一時所得(いちじしょとく)(occasional income)
所得税法における所得分類のうち、一時的に発生した所得を指す。税制上、他の所得分類よりも税額が低いが、ストックオプションが一時所得とされるかどうかについて争いがある。
例えば、クイズ・懸賞などの賞金、競馬・競輪などの払い戻し金、生命保険の一時金のような収入が一時所得にあたる。営利を目的とする継続的な行為から発生したものではなく、しかも労務や役務の対価として支払いを受けたものでなければ一時所得となる。
一時所得には、50万円の特別控除が認められるほか、その2分の1が所得税の課税対象とされるだけなので、給与所得など他の所得よりも税額が低く抑えられている。そのため、ある収入について、給与所得か一時所得かのどちらに分類されるかで、納めるべき税額が変わってくる。
(2002.11.28更新)
一時所得
一時所得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/12 13:39 UTC 版)
一時所得(いちじしょとく)は、所得税における課税所得の区分の一つであって、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得及び譲渡所得以外の所得のうち、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得で労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないものをいう(所得税法第34条一項)[1]。
- ^ 所得税法第34条一項
- ^ [ 法第34条《一時所得》関係|国税庁]
- ^ 子育て応援特別手当 関係資料
- ^ ふるさと納税を支出した者が地方公共団体から謝礼を受けた場合(国税庁)
- ^ [ No.1490 一時所得 Q&A|国税庁]
- ^ よくある質問 | 旅行者向け Go To トラベル事業公式サイト
- ^ DV被害者に対して、「定額給付金」及び「子育て応援特別手当」に代えて給付する「ひまわり応援手当」の所得税の取扱いについて|国税庁
- ^ No.2250 損益通算|所得税|国税庁
- ^ [ No.1490 一時所得|国税庁]
- ^ No.1755 生命保険契約に係る満期保険金等を受け取ったとき|国税庁
- 1 一時所得とは
- 2 一時所得の概要
- 3 一時所得に該当する例
- 4 課税方式
一時所得(34条)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 14:38 UTC 版)
上記の所得以外で営利目的の継続的行為から生じた所得以外で、役務(労務など)・資産譲渡の対価性を持たない所得。一時的かつ偶発的な所得。
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「一時所得」の例文・使い方・用例・文例
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