ハートフルの人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 23:13 UTC 版)
「あまちゃんの登場人物」の記事における「ハートフルの人々」の解説
荒巻 太一(あらまき たいち) 演 - 古田新太 芸能事務所「オフィス・ハートフル」」(1991年設立)の社長で、アイドルを手がける芸能プロデューサー。1959年生まれの東京都出身。通称「太巻(ふとまき)」。 25歳までダンサーとして田原俊彦のバックなどで踊り、春子の出演した番組「君でもスターだよ!」にも出演していたが番組の終了で解雇され(75話)、1985年に26歳でスカウトマンに転身した。 この時代、馴染みの純喫茶「アイドル」のマスター・甲斐に紹介され、アイドルを目指す春子と出会いデモテープを渡されたことがきっかけで(92話)、彼女に音痴な鈴鹿ひろ美の歌唱影武者を依頼した。2年後には春子の力で鈴鹿が歌手としてもブレイクしたこともありチーフマネージャーに昇格するが、春子自身をデビューへ導くことはできず、1989年に影武者を辞退し「潮騒のメモリー」でデビューを希望する春子と言い争い別れる(96話)。この一連のヒットで鈴鹿をスターにしたことで現在の地位に付いたため、彼女には頭が上がらない。 後に秋元康に憧れてプロデューサーになる。「アメ女」のブレイクで一躍売れっ子となり、ドキュメンタリー番組「プロダクトA」の密着取材を受けるほどになる(107話)。 自社のアイドルたちへの呼びかけは「ガール」で、プロデュースする曲は「振り先」(ふりせん。詞先のように、振付を先に考えて曲を後から作る)で制作して自ら振付をし、社長室にも大型の鏡を置いて常に新しい振りを考えている。アメ横の事務所にはめったに訪れないが、来たときはアメ女の正規メンバーたちに「無頼鮨」の特上寿司を出前でおごるのが常である(75話)。またオフィスに社是として「太いものには巻かれろ」といったフレーズを掲げ、著書のタイトルにもしているが春子によればそれらの内容は自慢話ばかりである(103話)。 2009年、北三陸の地元アイドルであるアキ・ユイらの情報を現地滞在中の水口から仕入れ(51話)、のちには自ら電話で直接2人にオファーする(65話)。この結果アキがオフィス・ハートフルに所属となり、当初はアキに対しても鈴鹿の付き人に斡旋するなど好意的に接するほか、「海女ちゃん」と呼ぶようになる(84話)。しかし春子の娘と知り動揺し(84話)し、圧力をかけて潰そうとする(101話)。営利主義で有馬めぐが抜けたGMTは売れないと決めつけた上に、デビュー曲「地元に帰ろう」を体面上「発売初週で1万枚売れなかったら解散」と宣言したり、春子からGMTのプロデュースに文句を言われて、「あの鬱陶しい東北のステージママ」などと発言する(105話)。さらにメンバーの承諾無くレコーディング音声を奇をてらい細工して、再び春子と言い争い別れる(107話)。アキがGMTを脱退したことにより、逆に本腰を入れて売り出し始める(108話)。一時はGMTを人気グループにするがすぐに伸び悩み、一方でアキの人気が高まりつつあるのに焦り、巻き返しのために映画「潮騒のメモリー」のリメイク制作を決意する(119話)。 プライベートでは一時期事務所公認で鈴鹿と交際し、彼女の希望で一緒に独立してハートフルを立ち上げるが、1年もしないうちに鈴鹿に再独立された。しかしその後も今に至るまで同居を続け(122話)、東日本大震災をきっかけに鈴鹿と正式に結婚する(141話)。 両手を脇の下に挟む独特のポーズをとる癖がある。また、東京都出身であるが関西弁が得意で、人を恫喝する時に使用する(95・107・129話など)。 若い頃は20歳も歳上に見られてしまう「老け顔の青年」という設定がなされており、26歳の荒巻も古田が演じている。 河島 耕作(かわしま こうさく) 演 - マギー 「アメ女」チーフマネージャー。水口の先輩にあたり、アキからは「ちっちゃい方の河島さん」と呼ばれている(145・146話)。荒巻のヴィジョンを形にすることが社員の使命と考え、荒巻の反応が鈍いGMTのイベント企画などを一笑に付する(85話)。水口が事務所を離れた後、交代する形でGMT5専属のマネージャーとなる(105話)。 「潮騒のメモリー」に関する一連の秘密については荒巻から知らされておらず、2010年にアキが同曲をレコーディングする際、春子が手本を示すためにスタジオで歌った際に、関係者たちの会話から初めて事情を知る(131話)。 警備員 演 - 薬師寺順 「ハートフル」東京EDOシアターの警備員。
※この「ハートフルの人々」の解説は、「あまちゃんの登場人物」の解説の一部です。
「ハートフルの人々」を含む「あまちゃんの登場人物」の記事については、「あまちゃんの登場人物」の概要を参照ください。
- ハートフルの人々のページへのリンク