マツダRX-8
2003年4月に発売した、4ドア・4シーターの新世代スポーツカー。新開発ロータリーエンジン「RENESIS」を搭載する。RX-7の後継ではなく、まったく新しいジャンルのクルマ、とマツダでは説明する。
ディメンションは全長4435mm、全幅1770mm、全高1340mm、ホイールベース2700mmという数値で、今までのマツダ車のスポーツカーとしてはもっとも大きいサイズ。ボディはRX-7のキャノピー風スタイルではなく、世界初となるBピラーレスの観音開きドア(フリースタイルドア)をもつ、ロングノーズのスタイリッシュキャビンで、「4ドアでスポーツカー」という新提案を具現化した。フロント・ミッドシップ搭載のロータリーエンジンは、RX-7と同じ13B型(654cc×2ローター)を呼称するが、新開発ユニットで、サイド排気ポートに加えてシーケンシャル・ダイナミック・エア・インテーク・システムなど革新技術を採用する。従来型との比較ではフライホイール約20%、ローター約11%軽量化した。2種類のチューニングがあり、8500rpmまで回るハイパワー仕様(184kW/250ps)と7200rpmに回転上限を押さえたスタンダード仕様(154kW/210ps)を使い分ける。サスペンションは前ダブルウイッシュボ
ーン、後マルチリンク。ブレーキは前後共ベンチレーテッドディスク。グレード・価格はハイパワー6速MT仕様のタイプSと、スタンダードパワーのアクティブマチック4EC-ATのタイプEが270万円で同一。そしてノングレードの4EC-AT車と5速MT車が240万円、計4タイプがある。タイプSは225/45R18のタイヤを履き、0→100km/h加速はギヤの違うヨーロッパ仕様で6.4秒といわれる。
マツダ・RX-8
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