トム・パーカー大佐とは? わかりやすく解説

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トム・パーカー大佐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:56 UTC 版)

エルヴィス・プレスリー」の記事における「トム・パーカー大佐」の解説

プレスリー世界的なスーパースターとなったが、終生アメリカ、カナダ以外でコンサート行っていない。海外での公演ができなかった理由は、移民であるパーカー大佐アメリカ永住権所持しておらず、カナダ例外としてアメリカ国外へいったん出国すると再入国許されない事態恐れた為だったと言われている。ちなみにパーカー大佐出身国残してきた家族が、大佐プレスリー付き添う姿をテレビで見て仰天したという逸話残されている。 これに対してパーカー大佐世界公演希望応えるため、衛星中継という方法で、生のプレスリー世界へ送った来日公演要請に対しては、日本ゴールデンタイム衛星生中継視聴してもらえるよう、1973年1月14日に、ハワイ時間深夜1時からコンサートアロハ・フロム・ハワイ』を開催する形で応えた。これは日本ゴールデン・タイム午後7時)にあわせたのである放送は約2時間続いた。 このコンサートプレスリー愛唱歌でもあった「アイル・リメンバー・ユー」の作者クイ・リー遺族らによって創設された“クイ・リー基金”のためのチャリティー・コンサートとして開催された為収益全てクイ・リー基金寄付された。この公演チケットには値段付いておらず、客が献金したい分だけ払えば購入することが出来た6000席の会場で75000ドル集まったので、1人あたり12ドル50セント支払った計算になる。 アメリカでは公開中だった『エルビス・オン・ツアー』と競合することを回避するために、4月4日放送された。新たにハワイビーチ挿入歌インサートされた、生放送とは別の編集であった。既にこのコンサートライヴアルバム発売されていたにもかかわらず、この放送視聴した世帯数は、人類初の月面着陸映像視聴した世帯数より多かった。 「プレスリー離婚財産分与資金捻出のため」という名目パーカー大佐プレスリー楽曲の権利RCA売り渡した。これは将来的見て大損取引だったが、パーカー大佐自身ギャンブル大損出していたため、手っ取り早く大金を得るためにプレスリー伝えない独断売った離婚必要な資金175ドルエルヴィスならすぐに回収できるであろう金額だった。プレスリーお金なくなっていったのはこの権利手に入る印税受け取れなかったことが関係している。プレスリー関係者からは「悪名高き73年取引」といわれている。 この様理由以外にも、プレスリーパーカー大佐対する不満をメンバーたちに多く漏らしていた。しかし、プレスリー生涯パーカー大佐クビにすることはなかった。ネルソン・ジョージは、「マネージャーのトム・パーカー大佐がプレスリーをどんどん安物クズおとしめていった」と評している。

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トム・パーカー大佐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/02 03:27 UTC 版)

アランナ・ナッシュ」の記事における「トム・パーカー大佐」の解説

プレスリーについての調査は、さらにトム・パーカー大佐についての著作生んだプレスリーの死について取材していた際、ナッシュは、パーカー葬儀アロハシャツベースボールキャップという姿で現れ、他の記者たちが何とも奇妙な姿だと思った様子見ていた。1995年の本で、ナッシュパーカーにもインタビューをしたが、パーカー人生には紆余曲折が多過ぎ、それを解いてゆくためには、パーカー生まれたオランダブレダ資料収集インタビュー赴くなど、6年もの骨の折れる調査が必要となったナッシュの本『The Colonel: The Extraordinary Story of Colonel Tom Parker and Elvis Presley』は、2003年7月15日出版され好評得た。『ビルボード』は「音楽産業についての記事古典 (classic of music industry reporting)」と評した。他にも高い評価が『ワシントン・ポスト』、『The New York Review of Books』、『バラエティ』、『Publishers Weekly』などから寄せられた。イギリスでは、音楽雑誌モジョ』が「尻尾つかませない大佐生涯について、最も鋭く総合的に捉えた描写 (the most incisive and comprehensive look at the life of the elusive Colonel available)」と評し、『オブザーバー』はこの本を、「音楽関係する本としては、おそらく史上最も徹底的に調査されたものだろう (perhaps the most thoroughly researched music book ever written)」、「悲しいことに、ほとんどの話は既に以前から語られていることである。ナッシュはそこに何重に情報詰め込んでゆく (sadly most of the story has been told before. Nash simply adds layer after layer of padding)」と評価したパーカー大佐についての記事によって、ナッシュ雑誌エスクァイア』による「Heavy 100 of Country Music」のひとりに選出され2004年にはカントリーミュージック協会 (CMA) のメディア業績賞 (Media Achievement Award) や、ベルモント・ブック・アワード (Belmont Book Award) を受賞した。このほか、雑誌Stereo Review』、『リーダーズ・ダイジェスト』、Amazon.com書評出た

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