テンペラー星人・極悪のヴィラニアス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 20:20 UTC 版)
「テンペラー星人」の記事における「テンペラー星人・極悪のヴィラニアス」の解説
『ウルトラマン列伝』内のアクションドラマ『ウルトラゼロファイト』第2部「輝きのゼロ」に登場。 「あのお方」と呼ばれる何者かに仕えてウルトラマンゼロの戦闘力・能力を探る宇宙人集団ダークネスファイブの1人。目の色は赤。一人称は「我輩」で、古風な物言いをする。初代同様、ウルトラ兄弟必殺光線やビームウィップを武器とする。タイラントを相棒と称して極暴(ごくぼう)タッグを組み、ゼロに襲いかかる。 「仲間とは強く、役に立つ者」という考えを持つ実力主義者で、ゼロに敗れ去ったヒッポリト星人・地獄のジャタールを「弱い者など仲間とは言わぬ」という理由で役立たずと嘲笑する。また、ゼロの反撃を受けたタイラントにも一時役立たずと言い放ったため、ゼロには「ころころ手のひらを返すような奴」と言われる。だが、ジャンボットの攻撃を次々に凌ぎ、さらにはジャンナインとの合体技「ダブルジャンナックル」すらも単独で防ぐなど、その言い分に恥じないダークネスファイブ屈指の実力の持ち主である。 一時はグローザ星系人・氷結のグロッケンやデスレ星雲人・炎上のデスローグも加わってゼロを袋叩きにするが、駆け付けたゼロの仲間であるウルティメイトフォースゼロに妨害され、タイラントと共にジャンボットとジャンナインの「鋼鉄のジャン兄弟」と対決する。その途中、ゼロダークネスが出現してウルティメイトフォースゼロに襲い掛かると、「我らが出る幕ではない」として他のメンバー共々戦いを傍観する立場に回るが、ゼロダークネスよりベリアルの魂が抜けて覚醒したシャイニングウルトラマンゼロのシャイニングスタードライヴによりベリアルの魂が消滅したため、状況を不利と判断したメフィラス星人・魔導のスライに指示されて他のメンバーと共に撤退する。エピローグでは、時間逆行によりかつての肉体を取り戻したベリアルと再合流する。 声:金子はりい 『ウルトラマン列伝』第100話および第103話と『新ウルトラマン列伝』第48話および第49話では、復活したベリアルと合流して以降の動向が描かれている。第100話ではベリアルや他のダークネスファイブのメンバーと共に番組をジャックし、解説やコメントを行う。ナックル星人とブラックキングのタッグを自分とタイラントの極暴タッグに勝るとも劣らぬ戦いぶりと評価し、グロッケンと共にコミカルなコメントや突っ込みも多数行う。だが、放送時間が残り少なくなってもベリアルが怪獣を100体紹介しきれていないことに焦り、続きは次の機会にした方がいいことをスライからベリアルに進言させるが、それにベリアルが激怒して暴れ出したため、慌てて他のメンバーと共にベリアルを止めに行ったところで放送は終了した。 第103話では100体怪獣の紹介が失敗して不機嫌なベリアルの機嫌を直すべく再び番組ジャックを行い、自分たちダークネスファイブの同族宇宙人たちをベリアルに紹介する。自身はウルトラ6兄弟と戦った初代を紹介し、その多彩な武器を自慢し、自分の相棒であるタイラントも呼んでその解説も行う。その後、結局はウルトラ戦士に敗れることを自嘲したベリアルに一度は別れを告げられるが、他のメンバーと共に死ぬまで仕えると必死に呼びかけたことで、他のメンバー共々ベリアルから晴れて忠誠心を認められ、自分たちの「守るべきもの」を探すべくベリアル軍団の新たな覇道を開始した。 『新ウルトラマン列伝』第48話ではすべての宇宙を支配するというベリアルの野望のためにはさまざまな宇宙を知る必要があるとして、スライから『大怪獣ラッシュ』の宇宙であるプラズマギャラクシーについて教えてもらう。ラッシュハンターズの解説の際には、マグママスター・マグナの同族であるマグマ星人の行動にダメ出しをしたほか、ガッツガンナー・ガルムの同族であるガッツ星人を紹介し、ウルトラセブンを追い詰めたその戦法を高く評価して語るなど、ガルムに関しても一目置いている様子を見せた。 続く第49話ではプラズマギャラクシーのバルタン星人がすでにバレル1人になっていることを知った際、非常に驚いた様子を見せている。その後、ベリアルや他の仲間と共にプラズマギャラクシーへ旅立つ。 当初は声にエフェクトが掛かっていたが、 グロッケンとデスローグと共に『新ウルトラマン列伝』第48話以降からは完全に無くなった。 アーケードゲーム『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』では第4弾から参戦する。異名は「弱き者を蹂躙するダークネスファイブ屈指の実力者」。武器はツインソード。 『ウルトラマンジード』第25話では、ベリアルの記憶における回想シーンにダークネスファイブの他のメンバーやストルム星人 / 伏井出 ケイ(ふくいで ケイ)と共に登場している。
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