仲間となる人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 05:56 UTC 版)
「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の記事における「仲間となる人物」の解説
以下の3人は特定のイベントでパーティーに加えることができるが、パーティーに加えなくてもゲームクリアに支障のないキャラクターである。SFC版においては、パーティーに加えた場合であってもエンディングに登場することはない。 アモス 声 - 江口拓也(ライバルズエース) 《村の英雄》(DS版以降は《町の英雄》) モンストルの町を守る戦士で、本作に登場する人間の仲間では最年長の30歳。「英雄」と呼ばれるが驕ることなく、気は優しくて力持ちな男戦士。かつて町を襲う魔物を退治したことで住民たちから慕われているが、その戦いで魔物に尻を噛まれ療養している。そのときの傷がもとで夜になると「モンストラー」という魔物の姿に変身してしまう体になってしまい、夜な夜な怪物の姿で町を練り歩き、地響きを起こして住民たちを悩ませるが、本人は夜中の出来事をはっきりと覚えておらず夢だと思い込んでいる。魔物となっても地響きを起こすだけで住民に直接危害を加えることはない上に、町を救った英雄へ対する遠慮と、アモス自身の性格の優しさから、住民たちは誰もこのことをアモス本人に告げられずにいる。 主人公たちが入手した「りせいのタネ」を飲むことによって「変身」をコントロールできるようになり、彼らの仲間に加わる。ただしイベントの選択次第ではパーティーに加わらずに町を去り、二度と会えなくなる場合もある。SFC版では「バギ」系の呪文と特技に若干の耐性があったが、DS版では耐性が削除された。SFC版ではグラフィックは町などにいる戦士と同一であったが、DS版では一般戦士のグラフィックが変更されたため、実質的に彼専用のグラフィックとなった。また、DS版で追加された仲間会話システムの台詞では、少々情けない三枚目の面やシュールなコメントを残すユーモアのある人物という設定となった。仲間になった後は、魔物に変身してしまうことも自らジョークのネタとしている。 HP・ちから・みのまもりが高く、MP・すばやさ・かしこさが低い打撃攻撃タイプ。成長はやや遅め。最初から、「ホイミ」の呪文と、「へんしん」の特技を覚えているが、レベルアップで覚える呪文・特技はない。 ドランゴ 声 - 山口眞弓(ライバルズ) 《バトルレックス》 アークボルトの旅人の洞窟でテリーに退治されたバトルレックス。テリーに倒された後、棺に納められアークボルト城の牢屋に安置されていたが、ある日突然棺の中から復活する。テリーと対峙した当時は自分の卵を破壊した彼を恨むような言動をしていたが、蘇ってからは一転、自分を打ち負かしたテリーに敬服して大人しく待ち続けており、テリーがパーティーにいる状態で話しかけることで仲間に加わる。「ドランゴ」という名前は仲間にした時点で初めて判明する。 「仲間モンスター」の分類に含まれるが、ドランゴはルーキーとともに「仲間モンスター」の中でも特別な存在であり、通常の仲間モンスターが廃止されたDS版以降も仲間に加えることが可能である。また、ドランゴ以外の通常のバトルレックスはSFC版でも仲間にすることができない。SFC版とDS版では他のモンスターと同じく性別が「???」表記だが、スマートフォン版では仲間モンスターについても性別が表示されるようになったことにより、ドランゴの性別が「おんな」と明記されるようになった。 初期のレベルアップが非常に遅く、すばやさが低いが、HP・ちから・みのまもりの成長率が非常に高く、後半はレベルアップが早くなる。仲間になった時点で「ドラゴン」の職業に就いている。さらには、レベルアップで「まじんぎり」「メタルぎり」「ザオリク」などの強力な呪文や特技を覚えるため、仲間になる時期の遅さを補って余りあるほどの強さを誇る。さらに、DS版からは耐性が敵のバトルレックスに準じたものに変更されたため、SFC版以上の強さとなっている。 DS版の会話コマンドでは「ギルル」や「ギルルン」といった鳴き声を混ぜつつ片言でしか喋れないが、仲間になって以降は人の幸福を喜んだり子供や犬を可愛がったりするなど優しい一面を見せる。また自分の外見が怖いことを若干気にしている節がある。さらにテリーのことを当初は「青い人間」と呼んでいたが、後に「だんなさん」と呼ぶ。「運命の出会い」と言うなど、敬意を通り越し異性としての好意を抱いている(初登場時に卵を産んでおり、メスだと分かる描写は原作版からあった)様子を見せている。なお、牢獄の町における会話によると、巨躯であるがまだ子供のバトルレックスとのことである。 『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』にも本作をモデルとしたイベントで同名のバトルレックスが登場し、そちらでも性別は雌ということになっている。また、『VIII』に登場するスカウトモンスター(仲間モンスター)のバトルレックスの名前も「ドランゴ」となっている。 ルーキー 《スライム》 スライム格闘場のスライム専用のエリアにいるスライム(基本体)。スライム系の仲間モンスターさえ連れていればスライム格闘場についた時点で会うことができる。スライム格闘場のオーナー・スラッジのスライムであり、人語は喋れず、「プルッ」、「プルルン」などとしか喋れない。スライム格闘場でチャンプに勝つと主人公のパーティーに加わる。レベルをある程度上げると、スラッジからある褒美を送られる。最初から、「スクルト」「ベホイミ」「メラミ」といった呪文を覚えており、初期レベルが20、最大MPもそこそこ上がるといった、通常の仲間モンスターのスライムとは違う点がある。また、レベル90になると強烈な技を覚える。 DS版では仲間モンスターのシステムが変更されたことに伴い、原作の設定そのままで「仲間スライム」の分類に含まれるようになり、DS版で仲間に加えることが可能なスライム(基本体)はルーキーのみとなった。スマートフォン版では性別が「おとこ」と表記される。 ファルシオン 夢の世界のレイドック西の森で暴れていた馬。主人公とハッサンに捕らえられた後に彼らの馬車を引く馬となる。名はハッサンの命名。 本体は空を翔る天馬・ペガサスであるが、デスタムーアの魔力によって、主人公・ハッサン・ミレーユと同じように本体を封印され、精神だけが夢の世界へ飛んだ。暴れていたのは野盗に襲われていた商人を助けるためであり、あの時暴れ馬が居なければ、野盗に命を奪われていたかも知れないと、その商人は後に語る。後に天馬の塔で本体と融合し、空を飛べるようになる。
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