佐賀県二塚山遺跡出土品とは? わかりやすく解説

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佐賀県二塚山遺跡出土品

主名称: 佐賀県二塚山遺跡出土品
指定番号 455
枝番 00
指定年月日 1989.06.12(平成1.06.12)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 考古資料
ト書
員数 一括
時代区分 古墳
年代
検索年代
解説文 二塚遺跡脊振山系南麓四五〇~六〇〇メートルの幅で南北にのびた「二塚山」と呼ばれる河岸段丘上に位置する
 昭和四十八年から五十三年にかけて工業団地造成先立つ発掘調査が行われ、その結果弥生時代甕棺墓かめかんぼ】・土壙墓【どこうぼ】などを中心とした遺構から、中国製の鏡南海産の貝を素材とする貝釧かいくしろ】・朝鮮半島出土鏡と同笵【どうはん関係にある鏡・鉄武器てつせいぶき】・ガラス製過程を知るうえで興味深いガラス玉類などが副葬品として発見された。
 このうち甕棺から出土した内行花文鏡ないこうかもんきよう】二面はともに漢式鏡かんしききよう】で、そのうち清白鏡【けつせいはくきよう】は佐賀平野唯一の前漢鏡ぜんかんきよう】である。渦文鏡【かもんきよう】は韓国慶尚北道【けいしようほくどう】の漁隠洞【ぎよいんどう遺跡出土と同笵である。土壙墓出土内行花文鏡一面獣帯鏡じゆうたいきよう】は漢式鏡、渦文帯【かもんたい】をもつ内行花文鏡は〓製鏡【ぼうせいきよう】であった。とくに獣帯鏡類例は、福岡県三津永田みつながた】・野方中原【のがたなかはら】・野方塚原【のがたつかはら】遺跡の三例のみで、大陸では洛陽焼溝漢墓らくようしようこうかんぼ】に類例がある後漢鏡ごかんきよう】に相当する。鏡類は甕棺墓から四面土壙墓から三面の計七面出土している。ゴホウラ貝釧八箇で、壮年女性前腕部【ぜんわんぶ】に着装された状態で出土しているが、ゴホウラ男性限られ使用されていたという従前の所見とは異なった点で重要である鉄製武器類は、甕棺墓から剣身【けんしん】・矛【てつほこ】各一口、土壙墓から素環刀身【そかんとうとうしん二口出土しているが、矛の形態わが国では稀有ものである玉類ガラス製土製土壙墓より出土している。ガラス管玉【かんだま】は長く棒状延しガラスの管を短かく折って作ったものである総数二〇五箇残片四点数える。ガラス小玉【こだま】は合計三五四六箇で濃紺色水色のものに大別できる。形態臼玉うすだま】・丸玉【まるだま】・棗玉様【なつめだまよう】の三種がある。土製玉類合計三一箇で、勾玉棗玉・丸玉などの種類がある。その他攪乱層【かくらんそう】出土鋤が一箇存在する
 以上の一括遺品は、弥生時代における中国大陸朝鮮半島南島諸島との交渉の様相を知るうえで貴重な資料であり、その学術的価値極めて高い。
 なお、これら副葬品出土した甕棺併せて指定し保存図りたい



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