主な名物リアクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 04:01 UTC 版)
「新婚さんいらっしゃい!」の記事における「主な名物リアクション」の解説
トークバラエティーであるが、文枝→藤井のリアクションも番組の一つの名物であり、コメディの要素も含まれている。 新婚夫婦登場時 新婚夫婦を招き入れる時、首を傾げ、右手を差し出しながら「新婚さん、いらっしゃ〜い」と呼び掛ける。三枝時代の当たりギャグにもなっただけでなく、この台詞とポーズはものまね芸人に真似されている。 新婚夫婦のどちらかが警察官や消防士、自衛隊員などの場合、登場時及び退場時に一礼ではなく敬礼をすることがあり、その際には文枝も敬礼して応えている。 椅子コケ 新婚夫婦とのトークの最中に夫婦の奇妙な発言や行動に対して、文枝→藤井が仰天して椅子から転げ落ちるという番組の名物リアクション。そのまま椅子も転がっていき、山瀬→井上が苦笑いしながら椅子を元の位置に戻すまでがワンセットとなっている。新型コロナウイルスによる影響で番組収録環境が変化した2020年以降は、リモート収録をしていた頃から椅子戻しの役目は番組スタッフが行っていたが、司会を交代した2022年4月以降は井上がマスクを装着した上で椅子を戻す形に変更されている。 ※以下の発言は文枝と当番組の美術スタッフである佐々文章による。文枝とアシスタントが座っている椅子は、番組が放送開始した1971年から使用している。佐々は幾度となく更新を検討しているが、椅子コケが転倒しやすい「欠陥商品」の椅子を必要とする事態を招いたことで更新も事実上不可能になり、長きに亘ってフレームの補修や生地の張り替え等のメンテナンスを定期的に実施している状況が続いていたが、最終的にはリニューアルに合わせて藤井・井上の椅子が更新されることとなった。 わざと椅子コケさせようとする出場者がいる時は、文枝がコケてあげていると言われる。 椅子の入れ替えはしておらず、文枝の椅子は文枝の椅子、アシスタントの椅子はアシスタントの椅子、夫の椅子は夫の椅子、妻の椅子は妻の椅子、と固定されている。したがって、文枝の椅子だけ「約40年間転がり続けるという酷な生涯を送っていることになる」。 転倒のしやすさは、すべて椅子の形状(底のパーツがFRPで軽量かつ硬質、なおかつ底の断面が曲面)に起因するもので、椅子自体には何ら椅子コケのための加工はしていない。 椅子コケが定着したきっかけは、佐々は三枝が転倒したのと同時に椅子が転がったのが発端と認識しており、誰も「狙っていた」訳ではなかった。一方、文枝は「椅子からコケることをツッコミの代わりにした」という。 地方収録時は、すべての椅子も含めてセット一式を持ち出すが、海外収録時は航空運賃の兼ね合いもあり、文枝の椅子だけを日本から空輸し、山瀬と夫婦の椅子はそれと類似する椅子を現地の業者に調達してもらっている。 椅子コケは性質上常に負傷と隣り合わせであり、「簡単にコケているようで、なかなかの高等テクニックが必要」であり、その結果文枝が椅子コケで負傷したことは一度もない。 椅子コケのリアクションはフジテレビ系『平成初恋談義』に文枝がゲスト出演した時にも披露している。 また、資生堂「UNO」のCMでは、文枝と共に出演したオリエンタルラジオの藤森慎吾と麒麟の田村裕も同じ形の椅子を使用して挑戦した。 2021年3月28日は、特別編として、「イスコケ徹底解剖SP」を放送した。 この椅子については当初、文枝が自身の勇退に伴い処遇を後任に一任する意向を見せており(後述)、安定している(椅子コケ不可能の)椅子に更新される可能性があった。 藤井・井上の椅子はリニューアルに合わせて新規製作されたものであり、佐々が度々思案していた椅子の更新もようやく実現した。またスタッフによると「以前よりちょっとコケやすい構造」とのことで、椅子コケ自体は新規製作の椅子によって藤井・井上に受け継がれる事となり、更には藤井・井上が同時に椅子コケをする、番組史上初の「W椅子コケ」まで発生した(両者曰く「(藤井)気付いたらコケていた」「(井上)この椅子は自然とコケる」)。しかし、藤井・井上の椅子が文枝の椅子より「ちょっとコケやすい」ということは、この新規製作の椅子はその前提である安定性がむしろ文枝の椅子から悪化していることを意味する。 椅子コケ以外のリアクション 靴や上着を、夫婦や後ろのセットを目掛けて投げつける。椅子コケとワンセットで行われる「合わせ技」も存在する。 セットの飾りを外して投げつける、あるいは破壊する。 セットの飾りやテーブルに飾られた花などをトークの小道具にする。 新婚夫婦が文枝の手に負えなくなってしまった時に、客席に向かって直立不動で「誰か(司会を)替わって下さい」と言う。 山瀬による真似 文枝同様に椅子コケをする、文枝と共に直立不動で客席に向かって「私も(アシスタントを)替わって下さい」と言う、など。 椅子コケをした文枝のパートナーは山瀬が初のようで、文枝に「アンタがはじめてや」と言わせたこともある。ただし、降板までW椅子コケはしなかった。
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