主要産品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 04:33 UTC 版)
ギネス・スタウトはさまざまな種類、さまざまな強さのものが販売されている。 ギネス・ドラフト……小樽入りで売られている。アルコール率4.1~4.3% エクストラ・コールド・ドラフト……小樽入りで売られ、スーパークーラーを通してサーブされる。アルコール率4.1~4.3% 缶入りギネス・ドラフト……ドラフトの窒素効果を模擬するための特許の「ロケット・ウィジェット」が入っている。アルコール率4.1~4.3% 缶入りギネス・ドラフト……同様だが形状の異なるウィジェットが入っている。アルコール率4.1~4.3% ギネス・オリジナル/エクストラ・スタウト……4.2または4.3%(アイルランドとUK)、4.8%(ナミビアと南アフリカ)、5%(カナダ、ヨーロッパ本土)、6%(米国、オーストラリア、日本) ギネス・フォーリン・エクストラ・スタウト……アイルランド、アフリカ、カリブ海地域、アジアで販売されている。5%(中国)、6.5%(ジャマイカ、東アフリカ)、7.5%(アイルランド、西アフリカ、インドネシア、セントクリストファーネイビス)、8%(マレーシア。風味を整えるため意図的に酸っぱいビールを少量加えている) ギネス・フォーリン・エクストラ・スタウト・ナイジェリア……大麦の栽培に規制がかかっているため、大麦の替わりにサトウモロコシを使用している。ナイジェリア(世界で3番目に急成長しているギネス市場である)と英国で販売されている。7.5% ギネス・スペシャル・エキスポート・スタウト……ベルギーとオランダで販売されている。8% ギネス・ビター……イングランドスタイルの苦いビール。4.4% ギネス・エクストラ・スムーズ……ガーナ、カメルーン、ナイジェリアで販売されている、より滑らかなスタウト。5.5% マルタ・ギネス……ノンアルコールの甘い飲み物。ナイジェリアで生産されて英国とマレーシアに輸出されている。 ギネス・ミッドストレングス……アイルランドのリメリックで2006年3月から、ダブリンで2007年5月から試験販売されている、低アルコールのスタウト。2.8% ギネス・レッド……英国で2007年2月から試験販売されている、赤いエール。4.2% 2005年10月に、ギネスは、それぞれおよそ6ヶ月間だけ販売するの限定版コレクションのドラフト・スタウトである、ブルーハウス・シリーズを導入した。シリーズ最初のスタウトはBrew 39で、2005年秋から2006年春までダブリンでリリースされた。それはギネス・ドラフトと同じアルコール含有率で、同じ混合ガスを使い、そして同じようにセトルされるが、少し異なった味を持っていた。 2006年5月にブルーハウスシリーズの第二弾が登場した。スタウトの多くの広告で登場する有名なオオハシの名を取ってトゥーカン・ブルーと命名された。 このビールはホップ3倍醸造プロセスのためにより爽やかな味わいを持っていると言われる。 シリーズ第3弾、ノーススター・ブルーが2006年10月にリリースされた。これはギネス・ドラフトと同じ成分を用いているが、大麦麦芽のブレンドをわずかに変えているため、いっそう円熟した仕上がりになっていると言われる。 2006年3月にギネスは英国で「サージャー」を導入した。このサージャーは家庭向けで、板のような電器装置で、ギネスビールの有名な「サージしてセトルする」効果を再現するため、超音波をグラスに送る。この装置はサージャー用に作られた特別な缶に対して作動する。ギネスは1977年にニューヨークでこのシステムの原始的なバージョンを試してみた。その後、2003年までこのアイデアは放棄されていたが、また日本のバーでサージャーを試験し始めた(日本のバーの大部分は、伝統的な小樽と注ぎ口のシステムを入れるにはあまりにも狭いため)。それから、サージャーはパリのバーに導入されたが、フランスの大衆向けに販売する計画は無い。 ギネスのバリエーションのうち、既に撤退したものには次のようなものがある。ギネス・ブライトラガー、ギネス・ブライトエール、ギネス・ライト、ギネスXXXエクストラストロングスタウト、ギネス・クリームスタウト、ギネス・ゴールド、ギネス・ピルスナー、ギネス・シャンディー、およびギネス・スペシャルライト。 ギネスの醸造副産物であるギネスイースト抽出物(GYE)が、1950年代まで生産されていた。 ギネスの醸造所ではまた、他のブランドのアルコール飲料を生産しており、この中には「ハープ・ラガー」(Harp)や、主に国外向けのエール「キルケニー」(Kilkenny)やキルケニーとよく似た製品で主に国内向けのエールの「スミディックス」(Smithwicks)が含まれている。ギネスは伝統的にあまり冷やさずに飲まれてきたが、若者を中心とした嗜好の変化に対応するため、Extra Chilledと呼ばれる冷やしてギネスをサーブする特別なタップがディアジオ社によって多くのアイルランド国内のパブに配備されている。
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