主な変な活動の足跡
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「THE EMERALDS」の記事における「主な変な活動の足跡」の解説
2002年に結成。翌々年の2004年、オースティンで開催されるアメリカ最大級の音楽フェス「SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)」のオーディションに通過し出場。後のFMヨコハマでのインタビューでは「そろそろ名古屋、大阪あたりにツアー行こうって話してたら、その前にアメリカに行くことになってしまった」と語っている。SXSWには以降6年間連続出場し、日本からの参加として最多連続出場。 後のインタビューによると、SXSW2005あたりから「かっこつけるのをやめた」「素を出しはじめた」「結果、かっこいいと面白いのギリギリで面白いあたりに行きはじめた」という音楽ではない部分の方向性が明確になった結果、少しだけブレイク。様々なツアー、フェスから声をかけられるようになり、毎年、年に2回のアメリカツアーに加え、ニューヨーク/ボストン/アトランタ/ハワイ、さらにはカナダや韓国のフェスに出演するなど、無茶苦茶な活動を繰り広げる。 海外でツアーをするようになり、特に初期のころは距離感が掴めず、昼のイベントと夜のライブだから大丈夫だろうと高を括り、ボストンとニューヨークで同じ日にライブをブッキングしてしまったりしていた。それをこなせた経験から、以降、1日3回公演、2泊4日ライブ8本の電撃ツアーなど、おおらかなブッキングをするようになったらしい。結果、ライブ経験に関してはネタの宝庫であり「2万人の観衆で埋まった韓国オリンピックスタジアムでのフェス」「アメリカ人のコスプレイヤー2000人で埋め尽くされたアトランタのアニメフェス」「5000人が訪れたハワイのフェス」「ニューヨークのニッティングファクトリー」「金持ちが所有する山をまるまる使って開催されたハロウィーンパーティ」「やからが集う公園」「美容室の店内」「カレー屋のテラス」など、珍妙な経験談には事欠かない。 当時、アメリカツアーを行なうインディーズのアーティストなどおらず、年に2回のアメリカツアーを一緒にまわるのはほぼ現地のアーティストか日本のメジャーなアーティストとなる。そのため数多くの著名バンドと一緒にライブをしており、日本に戻ってからも交流を続けているバンドも多い。同じステージにあがった日本の著名なバンドとして「FUZZY CONTROL」「氣志團」「the pillows」「Bonnie Pink」などの名前があがり、また「PE'Z」「ELLEGARDEN」「STANCE PUNKS」「つしまみれ」「HY」「ザ50回転ズ」「GO!GO!7188」「SCANDAL」「detroit7」「ザ・キャプテンズ」らとは長くアメリカツアーを一緒にまわっている。なお、後のTVKでのインタビューでは「とはいえ日本ではオレら無名だから、帰国しちゃうと、イベント以外では日本で一緒にライブやることあんまりなくて、仲良くなったバンドとは、もっぱら飲んでばっかり。」と語っている。 上記に何度も言及されている通り国内での知名度は皆無に等しいが、それでも、神奈川、名古屋、大阪では局地的に支持されており、TVKとFMヨコハマ、FM802、ZIP-FMと、戦略なのか必然なのか、なぜか東京以外のメディアに多く出演。珍妙な経験の豊富さと、不思議なつながりの多さ、そして適当なトーク力が功を奏し、TVKやFMヨコハマではレギュラーコーナーを持っており、そこではデビュー直後の「いきものがかり」などとも絡んでいた。また、TVKでは年末の年越し番組にも出演し、大阪では「なんばhatch」などのオオバコでライブをしている。結果、国内でも「ギターウルフ」「サカナクション」らとも同じステージに立っている。 本人たちいわく「運だけは良い」。さまざまな珍妙な縁により、2007年、映画「青空のルーレット」の1シーンに出演。また、2008年に発売した初のフルアルバム「LOVE IS ROLLING」の帯やフライヤーには、メジャーからインディーまで多様なアーティストに加え、脚本家の中園ミホや小説家の林真理子、TVKアナウンサーの小林咲夏などもコメントを寄せている。さらに「ALL MY LOVE FOR YOU」のPVに元プロレスラーのザ・グレート・カブキがトラックの運転手役で友情出演。が、その存在感のためにほぼザ・グレート・カブキのプロモーションビデオと化している。(このPVはyoutubeにて10万再生を超えたタイミングで、なぜか突如削除されてしまった。おそらくバンドではなくプロレスラーの肖像権の問題) 上記のPVをまさかのニコニコ動画で発掘。 「LOVE IS ROLLING(2008年)」https://www.nicovideo.jp/watch/sm5018034 「ALL MY LOVE FOR YOU(2008年)」https://www.nicovideo.jp/watch/sm4912618。 2008年のファーストアルバム発売以降、Wiiの音楽ゲームに収録されたり、abc系列の全米ドラマ「Castle(邦題:キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き)」で楽曲が使われたりするなど、アメリカを中心に順調な活動を続けていたが、翌2009年、アキオのプライベートな事情により活動を休止。自称“世界の恋人”は突如この世界から姿を消した。が、2012年くらいから、まったく何の前触れも無く、たまに突如復活したりしている。Photos by Smashing Mag
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