朗たちとは別のクラスの2年生。方向音痴で色々とそそっかしく、達也ほどではないが体力も乏しいドジっ子タイプ。特売の買い物中に道に迷っていたところを信一朗と達也に助けられ、以来「特売仲間」として信一朗と親しくなる。2人の仲を勘繰ったひろえには当初警戒されたが、結果的に同じ特売仲間として仲良しになり、信一朗以上にひろえの方に懐いている。 進学は信一朗達と同じ高校を望んだが、方向音痴の為見学時にすら二度にわたりたどり着けず、はつみと同じ高校に進学。
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