主要人物の親たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 10:53 UTC 版)
「不良少女とよばれて」の記事における「主要人物の親たち」の解説
曽我聖一郎 演 - 山本學(特別出演) 笙子の父。相模水分神社の神主。個人で舞楽の舞を嗜んでおり、笙子にも幼い頃から不良になるまで舞を教えてきた。ちなみに幻の名器と言われる自身の大切な笙は、学園に入ることになった笙子の心の支えになるよう託される。笙子には不良になってからも気にかけるなど基本的には温厚な性格だが、神主の仕事や舞に関しては神聖なものとして思うあまり頑固で融通が利かない所があり、過去には美也子と仕事を巡って感情を露わにしたこともある。 曽我美也子 演 - 小林哲子 笙子の母。4人の子持ちで笙子の下に中学生の長男・けんじ、小学生の次女・すずこと三女・まいがいる。南足柄郡で家族と暮らす。若い頃に聖一郎から“資産や蓄えは充分にある”との話を信じて結婚してしまったことに不満を持っている。笙子が中学生の頃に聖一郎と余裕のない生活のことで夫婦で大揉めし、娘に言った「お前を産まなければ、私はもっと幸せになれた」との言葉が笙子を非行の道に走らせる原因となった。現在はこの発言を心から悔いており、笙子からは「正直で隠し事ができない人」と評されている。 久樹路泰(みちやす) 演 - 高橋昌也 哲也の父。大学教授で中国文学を研究している。家族で逗子に住んでいる。冷静沈着な性格だが父親としてはややドライな感じで哲也にも一歩引いたような淡白な接し方をしている。行方知れずとなった葉子のことを気にかけ、非行に走らせたのは自身と妻のせいと後悔してきた。恭子と哲也の復縁を願う葉山の言葉に賛同し、2人の結婚を後押ししようとする。趣味はクラリネットを吹くことで、過去に自宅で哲也のピアノ、葉子のヴァイオリンと共にセッションしていた。 久樹信子 演 - 岩本多代 哲也の母。過去に葉子が非行に走って家庭がゴタゴタしたことから不良を嫌っており、哲也が笙子と会うようになった後、彼女に面と向かって「不良少女のあなたは今後息子と会わないで」などと言うこともある。上品に見えて結構ズバズバ物を言うタイプ。湘南婦人友の会会員。路泰に比べて家柄や世間体を気にするタイプで、夫婦間で親子や子育てというものについて考えに差がある。ちなみに父親は、結婚当時路泰の恩師である大学教授をしていた。 葉山威弘(たけひろ) 演 - 中条静夫 恭子の父で哲也の舞楽の師匠。名門舞楽一家「葉山家」の二十七代目当主。家族で鎌倉市で暮らしている。哲也が総務府の楽人になれたのは自身の推薦によるもので、彼にとって舞楽界の恩人。自身はあと1年で退官を控えており、才能ある哲也に恭子の婿となり二十八代目を継いでもらうことを望んでいる。葉山家の家紋や格式を何よりも重んじ、「舞楽の舞は、踊りとは違う」という細かな動作に至るまで厳しい目を持つ。プライベートでは堅物で無愛想な所もあるが、基本的には娘想いな性格。 葉山多賀子 演 - 三ツ矢歌子 恭子の母。舞楽界で由緒ある名家の妻として威弘を支えている。一人娘の恭子が幸せになることを第一に考え、哲也が親しくなった不良少女の笙子を敵視し始める。ほどなくして哲也から婚約延期を告げられた恭子を不憫に思い、2人の結婚を成就させるため葉山家と久樹家の親同士で話し合うなど色々とはたらきかける。“湘南婦人友の会”会長を務めており、恵まれない人への慈善活動をしており後日学園に訪れる。
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