メタルギアZEKE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:34 UTC 版)
「メタルギア (架空の兵器)」の記事における「メタルギアZEKE」の解説
『メタルギアソリッド ピースウォーカー』に登場。「メタルギア・ジーク」と読む。別名「AI搭載汎用換装二足歩行戦機 MSF仕様」。後述の有人改造型との戦闘後に、模擬戦が可能となるため区別のために「MSF仕様」と呼ばれる。世界で初めてメタルギアの名前を冠した最古のメタルギア。ヒューイによって提案されビッグ・ボスが了承して開発された機体であり、AIの開発にはピースウォーカー計画と同様にストレンジラブも参加している。レールガンとレドームを装備した外観は、後にヒューイの息子であるハルが設計することとなるREXによく似ている。 AIによって制御され、指揮官の命令に従い高度に戦術的な行動が可能であるとされている。また、搭載AIには歩兵との連動を考慮し、AI兵器同様に音声合成システムが搭載されている。本来は海外派遣等での実地運用を想定しており、ゲーム中では完成後にOUTER OPS(紛争地帯への部隊の派遣)に出撃させる事が可能となる。また、後にカズヒラ・ミラーの発案と開発者のヒューイの後押しで、ピースウォーカーから回収した核弾頭も搭載されたが、抑止力としての核弾頭の保有であるため、実際に使用されることは想定していない。 MSFの拠点であるマザーベースではパーツの生産能力に限りがあるため、本体および搭載AIには、敵のAI兵器のパーツやAI記憶板を流用している。ヘッド、パワー、ウォーク、フットの4ユニットからなる基本フレームと、ヘッドユニット上に搭載されるAIから構成される。固定武装はヘッドユニットに2門、ウォークユニットに1門搭載された機関銃とパワーユニットに内蔵された誘導ロケットランチャーがあり、後のメタルギア同様、踏付けや体当たりでの攻撃も可能である(無人機であるためマン・マキシマムの枷がないこともあり、後に登場するメタルギア群と比較しても遜色のない高機動性を持つ)。また、AIポッドもZEKE用に新規に作成されており、形状は今までの円柱状のものから球状に変化、記憶版の搭載枚数も従来の40枚から最大400枚に増加している。さらに、回収したAI兵器群のパーツをオプション化しており、ピューパのジェットパック、クリサリスのレールガンとレドーム、コクーンの増加装甲を搭載可能。この他、ヘッド・フットユニットの接続部はAI兵器の同ユニットとの互換性があり、使用するユニットにより外観と機能が変化する。ヘッドユニットではZEKE専用ヘッド(機関銃)を、ピューパ(電撃)、クリサリス(ヘッドミサイル)、コクーン(主砲)、ピースウォーカー(電磁パルスと毒ビーム)と換装。フットユニットは同じ二足歩行機であるピースウォーカー(Sマイン、1対しかないため四足形態は足自体が足りず不可)との換装が可能である。 コードネームの「ZEKE」の由来は、第二次世界大戦中に連合国側が日本の戦闘機「零戦21型」に対して与えたコードネーム「Zeke」から。 『グラウンド・ゼロズ』では、IAEAの査察に伴い、ヒューイの手により核弾頭と共に海に沈められる。深海100m前後の海域に海上機動用のフロート付で係留されているが、その後のマザーベースの崩壊もあって結局はそのまま放置されることとなり、回収可能な状態かも不明である。ブリーフィングでのパスの会話から、MSFスタッフからは「守護神」のように扱われていることが分かる。
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