主要人物の親類・血縁者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 01:57 UTC 版)
「大日本サムライガール」の記事における「主要人物の親類・血縁者」の解説
主に「ひまりプロダクション」の親族を述べる。 織葉 練(おりば れん) 颯斗の父親で、織葉家の当主。東王印刷代表取締役会長。経団連の会長を務めたこともある名士。松下幸之助、本田宗一郎といった日本的経営を信奉し、自らに厳しいが身内にも厳しい。経営者として優秀で、東王印刷を印刷業以外の部門にも拡大し堅調に業績を上昇させている。メディアや広告業のような水物商売を好く思っておらず、蒼通に就職した颯斗には厳しく当たる。 姉と弟がいるが、父が急逝し織葉家の跡継ぎを決める際に身内同士で揉め、法廷での争いにまで発展した経験がある。それ故、兄弟で争うのを良しとせず自分が元気なうちに、早い段階で自分の跡継ぎを決めておきたいと考えていた。颯斗、悠斗の二人の息子のうち、跡継ぎは優秀な悠斗にと考えており、颯斗には相続放棄の同意書にサインをさせた。 7巻にて肝臓癌末期であったことが判明する。このことは妻・伶子や悠斗に颯斗に口止めするように言っていたが、妻の帰国により颯斗に知られ、病床にて再会。遺産相続の放棄の同意書は兄弟2人に書かせていたことや颯斗の分は書いて去った後に直ぐにシュレッダーにかけていたこと、その真相は颯斗を内心で認めていたこと、すべての颯斗に対する厳格な態度はその裏返しであったことも判明。それ故に自分はもう長くないことを教えた上で再び颯斗に跡継ぎを指名した上に政治に手を出さないことを颯斗に告げるも、伶子や悠斗との相談の末に悠斗に指名したことを受け入れ、そのかわりに颯斗が補佐することを約束させ、その2週間後に事切れた。享年60代。 織葉 悠斗(おりば ゆうと) 颯斗の弟。23歳。大学卒業後、大手町にある大東亜石油に就職。現在でも織葉家の実家に住んでいる。非常に優秀な人間で、将来は織葉家の次期後継者として指名されるはずであるが悠斗本人はそのことを知らされていない。後に父の死に際により兄や母との相談の末に正式な跡継ぎに決定し、それを受け入れた。 織葉 伶子(おりば れいこ) 颯斗の母。20年以上にわたり不動産会社を1人で振舞っており、全世界に200ヶ所ほどの不動産を所有している。これは、織葉家の資産の一部を管理するために法人化しているだけであり、一言で言えば「不動産投資家」そのもの。夫に劣らずの商才の持ち主であり、景気の流れを読む力に長けている。 夫の危機を知った際に帰国し、颯斗にも知らせに来た。 仕事柄ゆえに息子たちと会うことはほとんどないが、母親としては溺愛するほど非常に子思いであり、それぞれ「颯斗ちゃん」「悠斗ちゃん」と「ちゃん」付けて呼ぶ(颯斗本人は嫌がっている)。由佳里と対面したときに彼女に好印象を持ち、颯斗に嫁にすることを勧めた。 神楽 京子(かぐら きょうこ) 日毬・凪紗の母。夫とは5年前に死別しており、家のことは娘の凪紗と共にやりくりしている。また、15歳になったら独り立ちするという神楽家の家訓を尊重し、まだ若い娘の凪紗、日毬に対しても自らの進む道は自分で決めるべきだと思っている。そのため、日毬が政治活動やタレント活動を行うことに反対はしていない。 漫画版での外見は、日毬・凪紗と瓜二つで眉毛が太く、和服を着ている容貌で描かれている。 朝霧 雪哉(あさぎり ゆきや) 千歳の兄。24歳。高校生の頃、千歳を交通事故から庇い、自らが事故に遭ってしまった。意識不明の重体となり、一時は生死の淵を彷徨うものの、一命を取り留める。しかしながら以降は車椅子生活を送ることとなる。事故の影響で大学受験ができず、現在は巣鴨にあるステッチラインブランドの直営店を運営しながら、通信制の大学を受講している。 槙野 光造(まきの こうぞう) 社会共産党の元参議院議員。かつては社会共産党の四天王とも呼ばれていた大物議員であったが、高慢な性格で党内に敵も多く、権力争いから些細な女性問題のスキャンダルで党を追われた。党を除名されても反論せず引退、その後も党への寄付を続けるなど党に忠誠を誓っている。議員時代から、議員報酬の大半を自ら経営する釜ヶ崎のドヤに注ぎ込む等の社会奉仕を続け、70歳を過ぎた現在は元国会議員にもかかわらず裕福とはいえない「井戸塀議員」とも呼べるような暮らしをしている。 家の側に捨てられていた栞を拾い、子どもを生めず高齢であった妻とともに、娘として育ててきた。妻とは死別しており、栞との二人暮らしであったが親子仲は良くなかった。右翼を嫌い、栞をスカウトにきた颯斗や日毬のことは初対面から邪険に扱っていたが、栞が東京へ発つ際には、颯斗に対して栞の保護者としての承諾書を提出し、また思想は違えど政治家としての日毬を認め栞を託す旨を伝えた。 ローガン・レイエス CIA東アジア支局長。極東地域全般の情報に精通した世界的権威。 クロエ・レイエス ローガンの妻。国務省のキャリア出身で、日本大使館赴任中にローガンと出会った。現在は上智大学で国際関係学を教えている。
※この「主要人物の親類・血縁者」の解説は、「大日本サムライガール」の解説の一部です。
「主要人物の親類・血縁者」を含む「大日本サムライガール」の記事については、「大日本サムライガール」の概要を参照ください。
- 主要人物の親類血縁者のページへのリンク