主な勧告
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IALA の定めた、船舶の航行時に目印となる浮標や航路標識がよく知られている。海上に設置される航路標識については長い間各国が独自に基準を定めてきたが、1980年に東京で開催された IALA浮標特別会議で IALA海上浮標式が採択され、1982年に発効したことにより国際的にほぼ統一された。 側面標識 - 航路の境界を示す 方位標識 - 危険地域からの安全な水域の方向を示す 安全水域標識 - 航路の終わりで水深が大きいことを示す 特殊標識 - 速度制限や水上スキーなどの管理された区域を示す 孤立障害標識 - 航行に危険があることを示す それぞれの標識は、色や形状、場合によっては灯質が決められている。なお、側面標識については A方式(左舷標識が赤)と B方式(右舷標識が赤)があり、アメリカ及びその影響下にある南北アメリカ各国、日本、韓国、フィリピンが B方式を採用している(B地域と呼ばれる)。
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主な勧告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 04:34 UTC 版)
「国際放射線防護委員会」の記事における「主な勧告」の解説
ICRPは原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)の報告書等を科学的根拠として、放射線防護の枠組みに関する勧告を行っている。放射線防護に関する国際原子力機関 (IAEA)、国際労働機関 (ILO)、世界保健機関 (WHO)といった国際機関による基準、並びに各国の法令や指針はICRPの勧告を踏まえて定められている。主委員会が刊行する基本勧告によって放射線防護の基本原則が示され、専門委員会の勧告によって詳細が補完、展開される。 ICRPは前身であるIXRPC時代から新たな科学的知見の反映や適用範囲拡大のために、勧告内容を更新し続けてきた。1958年以降の刊行物には番号が振られるようになった。それ以降、2007年までに刊行された基本勧告は以下の6つである。 ICRP Publication 1(1958年) ICRP Publication 6(1962年) ICRP Publication 9(1965年) ICRP Publication 26(1977年) ICRP Publication 60(1990年) ICRP Publication 103(2007年) ICRPの勧告で示される防護理念は以下のように時代と共に推移した。 1954年 「可能な限り低い水準まで(to the lowest possible level)」 1958年 「実行可能な限り低く(ALAP:as low as practicable)」 1965年 「容易に達成できる限り低く(as low as readily achievable)」 1977年 「合理的に達成できる限り低く(ALARA:as low as reasonably achievable)」 ICRPは勧告をより広く浸透させるために、刊行物を低価格または無償で配布することを目指していた。90周年となる2018年、最新の一部刊行物を除き、ICRPのサイト上における無償公開が実現した。日本語版が公開されている刊行物の一覧は、日本アイソトープ協会のサイトに示されている。 ICRPの勧告における防護基準の変遷作業者一般公衆1928年(IXRPC) 線量に対する限度なし 対象外 1934年(IXRPC) 耐容線量 X線に対して0.2レントゲン/日 対象外 1937年(IXRPC) 耐容線量 0.2レントゲン/日あるいは1レントゲン/週 対象外 1950年最大許容線量 空気中:0.3レントゲン/週 造血臓器:15レム/年 手および前腕:15レントゲン/週 対象外 1954年最大許容線量 造血臓器、生殖腺、水晶体:0.3レム/週 皮膚:0.6レム/週 最大許容線量 作業者の1/10 1958年(Publ.1) 最大許容線量 造血臓器、生殖腺、水晶体:D=5(N-18)レムおよび3レム/13週 皮膚:8レム/13週 手、前腕、足、くるぶし:20レム/13週 その他の臓器:4レム/13週 遺伝線量:5レム/30年 最大許容線量 造血臓器、生殖腺、水晶体:0.5レム/年 1965年(Publ.9) 線量限度 造血臓器、生殖腺:5レム/年、D=5(N-18)レム、3レム/13週 皮膚、骨、甲状腺:30レム/年 手、前腕、足、くるぶし:75レム/年 その他の臓器:15レム/年 線量限度 0.5レム/年 1977年(Publ.26) 実効線量当量限度 50ミリシーベルト/年 (組織)線量当量限度 水晶体:150ミリシーベルト/年 その他:500ミリシーベルト/年 実効線量当量限度 1ミリシーベルト/年 (組織)線量当量限度 水晶体、皮膚:50ミリシーベルト/年 1990年(Publ.60) 実効線量限度 20ミリシーベルト/年(5年間の平均) 50ミリシーベルト/年 等価線量限度 水晶体:150ミリシーベルト/年 皮膚、手、足:500ミリシーベルト/年 妊婦の腹部表面:2ミリシーベルト/妊娠期間 実効線量限度 1ミリシーベルト/年 等価線量限度 水晶体:15ミリシーベルト/年 皮膚:50ミリシーベルト/年 2007年(Publ.103) 実効線量限度 20ミリシーベルト/年(5年間の平均) 50ミリシーベルト/年 等価線量限度 水晶体:150ミリシーベルト/年 皮膚、手、足:500ミリシーベルト/年 妊婦の腹部表面:1ミリシーベルト/妊娠期間 実効線量限度 1ミリシーベルト/年 等価線量限度 水晶体:15ミリシーベルト/年 皮膚:50ミリシーベルト/年
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