作曲家としての代表作品
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「大瀧詠一の作品」の記事における「作曲家としての代表作品」の解説
『ナイアガラ音頭:あなたが唄うナイアガラ音頭』(作詞:大瀧詠一/作曲:大瀧詠一/編曲:多羅尾伴内/歌:布谷文夫 with ナイアガラ社中) 当時、大瀧が出演していたラジオ『ゴー!ゴー!ナイアガラ』に送られてきたハガキのアイディアを元に作られた。アルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』に収録されているが、シングルでは異なったヴァージョンとなっている。詳細は同アルバムの収録曲の節を参照。もともと、この曲をシングルカットする予定はなかったが、当時レーベルが置かれていたコロムビアからの要請を受けてシングルカットされた。なお、B面の「あなたが唄うナイアガラ音頭」はいわゆるカラオケ・ヴァージョンで、イントロが追加されている。当時B面にカラオケを入れることは珍しかったため、「手を抜いている」と言われたことがあったようだ。 尚、大瀧の作曲家としてチャートに載った最初の楽曲である。最高198位 『さらばシベリア鉄道』(作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/編曲:萩田光雄/歌:太田裕美) のちにアルバム『A LONG VACATION』にてセルフカヴァー。 『風立ちぬ』(作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/編曲:多羅尾伴内/歌:松田聖子) 1981年12月3日に行われた「ヘッドフォンコンサート」では大瀧によるセルフカヴァーが披露された。本人曰く、これ以降は二度と歌わないとのこと。これ以前には松田聖子とのデュエットで歌っている。 『冬のリヴィエラ』(作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/ストリングスアレンジ:前田憲男/歌:森進一) のちに『SNOW TIME』で英語詞で「夏のリヴィエラ」としてセルフカヴァー。 『快盗ルビイ』(作詞:和田誠/作曲:大瀧詠一/編曲:大瀧詠一・白井良明/歌:小泉今日子) のちにデモテープを用いた大瀧とのデュエット版が作成された。『KYON3〜KOIZUMI THE GREAT 51』に収録。 『探偵物語』(作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/編曲:井上鑑/歌:薬師丸ひろ子) 角川映画『探偵物語』の主題歌。『すこしだけやさしく』と両A面シングルとしてリリースされ、7週にわたってオリコン1位を記録した。 『すこしだけやさしく』(作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/編曲:井上鑑/歌:薬師丸ひろ子) TBS『わくわく動物ランド』のエンディング曲。1983年7月24日に行われたライブ「ALL NIGHT NIPPON SUPER FES. '83」でも歌唱された楽曲。 『うなずきマーチ』(作詞:大瀧詠一/作曲:大瀧詠一/編曲:多羅尾伴内/歌:うなずきトリオ) ビートきよし、島田洋八、松本竜介の3人によるトリオの名称。『オレたちひょうきん族』内で歌われた楽曲。 『熱き心に』(作詞:阿久悠/作曲:大瀧詠一/ストリンスアレンジ:前田憲男/歌:小林旭) 大瀧は小林の大ファンで、小林の代表曲である「さすらい」と「惜別の唄」を掛け合わせて作ったと言っている。ちなみに「熱き心」は阿久悠が色紙によく書いていた言葉である。 『実年行進曲』(作詞:青島幸男/作曲:大瀧詠一/編曲:大瀧詠一/歌:ハナ肇とクレージーキャッツ) 大瀧がこよなく愛するクレージーキャッツと、クレージーの数々のヒット曲を生み出した作曲家の萩原哲晶へのオマージュ。青島幸男の作詞を得て、往年のクレージーらしい作品になったが、大瀧同様クレイジーのファンであった所ジョージには酷評される。アレンジには昔のヒット曲のフレーズも垣間見える。 『夢で逢えたら』(作詞:大瀧詠一/作曲:大瀧詠一/編曲:大瀧詠一/コーラス&ストリングスアレンジ:山下達郎/歌:吉田美奈子) ラッツ&スターのカヴァーでも知られるように、現在日本の歌謡曲としては最も多くのカヴァーバージョンの存在する楽曲だが、大瀧自身によっては一度も歌われていない。吉田のオリジナルはシングルカットされたが、ヒットチャート100位にも入らず売れていなかった。 『うれしい予感』(作詞:さくらももこ/作曲:大瀧詠一/編曲:CHELSEA/歌:渡辺満里奈) 「君は天然色」の姉妹曲として作られた曲。アニメ「ちびまる子ちゃん」のオープニングテーマ。シングルとアルバムのバージョンは違っている。井上鑑がストリングアレンジしたストリングが入ったり、「あの子に」の大瀧によるコーラスが無かったり知久寿焼のハーモニカの後にメロディーと歌詞が追加されていたりとかなり違っている。歌い方も若干違っているので録り直したと思われる。シングル等にクレジットされてはいないが、コーラスアレンジを山下達郎が手がけ、コーラス(多重録音コーラス)でも参加している。「SNOW TIME」に収録されたインストバージョンは、アルバムバージョンの物である。シングルバージョンは、「MAX JAPAN 2」、「まるまるちびまる子ちゃん」、「音壁 JAPAN」に収録されている。 アルバムバージョンのオリジナルはアルバム「Ring-aーb-Bell」にしか収録されていない。バージョン違いのアルバムバージョンとしては「大瀧詠一 Song Book I-大瀧詠一作品集Vol.1(1980-1998)-」Cメロを省略したシングルと同じ収録時間に編集したバージョンが収録されている。ただライナーノーツでは、バージョンの違いには触れられていない。
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