交流電化以後とは? わかりやすく解説

交流電化以後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 18:20 UTC 版)

仙山線」の記事における「交流電化以後」の解説

1960年昭和35年)には仙山線準急列車登場した。これは、仙台駅新潟駅を結ぶ準急「あさひ」と、仙台駅酒田駅を結ぶ準急月山」である。この二つ準急列車仙山線内で併結運転を行っており、1往復設定されていた。1963年昭和38年)には仙台駅山形駅を結ぶ準急仙山」3往復が運転を開始した。これらの準急列車はいずれも後に急行列車となった1984年昭和59年)に仙山線大きな変化迎えた仙山線仙台駅 - 愛子駅の間にある駅は、開通当初から北仙台駅陸前落合駅の2駅のみだったが、この年、この区間請願駅として北山駅国見駅開業し、さらに仙台駅愛子駅の間を往復する列車設定された。これは、当時仙台市北西部宮城町において団地の開発進んで住人増え通勤需要生じたためである。この後1988年昭和63年)の東照宮駅1991年平成3年)の葛岡駅と、請願駅開業相次いだ2000年代に入ると沿線東北福祉大学新駅設置動き出しJR東日本仙台市協議したその結果東北福祉大学建設費全額負担することで駅の設置決まり2007年平成19年3月18日東北福祉大前駅開業した急行列車だった「仙山」は1982年昭和57年)に快速列車へと変わりダイヤ改正の度にしばしば増発が行われた。1985年昭和60年)には仙台駅山形駅ノンストップで結ぶ特別快速仙山」1往復登場した1990年平成2年)には設備改良最高速度95 km/h上がりノンストップ列車仙台駅山形駅51分で結んだまた、奥羽本線福島駅 - 山形駅改軌工事の折、当該区間列車運行不可であったことから、輸送力不足を補うために、455系電車9両編成によるノンストップ特別快速仙山」の運転も見られた。しかし、1998年平成10年12月ノンストップの「仙山」はなくなり、これ以後快速列車の停車駅は拡大していった。2001年平成13年)には土曜休日途中停車駅山寺駅北仙台駅限定した特別快速ホリデー仙山」が誕生したが、2003年平成15年)に廃止された。 バブル景気以降全線通して乗車する利用客減少傾向をみせる中、2004年平成16年)からは、東北山形自動車道経由仙山間を結ぶ高速バス仙台 - 山形線」の増発運賃競争による旅客争奪戦強いられてきた。仙山線Wきっぷ往復利用すれば高速バスよりも安価であり、価格優位性がある。また、沿線立石寺山寺駅)や作並温泉などの景勝地があるほか、仙台市内において複数教育機関所在していることもあり、近年では競合する高速バスとほぼ互角利用客数となっている。加えて大雪による運休少な仙山線は、冬季運休多く見られる山形新幹線バイパス路線としても機能していることもあり、全線通しでの利用客数下げ止まっている。 他方愛子盆地人口増加国道48号仙台西道路ラッシュ時混雑により、愛子盆地住民都心部への自動車・バスによるアクセス時間延びてきたため、定時性のある仙山線通勤需要高まっており、愛子陸前落合などの仙山線開業時からの駅の利用客増加参照1・参照2)が顕著にみられ、仙台近郊輸送重点置いたダイヤ組まれている。なお、1999年平成11年策定仙台市の「アクセス30構想」に基き、仙台市オムニバスタウン事業において両駅の駅前広場整備された。

※この「交流電化以後」の解説は、「仙山線」の解説の一部です。
「交流電化以後」を含む「仙山線」の記事については、「仙山線」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「交流電化以後」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」から交流電化以後を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から交流電化以後を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から交流電化以後を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「交流電化以後」の関連用語

1
2% |||||

交流電化以後のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



交流電化以後のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの仙山線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS