主人公一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 20:24 UTC 版)
「広島さん、友達になってください」の記事における「主人公一家」の解説
キミ この物語の主人公。 父親の引っ越し好きに巻き込まれて引っ越し・転校を繰り返してきたため、「仲良くなると別れる時に辛くなる」との思いから人と距離を置くようになり、心を閉ざしてネガティブな性格に育ってしまった。 しかし、母親であるヨリがキミと幼いタミのために広島に辿り着いた際に定住を宣言したため、もう引っ越しをしなくても良くなったことと、紅や真理といった理解ある友人たちとの出逢いによって次第に明るくなっていった。 テンションの高い人間には引いてしまう。 妹のタミを溺愛しており、放課後はヨリに代わってタミを保育園まで迎えに行ったり、同じ布団で一緒に寝てあげるなどしている。 広島を自分の故郷とするべく、広島のことを知ろうと日々精進しているが、広島のことを勉強するために購入した『広島大全』は紅に没収され、クラス名簿と交換されてしまった。 「地元」という存在に遠慮があり、言葉遣いは基本的に標準語である。 また、自分のことを新米広島県民であると思っているため、話す相手が県外在住者であっても自分より広島との付き合いが長い場合は申し訳なく思い、泣いて謝ってしまう。 非常に礼儀正しく、同級生相手でも敬語で会話する。 8年前、8歳だった頃に初めて読んだ絵本が広島原爆を取り扱った内容だったため、酷いトラウマとなり、「広島のことを知りたい」と言いながらも原爆から目を反らし、逃げていたことを紅に吐露する。 出生地は明かされていないが、これまでに少なくとも大阪・鳥取・香川・愛媛に住んでいたことが判っている。 その他には、各地の名産品などの絵が広島に辿り着くまでの経緯を説明するシーンに描かれていることから、北海道・青森・秋田・岩手・東京・高知などに住んでいた可能性がある。 他の地域について話すことは無いが、大阪に住んでいた時のことを話すシーンが何度かあることから、大阪には比較的長く住んでいた模様。 タミ キミの妹で、言葉を覚え始めた3歳児。 広島市内の保育園に通っている。 言葉を覚え始めた年頃であるため、ヨリやキミと違って広島弁の吸収力が早いが、ヨリやキミが標準語で話すため、広島弁と同時に標準語も吸収している。 キミが判断に窮したり、実行に移すことを躊躇している時、シンプルな発言で決断させることが出来る。 幼さ故に吸収力が早く、広島東洋カープにいち早く興味を持ってファンになるなど、広島への順応性が高く、金志郎からも「カープ女子の素質がある」と評されている。 ヨリ キミ・タミの母。 引っ越し続きで友人を作って来なかったキミと、これから成長していくタミの為に広島定住を宣言する。 呑気な性格をしており、順応性が高い。 標準語での会話を主とするが、これは各地を移り住んできたことで様々な土地の言葉が入り交じった話し方になるのを防ぐため。 キミとの会話の際に関西弁と名古屋弁が交ざったような話し方をしたこともある。 基本的に自宅に居るか、家族で外出しているシーンが多いが、専業主婦ではなく、会社に所属して働いていることが第21話で判明している。 名前は第6話でのお父さんの台詞にて判明するが、名前が出てくるのはこの回のみ。 お父さん キミ・タミの父で、ヨリの夫。 引っ越しが大好きな自由人。 現在は知人の経営する旅館を手伝っているため、宮崎に単身赴任中。 様々な土地を渡り歩いてきたため、各地に知り合いが居り、彼らの伝手を通して現在も仕事を斡旋してもらっている。 様々な業種に順応性があり、資格も多数所持しているため、それが何処に転居しても困らなかった理由である。 以上のことから、特定の職には就いていないフリーランスであり、いわゆる便利屋のような存在である。 主要人物の中では唯一、氏名不詳。
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